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京都のお月見は、ほんまにいいんですよ。
山があって、しずかで。 |
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京都はお寺や神社がたくさんあるうえ、
高い建物があまりないから、
夜が更けると、
「ここはいったい何時代なのか」
わからなくなりますね。 |
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そうでしょう? お月さんを見る催しも
たくさんあるんですよ。
なかでも、いちばんのおすすめは、
大覚寺(だいかくじ)で行なわれる
「観月の夕べ」です。
大沢の池に、竜のかたちをした船が出るんですが、
船の上で、おうす(薄く淹れた抹茶)を
いただきながら、月を見るんです。
すごくいいですよ〜。
9月11日(木)〜13日(土)
観月の夕べ 大覚寺、大沢の池
17:00〜21:00
船上茶席券 1,000円
池畔茶席券 500円(600席まで)
当日販売・雨天決行
アクセス:市バスまたは京都バスで、大覚寺下車 |
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あの池は、あんまり大きくないと思いますが、
船が出るんですか? |
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ええ。船で池をくるっと一周するんですよ。
池畔にも毛氈が敷かれますので、
船に乗らなくても
お茶席で月を眺めることもできます。 |
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池畔の席は、600席ですか。
船もそんなにたくさんの人数は乗れそうにないし、
当日は、はやめに行って
券を買わないといけませんね。 |
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そうですね、
最近は観光でみえる方も多いのですが、
こういう催しは、
もともとは地元の人が楽しむものだったのでしょう。
そのときの習慣が残って、
当日のみの受けつけなんだと思います。
3日間の催しですが、
近くにおでん屋さんの出店なんかもあって、
たのしいですよ。
9月なかばとはいえ、夜はひんやりしますから、
おでん屋さんも大人気! |
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11日は中秋の名月の日ですから、
このほかにもたくさん催しがありそうですね。 |
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はい、サカベがいいな、と思うものだけでも、
3つあります。
とくに、下鴨神社で行われる名月管弦祭は、
お月見団子のお供えがあったり、
薪をたいたなかで、
古式ゆかしき平安期の衣装をまとった舞が
奉納されます。これは、おすすめですよ。
9月11日(木)
名月管弦祭 下鴨神社
お茶席券 1,000円
アクセス:市バスで下鴨神社前下車
橋殿で舞楽、管弦、平安貴族舞、
琴の奉納が行なわれます。
9月11日(木)
賀茂観月祭 上賀茂神社
17:30〜19:00
アクセス:市バスで上賀茂神社下車
神事の後特設舞台で、舞楽などの奉納が行なわれます。
9月11日(木)
(雨天の場合は12日になります)
京都府立植物園
18:00〜20:30
入園料 200円
アクセス:地下鉄で北山駅下車 |
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植物園がお月見のために
夜間も開けるんですね。
粋なことをする植物園ですねぇ。 |
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植物園は、鴨川の上のほうにありますから、
空気感がいいかしら、と思うんです。
日のとっぷり暮れた植物園でお月見、
なかなかオツだと思いますよ。
11日以外でも、こんな催しがあります。
9月20日(土)
遊空間 『Roji』
18:00〜
2,000円(席に限りがあります)
アクセス:地下鉄で京都市役所前下車
これは、友禅の呉服屋さんが主催。
町家の床(ゆか)で、
おいしいシャンパンをいただきながら、
名月をあじわう、というものです。
薩摩琵琶の演奏会もあって、ステキなんですよ。
でも、席がかなり限られていますので、
お申し込みになりたい方は、ぜひサカベまで
ご連絡をおねがいいたします。 |
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床で、琵琶の音色に名月‥‥。
京都の月、眺めたくなってきましたよ。 |
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じゃ、最後に、わたくしサカベの
とっておき月見スポットをご紹介しましょう。
それは、知恩院のとなりの
青蓮院(しょうれんいん)門跡寺院です。
ここには、古〜い大きなクスノキが
生えているんですけれどもね、
そこから見る月と言ったら!!
そらもう〜。 |
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そんなに! |
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もうね、日本画の世界ですよ。
ほんっっっと、うつくしい。
以前に、このあたりに、
夜にお遣いに行ったことがあって、
「なんや、大きい木がこわいな〜」と思って
歩いていたんです。
そしたらね、大木越しの夜空に
あかるくてきれいで大きなお月さまがいて、
むちゃくちゃ感動したことがあるんです。
以来、十五夜あたりは、
ここに足を運ぶようにしてるんですよ。 |
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クスノキ‥‥青蓮院のクスノキは、
京都の天然記念物なんですね。
樹齢800年。 |
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近くに寄るとね、
木が古い時代のことをお話してくれるような
そんな気分になりますよ。 |
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たまりませんね〜。 |
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でも雨が降ったらあきませんよ。
晴れの日でないと、日本画にならへん。
9月11日と20日は、
まだ「旅館 銀閣」の部屋に空きがありますから、
お申し込みの方は、ご連絡をくださいね。
13日、14日は「ホテル ニュー銀閣イン」のほうに、
若干の空き室があります。 |
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日にちが迫っていますね。
みなさま、おはやめにどうぞ。
十五夜は、晴れますように。
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