■2006-06-06 ほぼ日刊イトイ新聞8周年ばんざーい! 糸井重里が宣言文を書きました。 いつの年からか、創刊記念日には 創刊の父(糸井重里)の言葉が 掲載されるようになりました。 べつに決まりじゃないんですけど、 糸井重里によると 「その時期になると、そういうことを、 書きたくなるものなのだ!」 ということらしいです。 もちろんぼくらにしても、書いてもらったほうが、 自分たちにとっての一年の指針になりますし、 なにかと気持ちのよいものです。 で、8周年のこの日の糸井重里の言葉は けっこう社内的にも激震物件でした。 だって「解体します。建て直します。」ですもん。 「いざとなっても、やめません。」 とも書いてあるんですが、 この最初の宣言に読者のみなさまも驚かれたらしく、 「やめないで!」 っていうメールもいただいたりしました。 (やめませんとも!) そしてあれから1年経った今日の、 「ほぼ日」の変化を見ていただくことで、 「そうか、こういうことだったんだな」と、 感じていただけたらなあ、と思います。 たぶん、これから、もっと変わって行っちゃうよー! どんどん行くぞー! ってことで、 この年表を書きはじめたいと思います。よっしゃ。 あ、ところで6月6日は 乗組員 (奥野武範)の誕生日でもあります。 30歳おめでとう! ■2006-06-06 “東京糸井重里事務所の 出版事業の柱となってくれる人”を 募集しました。結果、二人入社いたしました。 そうか、もう1年経つんだ! と、あらためてびっくりしました。というのも、 いまこれを書いている ぼく(武井義明)の隣の席は、 出版プロデューサーの(木下奈保子)で、 さらにその隣が、同じチームの (甲野千奈)なのです。 二人がならんで座って、 日々ばりばりと出版関係の仕事をしているものだから、 なんだかもうずっといる 乗組員のような気がしてましたけど、 このときの募集で入ってきた二人なんでした。 そうか、もう募集から1年経つんだなあ。 この募集の陣頭指揮をとったひとりが CFO(最高財務責任者)の山田真哉で、 彼は現在はもう勇退しているんだよなあ。 (くわしくはのちほど。) ところで、ほぼ日刊イトイ新聞はどんなふうに 人を採用しているんですかと ときどきメールをいただきますが、 このときの例でもわかるように「不定期採用」です。 必要なときに、必要なだけ、探すのです。 こんなふうに「ほぼ日」紙上で募集することもあれば、 人づてのこともあるし、知り合いを誘うこともあるし、 きっちりと求人誌に募集広告を出すこともあります。 いろいろです。 ■2006-06-09 T-1ワールドカップ、第2回、開催! 好評だった第1回につづいて、 世界中からデザイナーを集めての 第2回が開催されました。 なんと世界13カ国、24組のデザイナーが参加。 「1ヶ月間の開催期間中、 最も多くのTシャツを売ったものがチャンピオン」 というシンプルなルールのもと、 デザインをきそいあいました。 このコンテンツ、世界にはばたけの気持ちをこめて、 独自ドメイン(www.t-1.cc)でやってますが、 運営、ページづくり、取材・広報活動などなどは、 もちろん「ほぼ日」がつくってます。 ちなみに中心となったスタッフは、 (中林華恵)(西本武司) (杉江厚子) (山口靖雄)です。 (そして外のかたのお力もたくさんお借りしました) 3回目もやろうよ、という声も、もちろんありますよん。 ■2006-06-09 ワールドカップで「ほぼ日」に「ヒデ」が登場?! 「ほぼ日」なりのW杯観戦を、ゆるめに、しました。 そもそも1998年「ほぼ日」の創刊時のイベントのひとつが ワールドカップ観戦でした。 その「ほぼ日」がワールドカップを取り上げないというのは どうなんでしょう! どうでもいいですか! そうですか! そんななか、サッカー好きといえばこいつ、の、 弊社が短い手足で立ち上がりました! ワールドカップをたのしく観戦するための術を 「ヒデ」に伝授ねがおう! というわけです。 ナカタ? ‥‥いえ、「ほぼ日」がお呼びした ヒデ・その人とは、 お笑いコンビ「ペナルティ」のヒデさん! いよっ! 元・市立船橋サッカー部! 今をときめくヒデさんですが、「ほぼ日」とは じつは縁が深くて、2000年のシドニー五輪のときに サッカーのライブ解説(音声で)をしてくださってます。 ええと、そもそも、なぜかというと、 西本が前職(吉本興業)で ペナルティのマネジャーだったからです。 それだけ? それだけです。 そのため、ちょっとなれなれしい インタビューになっていますが、 こういうのも「ほぼ日」の味ってことで よろしくおねがいします。 またなにかご一緒させてくださいね、ヒデさん! ■2006-06-09 タカモリ・トモコさんが「男子あみぐるみ部」を結成! そもそもは「カワイイもの好きな人々。 (ただし、おじさんの部)」の山下哲さんが 「あみぐるみを愛するおじさん」こと イラストレーターのきはらようすけさんを取材したのが はじまりでした。 すっかりあみぐるみにはまってしまった山下さんが参加し、 部長にきはらさん、そして顧問にタカモリ先生をたて、 「男子あみぐるみ部」が発足。 部員のぼうたさん、トリバタケさん計5人で 約10ヶ月間の、きらめくおじさんの部活動のようすを レポートしてまいりました。 テディベア・コンベンションへの参加、 ギャラリーでのクリスマス会開催、 そして全員の「卒展」などなど、 おじさんたちのあみぐるみな青春が たっぷりつまったコンテンツになりました。 ■2006-06-10 2006年夏のハラマキのコンセプトは 「ほぼ日エアライン」でした! 2001年冬にスタート、以来「ほぼ日ストア」で、 毎夏・冬に定番的につくってきた「ハラマキ」。 第10弾のこの回では、同じ素材を使っての 「ブランケット」(ひざかけ)が登場しました。 冷房のきいた部屋でつかうのもよし、 お昼寝のはらがけみたいにつかうのもよし、で、 たいへん好評をいただき、現在は定番に! なおこのシーズンの デザインコンセプトは「エアライン」。 「こんなかわいいデザインの航空会社があったらいなあ」 というアイデアをもとにして、つくりました。 また、人気連載マンガ「ブタフィーヌさん」を フィーチャーしたデザインもつくったんですよー。 ■2006-06-19 Tシャツの展覧会「T−1ミュージアム」開催! 「T-1ワールドカップ」を母体に、 全国各地の読者のみなさんからTシャツの 「展示スペース」を募集、一般公開する 「T−1ミュージアム」を開催しました。 「ほぼ日」乗組員たちが日本各地にその様子を見に 出かけ、4日間にわたりレポートする旅コンテンツ 「JAPAN TOUR」もとっても好評でした。 ちなみにこの企画、日本だけでなく、 アメリカ、イギリス、中国でも開催! そのレポートも掲載するという、 インターネットとリアルをつなげた企画になりました。
■2006-07-07 「明日の神話」除幕! ようやくこの日がやってきました! 岡本太郎の残した壁画をメキシコから持ち帰り、 修復、一般公開するという、 おおきな、おおきなプロジェクト。 こころざしなかばで亡くなった 岡本敏子さんの遺志を継ぎ、 やっと、この日を迎えることができたのでした。 汐留の日本テレビで一般公開となったこの日に向けて、 6月には、修復現場から東京に運ぶ様子を中継、 そして公開当日には、 東京糸井重里事務所で中沢新一さんに 「明日の神話」を解説していただき、 それをストリーミング中継。 また、会場の日テレさんからも テキスト中継をしたりしたんですよー。 ■2006-07-09 38点のおしゃれなバッグ、発売。 undose‥‥「ウントエーゼ」と読むこのブランド、 木曽さんという、ふたごの姉妹がひらいた 革製品のちいさな工房から生まれます。 愛犬ブイヨンの散歩中に、表参道のギャラリーで たまたま個展を開いていたのを糸井重里がみつけて、 ひとめぼれ。「ほぼ日」でそのよさを伝えながら、 販売するお手伝いをしよう、ということになりました。 けれどもなにしろ手づくりで、 生産量がかぎられている作品。 38点、用意したアイテムに、 数千件の購入申し込みがあり、 抽選販売とさせていただいたのでした。 もし、求める人すべてに売ることができたら、 売り上げにして4000万円ということになったはず。 これ、机上の空論のようですけれども、 いま(これから)の「ほぼ日」のグッズのつくりかたに とてもおおきな影響をおよぼす事件でもあったのでした。 (その後、ずいぶん経ってから、糸井重里が ダーリンコラムに書いております。) ■2006-07-09 T-1ワールドカップ、第2回、優勝者決定! 7月10日(月)の15時をもちまして 無事に「T-1ワールドカップ」第2回が終了。 優勝者が決定いたしました。 この回の優勝は、佐藤可士和さんでした! ちなみに、全24枚のTシャツにたいし、 6067枚のお申し込みがありました。 乗組員たちの買ったTシャツも、 貴重な一票となっております。 ■2006-07-13 細野晴臣さん、登場。 あの細野さんが、夢日記をつけているというので、 「ほぼ日」で発表してもらうことにしました。 第1回目には細野さんみずからが フォト・コラージュの挿し絵を、 2回目からは細野さんを尊敬する 若きビジュアル・アーティストたちに イラストやアニメーションを書いてもらいつつの 連載がスタートしました。 「ほぼ日」での担当は、ふだんTシャツをつくったり 「ほぼ日ストア」まわりの仕事が多い 細野さんファンの、(播口光)です。 ■2006-07-18 あやや、遅ればせながらの花嫁修業! いまさらここで発表するようなことでも ないような気がしますけど、 「機の上の秘密基地」で なぜこの人(松本絢子)が レシピのソフト「しゃべる! DSお料理ナビ」を 体験取材したのかといいますと、‥‥結婚したからです! 食べるのは大好きなのに、 つくるのはちょっと苦手というこの人に これだけぴったりのソフトがあったでしょうか。 じっさいにできあがったオムライス、試食しましたが、 ほんとにおいしかったです。 DSお料理ナビ、すごいです。 ところで、弊社、既婚者がけっこう多くなりました。 ●既婚(お子あり) ●既婚(二人ぐらし) ●もと既婚 人生いろいろでございます。 ■2006-07-19 30人で、京都に行ってきました。 ここ数年定例行事になった弊社社員旅行。 段取りをきめるのは、 弊社の一人総務部の(元木恵里)と、 糸井重里の敏腕マネージャー(小池花恵)。 やかましい弊社社員をぐっと黙らせる 旅程表を作成するのです。 そして、旅行にいってても、 「ほぼ日」は更新するわけなので われらは、 あらかじめコンテンツをストックしておいて 出かけるんですが、 このときは、それに加えて、 現地から更新しちゃえ! という プチ暴挙にのりだしました。 テキスト中継でございます。 乗組員全員が持っている携帯電話から、 写メを送ればすぐさま更新、というシステムを組み、 画像とテキストをむやみにアップし続けました。 歩いて迷って食べて飲んで泊まって‥‥ということを くりかえし更新しつづけた二泊三日。 酔っ払おうが食いすぎであろうがネタがなかろうが とにかくアップ! アップ! アップ! 妙なハイテンションの社員旅行になりました。 いま読んでも、けっこう、面白くできたと思います。
■2006-08-02 ひとりでビルを建てる男、登場。 都内の(わりと都心の)土地を競売で入手、 そこに、施主であり建築家である岡啓輔さんが ひとりでビル(自邸)を建てる、という 前代未聞のプロジェクト。 それをほぼリアルタイムでおっかけるコンテンツを、 何年かかるかわからない覚悟ではじめたのでした。 1年ちかく経った現在、 やっと基礎が固まりつつあるところ。 長い連載になりそうです! ■2006-08-03 つんく♂さん、初登場! シャ乱Qといえば! モーニング娘。といえば! ‥‥この人、つんく♂さん。 世の中ではたいへん認知度が高いのですが、 「ほぼ日」とはこれまで接点がなく、 この「樹の上の秘密基地」が初登場。 つんく♂さんがプロデューサーのひとりとして 開発にかかわったゲームボーイアドバンスのゲームソフト 『リズム天国』について語っていただいたのでした。 このゲーム、社内でもやってる人が多くて、 ちょっとした流行になったんですよ。 ■2006-08-03 「ほぼ日の怪談」が帰ってきた。 「ほぼ日」にも季節もののコンテンツがあります。 毎年かならずやるとは限らないんですけど、 たとえば桜、たとえば甲子園。 そして夏になると帰ってくるコンテンツが 「ほぼ日の怪談」なのでした。 このコンテンツ、毎夏、ある仕掛けを、 一ヶ所だけ、してあるんです。 お化け屋敷を仕掛けるみたいに、 デザインチームが遊んでおりますので、 いっしょに怖がってくださいね〜。 今年もあるかな? ■2006-08-08 「ほぼ日」、旧暦にぐっと寄る。 お使いのかたはご存知かと思いますが、 「ほぼ日手帳」には2007年度版から 「旧暦」の表示が入っております。 いまの時代に旧暦がなぜ‥‥? それは糸井重里が立川志の輔さんの落語の枕で 旧暦を題材にした話を聴いたこと、そして、 農業まわりの取材のなかで 農家の人々がいまも旧暦とともに 暮らしていることを知って、 旧暦についての興味がぐっと増したから、でした。 西暦とはちがう、風土に根ざした暦として、 「ほぼ日手帳」にとりこまれた日本の旧暦。 それをより理解していただくコンテンツ 「むかしの暦で、いまを楽しむ。」がはじまりました。 ■2006-08-09 デザイナーを募集しました。 出版プロデューサーに続いて、 デザイナーを募集しました。 創刊からしばらく、「ほぼ日」のデザインは、 アッキィ画伯こと秋山具義さんに お手伝いいただいてきたのが、だんだんと社内に デザインの勉強をしたものがふえてきて、 こうして「専任者募集」ができるまでになりました。 この募集で集まったのが、 デザイナーの(鳥井陽介)(田口智規) 、 そしてアシスタントの(山川路子)です。 結果、弊社デザインチームは、 (石川篤史)(南郷瑠碧子) 、 総計8人という大所帯になっております。 ■2006-08-14 我らもついでに、気まぐれカめラ。 だいぶ会社っぽくなってきたので、 夏休みなんかもちゃんととれるようになってきました。 で、8月14〜16日の3日間を 「お盆休み」ということにしたんですが、 でもなんというか、まとまった休みがあると、 なにかしたくなっちゃうのが、私たち。 「それぞれの休みを、中継しない?」 ということになりました。 帰省するもの、旅するもの、仕事するもの、 いろいろな3日間を、携帯カメラでアップしました。 この原稿書くのにあらためて読んだら、 けっこう面白かった。 夏休みって、いいですねー。 ちゃんと休むのってだいじだよね。 ■2006-08-28 Candy Miyukiさんがやってきた! キャンディ・ミユキさんは フロリダのディズニーワールドの EPCOTというテーマパークで、 あめ細工師として活躍している女性。 「ほぼ日」が好きで、 ブイヨンやら、みうらじゅんさんやら、 いろんなアイコンの飴細工をつくって写真にとって postman宛てにメールをくださったことがきっかけで、 ぜひその飴細工を目の前で見たい! と思った私たち。 一時帰国していたCandyさんをお呼びして、 「あめ細工とラテン音楽の夕べ」をひらきました。 生演奏の音楽を聴きながら、 みるみるうちにできる飴細工。 お客さんとして来てくれた子供たちを魅了しました。 飴は、もちろんおいしくいただいちゃいました。
■2006-09-04 ほぼ日ホワイトボードカレンダー2007、 ほぼ日手帳2007発売! ここのところ毎年、 この日が「後半戦のはじまり」みたいな 弊社の区切りの日になっているような気がします。 手帳と、カレンダーの、販売開始の日です。 ‥‥「ほぼ日」の1年って早いなあと思うんです。 だって9月のあたまって、まだ夏だものね。 さてさて、手帳ですが、この年からナイロンカバーに 「フェイクファブリック」が登場。 革カバーは「ガラス加工」「エンボス加工」 「タンニン仕上げ」という3つの表面仕上げを用意、 ぜんぶで17種類のカバーが揃いました。 そして2007年度版の卓上カレンダーには 「ブタフィーヌさん」が登場。 前年よりひとまわり小さく、使いやすく改良した 壁掛けカレンダーは、 題字を大橋歩さんにお願いしました。 手帳やカレンダーのコンテンツは 全社一丸となってやっているんですが、 中心メンバーは (冨田裕乃)です。 またことしも、よろしくおねがいいたしま〜す。 ■2006-09-25 糸井重里、ムーンライダーズに作詞する。 知っていましたか、糸井重里はときどき作詞もするのです。 古くはジュリー(沢田研二さん)の「TOKIO」とか、 伊代ちゃん(松本伊代さん)の 「テレビの国からキラキラ」とか、 郁恵ちゃん(榊原郁恵さん)の 「あなたは『おもしろマガジン』」とか、 前川清さんの「雪列車」とか‥‥古すぎましたか。 書き手の年齢がばれますか。41歳です。 でも「ほぼ日」を呼んでくださっている ある程度の年代のかたならば、 忌野清志郎さんの「パパの歌」や あっこちゃん(矢野顕子さん)の「春咲小紅」や 「ふりむけばカエル」「自転車でおいで」は おわかりになるのではないでしょうか。 エーちゃん(矢沢永吉さん)の「ワンナイト・ショー」も じつはそうなんですよ。びっくりでしょう! 自分とこの社長をほめるのもなんですが いい詞をつくる人なんですってば。 ‥‥そういう話ではなかったです。 糸井重里が久しぶりに朋友ムーンライダーズの デビュー30周年記念シングル、として、 「ゆうがたフレンド」という詞を書きました。 これがものすごくいい曲になったので、 応援するコンテンツをつくりました。 まだ聴いたことがないというかたがおられましたら ぜひ聴いてみていただけたらなあと思います。 ほんとにいい曲なんです。 ■2006-09-26 出版事業本格化! いっぱい本をつくりました。 なんで6冊も いっぺんにつくることになったんだっけなあ。 そうだ、CFOに山田真哉さんが入って、 「出版事業をきちんとやりましょう」 ということになって、 うちには出版や編集の仕事をしたことがある乗組員 (永田泰大)(菅野綾子) がいるんだから、 ここはひとつ、どかんとつくりましょう! ということになったんでした。 あまりの遠い昔のことのように思えるんですけど 1年経ってないんですよねえ。 で、つくりました。 その様子を、「進捗状況にハッパをかける意味でも 全世界に中継しちゃったらどうでしょう」 と言いだしたのが なにかと男らしい決断で知られるでした。 そりゃいい、やろうやろう、となって、 この妙な中継コンテンツがはじまったのでした。 社内でいくつかのチームが同時進行しているので ライバルでもあり、はげましあう関係でもあり、 おたがいの進捗をこのコンテンツで見ながら なにかと必死につくりました。 現在は「ほぼ日グッズなど製作中」として 本だけじゃなく、いろんなものをつくる様子を お伝えしております。
■2006-11-01 ふたりめの出版プロデューサー入社。 たいへん肝っ玉の座った女性です。 ちなみに と 同じ九州出身。 ちょっとした九州閥を形成しております。 そしてこの日‥‥ ■2006-11-01 よしもとばななさんの『ベリーショーツ』出た! よしもとばななさんのコンテンツ「U.M.A」を 『ベリーショーツ』という一冊の本にするため、 たちあがったのは&。 ブックデザインを、 出版界では「あの人にデザインを頼んだら、 担当編集者が痩せてしまう」とも言われる鬼才、 「そぶちゃん」こと 祖父江慎さんにお願いしたものだから もうとんでもなく たいへんなことになってしまいました。 担当のふたりがどんなメに遭ったかは 「ほぼ日ブックス製作中」を読んでもらうとして この本がいかにとんでもないものになったかは 「ベリーショーツ9つのひみつ」と 「ベリーショーツのこぼれ話」をごらんくださいませ。 ほんとにとんでもないんですから。 ■2006-11-01 『ほぼ日刊イトイ新聞の謎。』出た! こちらは&チームです。 この(あなたがいま読んでいる、この)年表をもとに、 「もう原稿あるんだから、ささっと作ろう!」 と考えはじめたのはいいけれど、 こちらもどんどんどんどん自分たちを追い込むことに。 だって「だったら、こうしたいじゃない〜?」なんて 欲が出ちゃうものなんですよ、本づくりって! このふたりがどんなメに遭ったかは 「ほぼ日ブックス製作中」を読んでもらうとして この本がいかにとんでもないものになったかは 「ほぼ日刊イトイ新聞の謎。B版外伝」を ごらんくださいませ。 ■2006-11-01 中沢新一さんの『三位一体モデル』出た! こちらの本の担当は、。 もともと静かな人なんですが、 本をじっくりつくっているときはさらに静かでした。 その製作の様子は、 「ほぼ日ブックス製作中」を読んでもらうとして この本の「すごさ」についてはこちらのコンテンツ 「『三位一体モデル』を読んだ人たちに聞きました」 をごらんくださいませ。 赤瀬川原平さん、池谷裕二さん、永江朗さんなど、 そうそうたる人々が語ってくださっております! ■2006-11-02 大貫妙子さんに『MOTHER3+』のテーマソングを 歌っていただきました! 糸井重里のつくったゲームソフト『MOTHER3』の サントラ盤を、ほぼ日刊イトイ新聞でつくることに。 出版事業のつぎは、CDも出しちゃおう! ということになったのです。 もともとは、テーマ曲はインストゥルメンタル。 そこに糸井重里が詞をつけ、 そして糸井重里がだれよりもこの歌は この人の歌声でなければならない、 と決めていた歌い手、大貫妙子さんにお願いして、 歌をうたってもらいました。 このアルバムは、CDだけでなく、のちにiTunesなどの インターネット配信でも販売をしたんですよ。 プロモーションに大活躍したのは、 と。 この時期は、MOTHERプロモーションチームと、 6冊の本の制作チームと手帳チームが そろって徹夜をくり広げる、なんて時期でした。 ■2006-11-09 冬のハラマキは「銘仙」の柄が登場! 夏と冬の「ほぼ日」の風物詩、ハラマキ。 この冬のデザインは、特別テーマとして、 マリンバ奏者で、エッセイスト、 アンティーク着物コレクターとしても知られる 通崎睦美さんプロデュースのラインナップがくわわりました。 「ほぼ日」でデザインしたもの、そして、 イラストレーターのはらだゆきこさんのデザインしたもの、 あわせてハラマキが16アイテム、ブランケット8アイテム! あたたかくて、かわいくて、 元気になれるアイテムがそろったんですよ。 ■2006-11-10 糸井重里の58回目の誕生日! そうか、社長って58歳か〜。 身内がいうのもへんだけど、若いなー。 この日、こっそりお祝いしようと、 東京カリ〜番長の4人に来ていただき、 お祝いのカレーをつくってもらいました。 6種類くらいの市販のカレールーで食べ比べをする、 という、おいしくて楽しい会に。 弊社臨時照明部による 誕生日らしい電飾とともにお祝いしました。 ちょうど、打ち合わせでいらしていた 大貫妙子さんも参加してくださいました。 さて、ところで、弊社には社長と同じ誕生日の 乗組員がいます。 出版プロデューサーのです。 おめでとう! 妙齢! ■2006-11-14 教授、初登場! これまでいろんな「教授」が登場してきた「ほぼ日」ですが もしかして「教授」と言ったらこのかた、かもしれません。 坂本龍一さん! そもそもは矢野顕子さんがデビュー30周年だということで、 誰に、あっこちゃんについて語ってもらったらいいだろう、 と考えて、雑誌の「スイッチ」さんと共同で、 教授と糸井重里の対談が実現したのでした。 音楽業界的にも、たいへん反響の大きいコンテンツに なったのでした。 坂本さん、またなにかご一緒に おもしろいこと、させてくださいねー! ■2006-11-24 あっこちゃん、おひさしぶりです! 教授との対談を受けて、 こんどは当の矢野さんと、糸井重里が話しました。 こちらは「オレンジページ」の別冊で発売された 『えがおのつくりかた』というムックと、共同取材でした。 ■2006-11-30 『ブタフィーヌさん』出た! はえある第一回「ほぼ日マンガ大賞」受賞作にして 「ほぼ日」のアイドル的存在「ブタフィーヌさん」。 たかしまてつをさんによる平日毎日連載の 第1話から100話までをまとめて、 1冊の本にいたしました。 アートディレクションは、なんと、佐藤卓さん! その製作のようすは「ほぼ日ブックス製作中」を ごらんくださいませー。ブヒ。 ■2006-11-30 金と銀の『言いまつがい』が出た! そしてこの2冊が「6冊いっぺんに11月に出す」という ちょっと無謀な計画の、しんがりをつとめたのでありました。 こちら、連載の担当であり書籍の統括もしたのが 。 しかし「いくらでもおもしろコンテンツをつくることが できる」この謎の男にも、弱点はあり、 それは「わりと締めきり関係にゆるい」こと。 そこでチームのが 同じ祖父江さんの事務所コズフィッシュの ひょろひょろしたメガネ男子・柳谷さんに デザインをお願いしているのだからと、 制作進行を買って出ました。 それが不幸のはじまり‥‥ いや、その不幸っぷりというか活躍のほどは 「ほぼ日ブックス製作中」 を読んでいただくとして、 2冊の『言いまつがい』がどんな本なのかは、 このコンテンツをごらんくださいませ。
■2007-01-10 「ほぼ日手帳2007」SPRING発売! 新春の「ほぼ日グッズ」第一弾は、 「ほぼ日手帳」の4月はじまり版! ユーザーのみなさまの声にこたえて、 2006年度版からスタートしたSPRING版です。 1月はじまり版と同じ機能をもちながら、 4月を年度初めとして生活をスタートするみなさんに とても好評をいただいているんですよ。、 ■2007-01-15 入社。 産休に入る(趙啓子)の後任として、 「ほぼ日ストア」のカスタマーサポートを担当すべく やってまいりました。 弊社女子部、ナチュラルメイクとは名ばかりのスッピンに 洗いざらしの寝癖ヘアだったりする強者が多いのですが (あ、みんながそうとは言いませんよ! 一部、一部) そんななかばっちりのフルメイクに「巻き髪」です。 すばらしいことです。 弊社色に染まりすぎないことを祈るばかりです‥‥。 そして同日、入社。 デザイン部所属、デザイナーアシスタントです。 通称「みっちゃん」なんですが、 弊社にはもう一人「みっちゃん」という通称の 学生バイトのがおります。 その区別のため「女みっちゃん」という 身もフタもない呼ばれ方も一部でしております。 関西出身で、毎日手づくりのお弁当で出社しております。 ■2007-01-17 入社。 こちらもデザイン部所属。 大阪での仕事をやめて妻と二人東京に引っ越し 「ほぼ日」に来てくれました。 入社以来ずっとものすごく忙しくしております。 デザインと、システムをつなぐ知識に長けているので、 とデザインチームの橋渡し役も。 コム デ ギャルソンの白系のシャツが好きみたいです。 ■2007-01-26 『華麗なる一族』with ほぼ日テレビガイド! TBS開局55周年特別企画の『華麗なる一族』、 じつは1回目のオンエアのときにはまだ、 テレビガイドで喋ろう! という企画はありませんでした。 しかし1回目を見て「いけるな」と思った糸井重里が 急きょメンバーを招集、 あいかわらずくだらないことばかりを喋りながら、 世間の盛り上がりとみごとに合致、 かつてないほど好評のテレビガイドとなったのでありました。 たしかにおもしろかったわ、あのドラマ。 なお、まだ、次の 「テレビガイド」物件は決まっておりません。 ■2007-02-01 「アルネ」の大橋歩さんに、糸井重里が聞きました。 大橋歩さんがひらいた回顧展のトークライブのゲストに、 糸井重里を呼んでいただいたときのようすを、 紙上対談として再現しました。 若かりし大橋さんが世に出るときのお話、 そして、将来に至る、仕事のこと。 ほかでは聞けないお話をたっぷりお聞きする 一流のクリエイターの「仕事論」になりました。
■2007-02-01 (佐藤音也)入社。 弊社のやや脆弱な経理部をひとりで支えるべくやってきた 経理番長。弊社一の長身、元バレー部、北国の男。 痩せているふうに見えて コレステロール値がちと高いらしい。 ちなみに、この顔アイコンはアニメーション。 菅野画伯の「ロボットっぽい」という印象で、 口がぱっかんぱっかん開くようになったのです。 ■2007-02-09 超人気ブログとのコラボレーション! 富士丸のとこに行きました。 穴澤賢さんがひらいている、 愛する大型犬との、ひとりと一匹の暮らしを綴った 「富士丸な日々」という超人気ブログがあります。 かねてからそのブログのファンだった糸井重里が、 じぶんのところの「一匹」であるブイヨンをつれて、 穴澤さんの家にでかけました。 ふたりと2匹の、鳴き声のまじる座談会。 (いやほんとに鳴き声入りなんです。) 読者も、あっち行ったりこっちに来たりで わいわいとたのしんでくださったようで、 こういうコラボレーションっていいなあ! と つよくつよく思いました。 またやりたいですねー。 ところで富士丸はほんっっっとーっに、 かわいいです。(もちろんブイヨンも!) ■2007-02-13 『小さいことばを歌う場所』発売。 が、「こういう本をつくりたいのですよ」 と、ボソッとつぶやいてから、ときどき和室にこもっては、 ぼそぼそと編集をしていたのです。この本は。 鶴の機織りみたいだなあと思いつつ、 仲間としても見て見ぬふりというか、 なんか言っても聞かないぞみたいなムードで でもまあきっとなにかすてきなものができるさと 待っておりました。 そのうち仲間がふえ(デザインのプリグラフィクスさん)、 中身ができて、表紙ができて、 いつのまにやら本のかたちになっておりました! この本、初回は受注生産にして、 「ほぼ日」だけのネット販売、ということを決めたので、 たとえば書籍デザインで書店に置くとき欠かせない 「バーコード」のようなものがないのです。 そのバーコードのない自由さのようなものが この本全体のムードと共通しているような気がします。 ぼくも10冊買って、 なにかのときに人にあげる用にしています。 身内が言うのもなんですが、とってもいい本です。 ■2007-02-14 周防監督と話しました。 『Shall we ダンス?』から11年ぶりの映画、 『それでもボクはやってない』を撮った周防正行監督。 公開初日に観た糸井重里が「こりゃ話を聞かなくちゃ!」と 監督にお声掛けして、インタビューが実現しました。 周防監督の似顔絵、「これちょっとひどくない?」と 社内で話題になりましたが、 担当のが押しきっておりました。 たしかに似てるけど。 ■2007-02-15 こちらも映画監督。森達也さんと話しました。 映画監督との対談がつづきます。森達也さんです。 こちらのきっかけは、糸井重里が森さんのラジオ番組に ゲストで出演したこと。話がおもしろくて、 「もっと話したいなあ」と思っていたのが 「ほぼ日」での対談というかたちで実現しました。 50台前半と後半のふたりの男が語る、 ノンジャンルノンテーマの対談でしたが 結果的に「青春論」、のようなもの、になりました。 ■2007-02-15 『ブタフィーヌさん2』限定先行販売! 平日毎日連載のブタフィーヌさん、 100話ごとに1冊をつくろう! ということで はやくも第2巻が発売となりました。 発売にさいしては、「ほぼ日ストア」で限定1000部、 たかしまてつをさんがサインをして、 それを中継しながら売っていこう、という 記念イベントをおこないました。 題して「たかしまてつをさん、 ほんとに1000冊やるんですか?!しかも絵まで?! サイン会中継!」。 たかしまさんが、なんとオールカラーで 1冊1冊イラストつきのサインを入れる横で、 おまけとしてブタフィーヌさんの顔が プリントされた風船を用意、 3コ1組で「ほぼ日」乗組員が手作業で封入。 さらに事前に募集していた読者のみなさんからの 「ブタフィーヌさんのおやつ」をお取り寄せして、 たかしま先生が食べながら、2日間をすごしました。 おかげさまで初日に完売。 みなさまどうもありがとうございました! ■2007-02-17 大貫妙子さんのコンサートの予約窓口を 「ほぼ日」につくりました。 「○○の窓口をつくりました」という企画は、 大村憲司さんのCDの再販のとき、 ジョアン・ジルベルトの来日公演のときなど、 じつは、ときどき、帰ってきます。 2007年は大貫妙子さんのコンサートの チケットを扱いました。 ぜひ大貫さんの生の声を聞いてほしいなあ、 という気持ちで企画、 席のよしあしはお約束できないものの、 「なるべく聞きやすい席をください!」と 主催者にお願いしています。 また、そういう縁があったら企画しますので、 どうぞおたのしみにー! ■2007-02-26 またまた帰ってきた! 田島貴男のオレのニュース。 弊社の田島番(おもりをする人、の意)が 2004年の企画で残念ながら叶えることができなかった 「ハワイ・マウナケアのすばる天文台に行く旅」を ほんとうのものにすべく、たちあがりました。 田島番長を連れて、ハワイに行き、 とんでもない高所にある天文台に登る! と。 はたしてみごと実現を果たしたこの過酷な旅、 過酷であれば過酷なほど、コンテンツは面白くなるという、 不幸なのか幸運なのかわからない状況のなか、 体力を使い果たして身を削ってのコンテンツ。 読者のみなさまにはたいへん好評でした! こんなに好評なんだから、またやったら? と聞くと、 担当はとてもうれしいような困ったような顔をします。
ほぼ日創刊8周年に対する激励や感想などは、 メールの表題に「8周年」と書いて、 postman@1101.comに送ってください。
2007-06-06-TUE