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日本人とユダヤ人 |
イザヤ・ベンダサン |
角川文庫 ¥483(税込) |
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日本人が書いたんじゃないかと言われている、
謎の本です。むかしのベストセラーね。
比較人類論とか比較文化論とかっていうのが、
多分、世界で一番好きな国民が
日本人なんでしょうけど、
日本人って不思議な国民だと思うのね。
アメリカ人と違うって言われると
すごくほっとするの。
韓国人と違うって言われてもほっとするし、
中国人と違うと言われてもほっとする。
それが、劣っていると言われてもほっとするのよ。
日本人は日本人でしかないと言われるのが
とても大好きな国民で。
そういうところから出発しながら、
読み込んでいくと、結論が、
日本人とユダヤ人は同じ人間であるというところに
辿り着いていってしまう本。
それがベストセラーになったっていうのは、
ボクはとても面白いと思うのね。
「素晴らしき世界旅行」であるとか、
「兼高かおるの世界の旅」だとかを見て、
風俗、風習、文化のようなものが違っていて、
言葉も違っているけれど、
地球には同じ人間が住んでいるんだなあと
いうふうに漠然と思っていたのが、
あ、何だ、文化、習慣以上にもっと
一人一人は違うんだとかっていうのがわかった本。
ま、だから、ボクみたいなオカマがいても
いいんじゃない? みたいな感じかもしれない。 |
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