アッキィさんからのメッセージです。

ほぼにちわ。
たくさんの人に来てもらってて
すごくうれしいです。
会場では500円、1500円、3000円の
セットを販売しているんですけど、
これがホワイトデーのおかえしとして
女性に喜ばれているようです。
これは意外でした。
プレゼントとして使うと喜ばれると思います。
ホワイトデーのお返しを迷っている方には
おすすめです。
でも、ホワイトデーは終わっちゃったよね。
他にも入学祝い、卒業祝い、就職祝い、
4月4日の「おかまの日」にもお勧めです。
今度の3連休は天気も良さそうなので
ぜひ、遊びに来てください。
ギャラリーの方に
「ほぼ日で見た」と言ってくだされば
ステッカーを差し上げます。
もし、会場でぼくを見かけたら
「ほぼ日のおさるがうんちをしている絵」を
もれなく書きますので
遠慮して遠巻きにしていたりしないで、
声をかけてくださいね。

アッキィ


最初にこの企画を知った時は
自殺行為かと思った

本日は対談第2回をお送りします。
場所は青山のうどん屋さんです。
この対談、テープ起こしが非常に困難なのですが
それは常にお店で流れ続ける演歌のせいであったりします。

松蔭 便所のカスタマイズというのは
盲点だったなぁと。
ここで今回は排泄というテーマを扱ったりしてるけど
なんか端からみると
無節操なデザインのようにみえるけど
コンセプトの部分では、骨太と言っていいくらいに、
哲学的なことを考えているような気がするんだよね。
そこまでいうと持ち上げすぎかなっ!
秋山 ちょっと持ち上げ過ぎじゃないですか?
松蔭 でも、ちょっと軽い感じがいいんだよ。
ほぼ日 軽いですよね。
でも、骨太ですし。
松蔭 うん。そこが好きだし。
ほぼ日 あの、出来上がり具合ってみなさん、
どう感じました?
ぼくは準備段階から見てから
でき上がったものを見たりしたんで
「おおっ!」って思ったりしたんですけど。
秋山 100円ショップの時は
ホントに店にしちゃったからね。
場所も良かったし、売り子なんかもおいたし
にぎやかだったけど
今回の会場はイラストレーションのギャラリーだから
その時と比べると
ちょっとおとなしくなったなってことは
正直あるんです。
でも、出来栄えには満足してますよ。
八谷 どれくらい準備にかかったんですか?
秋山 展覧会をやるのは結構前から言われていたんですけど
「で、何やろうかなぁ」って
全く、思いつかなくて
正月明けにトイレに入っておしっこをしてたら
「これだ」って思って始めたから
パブリシティーとかも大変だったりもしました。
松蔭 今の言葉じゃないけど
何か思いつくって便所だよね。
秋山 うん。降りてくるっていうか。
出す時に降りてくる。
八谷 便所かベッドってよくアイデアが出てきますよね。
松蔭 オレはベッドで思いついても
そのまま気持ちよく
寝てしまって忘れてしまう

ことの連続なんだけど。
(一同、苦笑)
便所のいいことっていうことは
基本的に覚醒してるでしょ。
どんなに酔っぱらっても
おしっこをするっていう生理現象をするってことは
まだ、完全に酔っ払いきれてないわけ。
ようするにお漏らしをするってことが
本当の酩酊じゃん。
自意識が無いわけだから。
自分ってものがあって排泄する時に
快感があるわけじゃない。
排泄に快感を伴わせているところが
神様もヒトを上手く作ったなってところでもあるけど
ぐーっと、どこかに溜まってたり
止まってたりするものが
ぱっと、一番、脳のいいところに
降りてきたりするんだよね。
出した分だけ降りてくる感じがする。

秋山 トイレはある意味、
アイデアの出方が他と違うのかもしれないですね。
ぼくは自転車やバスといった
乗り物に乗っている時に。
松蔭 移動している時ね。
秋山 外の風景は移動しているんだけど
自分は止まっているって時に結構出てくるんですよ。
ドクター中松は毎日水泳してて
我慢して潜水して
限界まで来たときに
アイデアが出てくる
って言ってた。
八谷 酸欠にしちゃうんですね。
松蔭 ジャックマイオールとかもそうだけど
潜水の人たちって精神的なコントロールから
始めるんだって。
八谷 パニックにならないように
酸素をコントロールするんですよね。
松蔭 少ない酸素の中で
どれくらい考えられるかってことらしいんだけど、
人間、深度が深くなってくると
自分が脳みそだけだってことが
実感できるんだって。
一同 なるほど。
松蔭 脳みそが全部を制御しているから
秋山 今回の展覧会でやっている
「ヨーデル」とか「ビックベン」とかも
実はそのあたりなんですけど
トイレって自分がしたいという
意志をもった時にするじゃないですか。
脳がうんこやおしっこが出るように
指令を出すわけですよね。
トイレにああいうきっかけがあったら
出やすいかなって。

八谷 それを観たらでてしまうと。
松蔭 なるほど、ぼくが今、すごく快便なのは
MEGUMIのポスターのおかげなんだよね。
秋山 (笑)そういうのあると思う。
松蔭 MEGUMIの顔みたら便意をもよおすよ。
普通だったら性欲だろうけど。
八谷 あの、雪印がMEGUMILKって出したじゃないですか、
ホイチョイも、やくみつるさんも書いてましたけど
あれはMEGUMIを使ってうんぬんって話。
そういう連想をさせるってことは
MEGUMIって性欲よりも
こうもっと生命維持にいる人なんでしょうね。
松蔭 そう考えるとイエローキャブの
野田社長ってすごいな。
秋山 ああいう強気で言われる人に
女の人は弱いですよね。
「そうかな」って思っちゃうもん。
松蔭 ああいう人の元では女は育つよね。
ここまで話してきて話を元に戻すけど(笑)
今年初めて飲んだ時に
にやにやしながらプロジェクトシートを出されて
便所のカスタマイズってコンセプト見せられて
唖然としてたんだよね。
ほぼ日 それ単体だと
唖然としますよね。
松蔭 するよ。自殺行為かと思ったもん。
ほぼ日 ぼくもヤバイと思いましたもん。
八谷さんのDMの印象じゃないけど。
松蔭 もう、ちよ子が生まれたばっかりに
自殺行為かっ!って。
八谷 しかも全部ダジャレ
松蔭 そう。一応、オレはツボにははまったよ。
オヤジギャグ的なね。
オレの方がダジャレに染まったのが早かったから、
ひょっとすると
オレの悪い影響じゃないかとすら
思ったもん。
でも、いろいろ観ていくうちに
便所のカスタマイズ、排泄行為ってものを
オープンにしていくっていう骨太なものを感じて
安心したんですけど、
ぼくの便所のカスタマイズは
一人暮らしを始めるようになってからなんだけど。
ほら、実家の便所って
自分でカスタマイズできないじゃん。
ほぼ日 ええ。お母さんの裁量ですよね。
松蔭 そうだよね。ポプリ置いたりとか(笑)
八谷 サワデー置いたりとか(笑)
松蔭 陶器のやつね。セボンとか。
で、ぼくが一人暮らしを始めたときに
GOROとか、写楽とかああいう
グラビア雑誌の切り抜きで
壁をうめる
と。
一同 (笑)
松蔭 便所に入れば自分のアイドルに包まれる部屋。
これが自分の大学生の時のイメージなのよ。
八谷 要するにエロと排泄

松蔭 う〜ん。でもエロっていうのが
あんまりなかったから、
「きれいだな」とかっていうか
オレにとって
花園を作りたかったというか
ハーレムというか。
八谷 秘密の花園だ。
松蔭 部屋はもっと空間プロデュース的に
ソファーをおいてみたりとか
造花を飾って
キッチュにしてみたりしてみたんだけど。
便所は便所で徹底的に女の目線に囲まれる空間。
お客さんが来ても
それはそれなりに驚かれるように。
未だにそうなんだけど。
オレの部屋はこっちが男の好きな人、
で、逆側が女の好きな人って別れてる。
ほぼ日 例えばその好きな男ってジャンルには
どんな人がいらっしゃるわけですか?
松蔭 好きな男?キリストとか。
一同 (爆笑)
松蔭 それを観ながら空想とか思考とかをするわけだ。
ぼく、去年の新作写真が
ぼくのセルフポートレートで
素っ裸でウンチングスタイルで考える人を
やってるんですよ。
で、コピーが「運考せよ」って
書いてあるわけ。
そういう意味でも響きあっているところが
あるのかなっていう。
八谷 それ、大阪で観ましたけど
今日聞いて初めて気づきましたよ。
その時はタイトルに
そこまで気がいってなかったけど。
松蔭 ニュートって雑誌の見開きでやったやつね。
ほぼ日 ニュートン。…ですか?
松蔭 いや、それは科学雑誌だから
ダジャレは乗りづらいだろ!
秋山 (笑)ちょっと、それはいいかもしれない。
ナショナルジオグラフィックとか
出たりなんかしてね。
八谷 ぼくが次に提案したい話題があるんですが、
一同 なんですか?
八谷 それは「男も座り小便をしよう」運動を
一人でやってて…。

つづきます!

2003-03-20-THU

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