お金をちゃんと考えることから
逃げまわっていたぼくらへ。

第16回 お金は、貧乏人には大きく見えます。


『お金をちゃんと考えることから
 逃げまわっていたぼくらへ』
の、南伸坊さんデザインの装丁が、できました!!



いえーい。良かでしょう?
「お金は魔性の女なのか?」
とゆう帯が、眩しいぜよ。
2月26日(月)発売になります。

その日に発送をしたいので、
住所やお名前データの準備上、2月19日を、
第1次の申し込み受付の締め切りにいたします。

それまでに予約の申しこみをしてくださったかたには、
発売後なるべく早くにお届けをする予定です。

それ以降、第2次発送をするかどうかは、
まだ検討中です。第1次で終わるかもしれないし、
第2次の場合、書籍の到着が遅くなってしまうので、
なるべく、19日(月)までに申しこみをしてくださいね!

さあ、今日も、つづきの立ち読みに移りましょう。

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【お金は、貧乏人には大きく見えます】

お金を増やすにはどうするかと言うと、
使わなければしぜんに貯まりますよ。
この原則は変わりようがないでしょう。

二宮尊徳という人は、まわりの人が
あんまりむちゃくちゃにお金を使うから、
そのアンチ・テーゼとして、
成り立っているのでしょうが。
「十万石だって、一粒ずつのおコメが
 集まって十万石になるんだから、
 一粒でもむだにしてはいけない」
と戒めています。

でも大抵の日本人は道端に
十円が落ちていても、拾いませんものね。
小さなお金でもバカにしないところから
蓄財ははじまると思うんです。
現に今でも、私は一円でも拾います。

それは、一円足りなくても
電車に乗れないと思うからです。

でもそれはお金を大切にするということで、
そうやったからお金儲けが
上手になるというわけではありません。
糸井 ただ、一つ一つのお金は、どんな場面でも
同じ価値を持つとおっしゃっているんですよね。
塵も積もれば山ですよ。

お金は、交換価値としては同じなんだけど、
心理的価値は、人によってかなり違います。
例えば大金持ちの人の一万円と
貧乏の人の一万円とは、
大きさが違いますよね。

貧乏人の一万円は、
電車の窓から見える広告ぐらい大きい。
そして大金持ちの一万円は
心理的には切手ぐらいの大きさでしょう。

だから、お金がたくさんあれば
いいと言うことでもないんだと思います。

心理的な大きさから言えば、
貧乏人の一万円は、
金持ちの百万円に相当するわけですから、
貧乏人のほうが少ないお金で
幸せな気分になれます。
糸井 以前、赤瀬川原平さんが、
いろいろな人にサイズを知らせずに
「フリーハンドで
 一万円札の絵を描いてください」
ということをやっていまして……。
そういうことを調べようと思うところは、
やっぱり芸術家って
すごいひらめきがあるよなあと思いましたけど。
だって、誰もお札のサイズを
はかったことないじゃないですか。

その実験結果が、まさにいま
邱さんがおっしゃったのとおんなじで、
見事にそうだったみたいですけど、
お金のない人ほど大きく描くんだって! 
それこそ上野にいるホームレスの人とかは、
一万円札を、信じられないくらいに
大きく描いたみたいです。

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次回の立ち読みに、つづきます。

とりあえずの第1次予約締め切りを、
2月19日と想定していますので、
もしほぼ日で予約したいかたは、
↓こちらをお読みになって、申しこみくださいね。
 たくさんのご注文、ありがとうございます。

PHP研究所のご厚意とご協力をいただき、
国内送料無料で、「ほぼ日」で予約販売です。
店頭とおなじ価格で、あなたに直接に配達されるのよっ。
2月の末くらいに、お届けできる予定です。
(外国にお住まいのかたには、
 本体価格に加えて、日本からの送料を
 ご負担いただくことになります)

値段は、書店で買うと1300円+消費税の1365円なので、
「ほぼ日」での国内送料無料のご購入の際には、
「1冊税込み1400円の郵便振込み」とお考えくださいね。
(外国のかたには、地域別に、後日
 詳細を記したメールでお知らせをいたします)


≪メールでのご注文≫

『お金をちゃんと考えることから
     逃げまわっていたぼくらへ』
(邱永漢+糸井重里著・PHP研究所)


の「ほぼ日」での注文を、 ただいまメールで受け付けております!

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こちらまで、メールでお送りくださいね!!!

(※国内への送料は、何冊でも無料です。
  代金は、おそらく郵便振込みになりそうです。
  どちらにせよ、支払い方法は申し込み後に
  「ほぼ日」のほうから連絡がいきますよ〜)

(※外国にお住まいのかたは、本体の料金に
  送料もかかることを、どうかお忘れなく!
  外国の場合は「ほぼ日」編集部から直接お届け。
  地域によって、送料などに違いがありますので、
  後日、注文いただいたのち、個別に
  「ほぼ日」からメール連絡いたしますね。
  こちらは手動のため、本の発売後に、
  多少日にちがかかって現品が到着する、
  ということになりそうです。お許しくださいっ)

2001-02-15-THU

TANUKI
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