小学生の頃、通知表の成績が下がっていて、 オヤジに怒られると思っていた。 |
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なんですか、その話。 |
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じゃがオヤジはなぜか頭をなでてくれた。 |
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どっかで聞いたことがありますね。 |
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なぜなら講評の欄に 「野田くんは正直の上にバカがつく」と書かれておったからじゃ。 |
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それ野田総理が党首討論で言った 子供の頃のエピソードじゃないですか。 |
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ワシにもまったく同じ経験がある。 |
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また嘘がはじまった。 |
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君は正直の上にバカがつく。その上に天然がつく。 |
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天然バカ正直? |
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その上に桃色、元祖、8時だヨ!がつく。 |
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8時だヨ!元祖桃色天然バカ正直‥‥ |
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その下に物語、ビヨンドがつく |
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8時だヨ!元祖桃色天然バカ正直物語ビヨンド。 なんなんですか、これ。 |
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‥‥知らん。 |
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オチは考えてからしゃべってくださいね。 それでは今週の味写道。 まずはH・N たかこたろうさまからの作品です。 |
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わっ!妖怪サミット! |
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投稿者さまからのお便りによると、 祖母さまの飲み会のお写真らしいです。 |
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さすが年の功じゃ。 これだけパーティーグッズを身につけておきながら、 全然浮ついた気配がない。 |
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完全に着こなしてますね。 なんなんでしょう、このしっくり感は。 |
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もしかするとこれが本来の姿かもしれん。 | |
いつもは人間のふりをしてますが、 仲間たちの前では元の姿に。 |
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「最近どうなの?スケベ代表は?」 |
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「さっぱりよ。 近頃の若い衆はスケベに無関心で。 そういうモグラさんは?」 |
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「お先真っ暗よ、モグラだけに。 それよりアンタ、最近よくテレビ出てるわね」 |
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そういえば向かって右のご夫人、 なんとかく高畑淳子さんに似てますね。 |
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「そうなのよ、なぜかバラエティに呼ばれてる。 あたしが映ると数字跳ねるみたいね」 |
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実はほかの妖怪さんも来ています。 | |
「うん、私も見た。アンタひな壇定着してるわね」 |
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「いまや視聴者のメインは中高年じゃからな。 アンタみたいな熟女がちょうどいいのかもしれん。 ピーーー!」 |
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いまのアフレコは誰じゃ。 |
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右側の鼻メガネのおばさんです。 なんだか評論家っぽかったので。 最後のピーーー!はオモチャの音です。 |
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こうして夜な夜な集まっては、 世間話に花を咲かせておるんじゃな。 |
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それではしっとりした妖怪オフ会に続いて、 同じくH・N たかこたろうさまからこの作品です。 |
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後ろの防波堤に「歯舞群島眺望」と書かれておるが。 |
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歯舞が見えるということは、 根室半島の納沙布岬だと思われます。 |
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なんだか向かって左側がやけに物々しいの。 |
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北方領土ですからね。 警備にあたっている自衛隊の方々でしょうか。 |
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その割りには眺望を楽しんでるようにしかみえん。 |
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群がり方が若干、修学旅行生っぽいですね。 |
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そして右のご夫人、 おそらく観光だろうが地元民にも見えるな。 |
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全身小豆色のコーディネートがそう見せるのでしょうか。 |
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真ん中がら空きの構図も斬新じゃ。 |
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警備の最中ですから。 遠慮がちにカメラを構えながらも、 いろんな要素を写したい。 それがこの不思議な味わいを生んだのでしょう。 |
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緊迫感と長閑さが絶妙にブレンドした作品じゃ。 |
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それでは次、H・N ばるばさんの作品です。 |
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なんと優雅な消防士さんじゃ! |
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お便りによりますと 町会の防災訓練で撮られた一枚だそうです。 投稿者さまからもいまにもワルツを踊りそうと コメントいただいております。 |
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緊急のときこそこうした優雅さが必要なのじゃ。 |
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そういうものですか。 |
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これはおそらく消火栓を探しているんじゃろうな。 |
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ワルツのポーズで? |
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そして踊るようなステップでホースをつなぎ、 声高らかに連絡を取り合い、 あふれる想いを胸に放水を開始するのじゃ。 |
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きらめく放水は秋空に美しい放物線を描くでしょうね。 |
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そう、彼にとって消火活動は一種の芸術行為。 美しい消火のためなら多少被害が拡大してもかまわん。 |
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なに言ってんですか。 |
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目的は消火ではない。 いかに己の美意識を表現し観客を楽しませるか、 それが真の消防じゃないのか? |
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じゃないですよ。バカ! |
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この季節、 諸君らも火の元にはくれぐれもご用心くだされ。 味写道では随時諸君からの味写作品を募集しておるぞい。 郵送、メール、ツイッター送りやすい方法でよろしくじゃ。 |
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それではみなさまの日曜に幸アレ!(茶柱) |
2012-11-25-SUN |