今年感心した愛の反歌

３３歳、独身。 いろいろ考えるところはあります。 つきあって２年を超える彼女に、 今年の７月、こんなことを言ってみました。 「結婚しない？」 少々酒を飲んだ頭ではあったのですが、 その時の返事は、 自分の脳にはっきりレコーディングされました。 ひと息にまくしたてられました。 「理性的にも感性的にもありえない。 ただ、いろんなことを教えてくれたり、 たのしい経験をさせてくれるから、 いつまでもわたしの家庭教師でいて。」 竜巻きにのみ込まれた気分になりました。 人間は言葉を使って、 じつに「ややこしいこと」を伝えられるものですねえ。 今まで、そ奴から「理性」とか「感性」とかという言葉を 一度も聞いたこと無かったんですけど。 人間の底力を感じました。 そして、ちくちくとむなしさも。 ３３歳、独身のみなさん。 ともに歩みましょう。

2002-12-30-MON

ウインドウを閉じる