余震についての経験則(3月12日)

・いつまでも忘れられないような一日が終わり、
 翌日がやってきています。
 ご心配な状況が続いてるみなさんには、
 ご無事と安心をお祈りするばかりです。
 やがて、安心を確保できた人たちが
 お手伝いできることもわかってくると思いますが、
 いまは、まずお祈りさせていただきます。
 
 とても範囲も広い、被災の現地にあって、
 献身的に、さまざまな仕事に取り組んでいる方々には、
 遠くにいるものですが、お礼をもうしあげます。
 ひとつずつ、救助や復旧が進んでいること、
 敬意を持って見守っております。
 
 それぞれにできることが、必ず、
 やがて見えてくると思います。
 その場その場で、落ち着いて動きましょう。
 大事な情報は、そんなにたくさんはありません。
 あらゆることを、知っておかねば伝えておかねばと、
 情報過多になることは、必要な動きを阻害します。
 ひとりずつが、小さなリーダーシップを持って、
 揺れ動く感情のまま動くことはやめましょう。
 
・気象庁のホームページで、余震について読みました。
 「余震発生確率の計算には、2つの経験則を利用します。
 ひとつは、<余震は規模の大きいものほど少ない。>
 という法則、もうひとつは
 <余震は時間とともに減っていく。>
 という法則です」
 むろん地震についても素人のぼくですが、
 「そういえば、そうだな」と思いました。
 
・考える順番として大事なのは、
 心配するあまりに、確保されている部分までも、
 疑いだしてしまうことだと思うのです。
 それを、パニックというのだと思います。
 最悪の事態を想像するのはいいですが、
 「手がかり」をむだにしたくないものです。
 ひとつずつの現場の問題に取り組んでいる人びとの、
 勇気と尽力に感謝します。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
用意してあった企画を、いつものように更新しています。

「今日のダーリン」より