ポケットに『MOTHER』。 〜『MOTHER1+2』プレイ日記〜 |
夜通しの長い仕事を終えて、 帰るなりぐーぐー眠って昼過ぎに起きた。 パソコンを立ち上げると、 この「ポケットに『MOTHER』」のコーナーあてに たくさんのメールが届いていた。 日々書いていて、 そのような反響があることほどうれしいことはない。 「やあ、今日はたくさんメールが来たなあ」 と喜びながらそれらを読んだところ、 届いたメールのほとんどは 「なぜおまえはスリープ機能を使わないのか」 というものであった。 「やあ、夏休みとあって、 たくさんの方が読んでくださったのかしら」 と喜びながらそれらを読んだところ、 届いたメールの多くは 「あんたはスリープ機能を知らないのか」 というものであった。 面目次第もございません。 恐縮するまえにスリープ機能の説明をしておこう。 要するにそれはプレイしているゲームを 一時的に中断したいときなどに重宝する機能で、 電源を切ることなく、 液晶画面の表示と音声をオフにすることができる。 電源を切るわけではないので データのセーブやリセットとは無関係である。 つまり、ゲームはそのままにしておいて、 液晶画面だけをオフにすることによって、 電池の消費を極力抑えることができるという それはそれは便利な機能なのである。 やりかたはいたって簡単で、 LボタンとRボタンを同時に押しながら セレクトボタンを押すという、ただそれだけ。 これだけで、ゲームの進行はそのままに、 液晶画面と音声だけがオフとなる。 いわば一時的にゲームを眠らせることができるのである。 この機能は屋外などでゲームをプレイしていて やむをえずプレイを中断しなければならないときなどに 著しくその威力を発揮する。 『MOTHER2』でいえば、 たとえば先の見えないダンジョンを進むときなどは 最適であるといっていいだろう。 もっと具体的にいえば、 都営三田線の電車に乗りながら、 砂漠のなかにあるダンジョンを進んでいて、 中途半端な場所で電車が駅に着いてしまったときなどは 絶対にこのスリープ機能を使うべきだといえる。 よもやとは思うが、電源消費を抑えるために、 フロントライトのスイッチを切って ボリュームをゼロにするなんていうのは はっきりいってナンセンスである。 面目次第もございません。 多くの方が「なぜスリープ機能を使わないのか?」と 指摘してくださいましたが、理由はただひとつです。 すっかり忘れてました。 ずいぶんまえに取扱説明書を読んで 「へえ」とは思っていたのですが、 すっかり忘れてました。 届いたメールの内容を先に挙げましたが、 それは便宜上僕がデフォルメしたもので じつは「なぜスリープ機能を使わないのか」などという 高圧的な文面はほとんどありませんでした。 ほとんどの方が、 「ひょっとしてご存じないのではないかと思い 念のためにお教えしますが」とか、 「永田さんのことだから何かしらの こだわりがあるのだと思いますが」とか、 「携帯機に移植されたものの、 本来のゲームの姿としてプレイされているのだと 思いますが」とか、 じつに気を遣いながら、スリープ機能のことを 伝えてくださっていました。 面目次第もございません。 すっかり忘れていました。 と、いうわけで、あれだ。 みんなもぜひスリープ機能を使おう! 電車のなかなどで、先の見えない長いダンジョンなどで、 やむをえずプレイを中断しなければならなくなった場合、 ぜひスリープ機能を使おう! やりかたはカンタン! Lボタン+Rボタン+セレクトボタン! 電源を切るわけではないから 電池の消費はゼロにはならないけど、 かなりの時間、ゲームをその状態で保持できるぞ! プレイを再開するときは、もう一度、 Lボタン+Rボタン+セレクトボタンでOK! このたびは気を遣わせてしまって たいへん申しわけございません。 いつもメールをありがとうございます。 「金が惜しいのはわかるがホテルには泊まってください」 といったメールもけっこういただきました。 キノコ貯金にこだわる貧乏性の僕ですが 使うときは使うのでご安心ください。 いつもメールをありがとうございます。 |
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2003-08-10-SUN
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