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寒さで活気づく京都を、
きものを着て歩いてみるのは、
どうでしょ? |
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あの、たいへん月並みな
返し方なんですけれども、
和服はもっていませんし、
自分で着ることも‥‥
あ、まさか‥‥。あ、そうですよね! |
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そう、あるんですよ。
きものを貸してくれるところが。
それも、本場の、西陣(にしじん)で!
おすすめするのは、
ふだん着の「小紋(こもん)」です。
3月21日までなら、
2,100円で貸してくれるんですよ!
(通常は3,150円です)
もちろん、「着付け」も含まれています。
ただし、襦袢・すそよけ・足袋の肌着類を
お持ちでない場合は、
プラス800円となります。 |
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ふつうは何も持っていませんから
身ひとつで行って2,900円で
きもの姿になれる、ということですね。 |
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はい。きものは
いろんな種類がありますから、
自分の好きな柄をじっくり選んでくださいね。 |
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ぞうりも帯もついているんですか? |
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もちろん。ほんまに「身ひとつ」で大丈夫。
ただし、前日までの予約が必要なんです。
「銀閣」でもご案内しますが、
ご興味おありのかたは、こちらも
ごらんになってみてくださいね
(ページには正規料金が表示されていますが、
2004年3月21日までは割引となります)。 |
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その西陣のきものを着たまま
京都の町を見物していいのですか? |
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そうですよ。きものを着て、
ほんまもんの京都をゆーっくりあじわう。
あんね、きものって、意外とぬくいんですよ。
何枚も重ねて着ますし、
キチッと着てピッと締めるから、あたたかい。
でも町着なので、
ゆるめるところはちゃんとゆるめていて、
動きやすいですよ。 |
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いいですね! きものを着ると、
京の町にとけ込んだ気になれそうです。
さあて、どこに行きましょうか? |
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まずは二条城に行ってみませんか。
ちょうどいま、築城400年記念で、
本丸御殿の重要文化財の襖絵が
特別に公開されているんです(3月14日まで)。
これ、すばらしいんですよ。 |
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お寺の多い京都のなかで
二条城は「これぞ城!」という風情があります。
きものを着て訪れるには、ピッタリですよね。 |
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そうそう。二条城を出たら、いよいよ、
「ほんまもん」の京都をあじわいに
行きましょう! |
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「ほんまもん」の京都とは! |
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それはですね、
骨董です。 |
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うわっ! それは「ほんま」すぎます。 |
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はははは。 |
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「京都の骨董屋さんは入りづらい」
という話をよく聞くんですよ。 |
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骨董屋さんいうても、なかには
カジュアルに楽しめるお店もあります。 |
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でも、店の奥でキラリーンと
眼鏡を輝かせているおじさんがいると、
戸口で足がすくんでしまいますよ。
一見(いちげん)が入っていいものかどうか、
だいいち、よく見ないと
店に人がいるかどうかもわからないです。
「ここは留守か?!」と思ってしまう。 |
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いや、奥には、いはるんですよ、人が必ず。
そんな不安におこたえするのが、
ジャカジャーン、
サカベ特製骨董屋さんめぐりマップ。
この地図に載っているお店は、
誰が入っても、大丈夫なところです。
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