初めてMOTHERシリーズをやったのは10年前の大学の夏休み前。
カラフルなパッケージが多い中真っ赤な箱が
妙に目に付いて手に取ったのが運の尽き(?)でした。
セリフをはじめ細かいところまで
糸井さんのゲームに対する愛が行き届いて作り込まれ、
可愛らしい絵のキャラクターが生き生きとしている世界に
どんどん引き込まれてしまい、数日でクリアしてしまった。
以来10年間MOTHER3の登場を切に願いながら
MOTHERとMOTHER2を何度も繰り返しプレイしてきたのです。
だから発売が決まった時の嬉しさたるや、
そりゃもうすごかったです。
もちろん発売日に手に入れ、
今はもうすでに3周目に突入しているところ。
飽きずによくやるなあと我ながら関心してしまいます(笑)
前2作とは切り口と方法は違うけど母、家族の絆を深く表現した
まぎれもなくMOTHERでした。
ちゃんと細かいとこで(細かすぎるくらい)笑わせてくれて
糸井節も健在で安心。
ただ単にストーリーを追うだけでもちゃんと楽しめるけど
シンプルなグラフィックと
たった数行のセリフしかプレイヤーに与えられないから、
その裏に潜むキャラクターの背景や
感情を想像しなければ分からない部分も多い。
1と2とは違い楽しさよりも悲しさや怒りの方が多いんだけど…。
その点でMOTHER3と手塚治虫のマンガがダブって見えました。
一行のセリフの中の情報の多さと一コマの絵の中の情報の多さ。
プレイするたびに同じセリフの中から受け取ることが変り、
深みを増していきます。
だからMOTHER3はそれぞれのキャラクターが生きていて
子供にも大人にも受け入れられるんですね。
この先手塚マンガのように
いつまでも色褪せないゲームになっていくんだろうな、と思います。
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