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第5回 「お月見ドロボー」は全国区だった! #0011のお月見ドロボーに反応しました! 今住んでいるところは千葉県、主人の地元、 実家のすぐそば。成田空港のすぐ近くです。 越してきたのは、長女が1歳半の時、今から12年前。 越してきた年のお月見の時、 娘には日本の季節感あふれる行事を 少しでも伝え残しておきたくて、 何気なく、ススキ(そこら中に自生)を取ってきて飾り、 買ってきたお月見団子を備えておきました。 その日、義母が夜訪ねて来ていて、普通に会話していたら、 なんとなく網戸にしていた戸の開くような音が・・・ 不審に思い、行って見ると、お団子だけが忽然と消え去り、 「あっ!お団子がない!」と叫ぶ私を見て義母は大笑い。 そして当たり前のように 「子供が持ってったんだよ!」 「???」私は目がテン・・・ ここら辺では、お月見団子を 子供が持って行って良いという風習があるというのです。 さすがに、夜遅くにわが子を外に出すのははばかれ、 我が家では参加したことがありません。 そのうちこの風習自体、忘れ去られたように 誰もやらなくなってしまいました。 物騒な時代のせいでしょうか・・・ ちょっとハロウィーンみたいで面白いとは思ったのですが。 (ポンチョ) 京都府南部、奈良に近いくらいの所に育ちましたが 「お月見ドロボー」はありました。 近い地域でもやっていないところがあるし 農村部だったからそんな風習があるのかな〜と おもっていましたが、関東でもあるとは思いませんでした。 毎年仲秋の名月の日に、子供は袋を持って、 お供えのおやつをとってまわりました。 メジャーな行事なので、各家はたくさんのお菓子を用意して 玄関先や縁側においておきます。 ドロボーだから、あいさつもしないで取って行きました。 手作りのお菓子やおだんごなんかあったりして、 いろんなお菓子で袋をいっぱいにして走り回ったものです。 遅くまで小さな足音が走り回るのが聞こえていました。 大人になって、お月見ドロボーの日には、 ちゃんとおいしいお菓子を作ってならべてあげたいな〜、と 思っていたけど結局その日を忘れてたりして、 私は自分で用意したことはなかったです。 (ヒロちょう) 私は、愛知は名古屋市の隣の市に住んでいるのですが、 うちの地域にもあります。お月見泥棒。 もっともこの辺りでは、各家があらかじめ用意したお菓子を 子供が取っていく、というもので、ほぼ子供会の行事です。 しかもお月見という割には、 暗くなる前にすっかりお菓子はなくなってしまい、 ただの泥棒になってます。 (雀安) 「お月見ドロボー」の基本は、こんなふうに、 何も言わないでお月見団子やお菓子をかっぱらう、 ということみたいなんだけど、 ぼくは特に、ポンチョさんが報告してくれたタイプ、 “とくにお菓子なんか用意しないで、 あくまでもお月見のお供えものだけを、 だまって盗ってっちゃう” というのが好きですねー。 盗るほう、盗られるほう両方が、 スリルや不思議な気分を味わえる気がするんですよ。 かと思うと、こんなパターンもあります。 えっ? お月見ドロボーって、そんなに珍しい行事なんでしょうか? 私は大阪府四條畷市(大阪府と奈良県の境)に 住んでいますが、うちの近所でも お月見ドロボーありますよ。 私は高校生の時に新興住宅地である 今の家に引っ越してきて、 当時は家もぽつんぽつんとしかなく、 子供も少なかったので、 お月見ドロボーはなかったのですが(と記憶しております) 家も増えて子供も多くなって、小学校ができて・・・ 今に至り、そして現在では 毎年お月見ドロボーが行われています。 最初は「ん?何やってんだろう?」と思っていたんですが、 毎年子供が遅くまでバタバタと走り回っていて、 すっごく楽しそうなんですよね。 笑い声とか子供の走る音とか聞くと、 何だかこっちも嬉しくなってきます。 それが日中ではなく夜の闇の中、というのが また何ともシュールなかんじで。 何か袋を玄関の門扉のところに下げている お家もあったりして。 最近では回覧板で 「今年は何月何日にお月見ドロボーがあります。 フキンを通る車は運転にご注意ください」 みたいに廻ってきたりしています。 ちょっと足をのばすと田んぼが広がって、 かなりのどかな場所なので、 昔から村で行われていた風習なのかな、と思います。 風流で、かわいくて、ハロウィンに負けない 風習だと思うのですが・・・。 私ももうちょっと小さいときに引っ越してきて、 お月見ドロボーに参加したかったなぁ。 (まったり屋) 実はぼく、四條畷市にある高校に通っていたんですけど、 そこで「お月見ドロボー」が行われていたなんて、 全然知りませんでした。 回覧板で告知されるってのが、おっかしいですねえ。 そしてさらに崩れていくと、 こんなスタイルの「お月見ドロボー」になるみたい。 なんだか太字で「ヘンです」なんて書かれちゃって、 とっても悲しい気分になったので、メールします。 私も小学校のときお月見泥棒してました。 三重県四日市市の出身ですが、 ウチの小学校区ではお月見泥棒は地区行事みたいなもので、 その日になるとおかあさま方は スーパーにお菓子を買いにいったり、自分でつくったりして (うちの母親はよく大学イモつくってました) 玄関前に置いておくんです。 で、子供達はおっきな袋をひっさげて 一軒ずつピンポン♪って鳴らして 「お月見ドロボーくださ〜い!」って叫んで、 玄関先のお菓子を持ってきた袋にいれていくんです。 帰るときはちゃんと「ありがとう」って言ってたし、 他の子の分がなくならないように 一つの家でたくさんもらうってことはしないように 暗黙の了解みたいになってたし、すごく健全でしたよ。 あのころは一晩で30軒くらいは まわってたんじゃないかな〜。なつかし。 もう今は大学生で海外にいるので 今でもこの風習?行事?があるのかは知りませんが。。。 (Kanako) うははは、「お月見ドロボーくださ〜い!」って! これはもう、ドロボーでもなんでもなくなってますね。 しかし、一晩で30軒とは、まわるほうも大変だよなぁ。 さて、このように全国にあることがわかった 「お月見ドロボー」ですが、 もともと、どういう意味があったんでしょうねー? 「お月見ドロボー」の話ですが、 メールを送られた方もハリーさんも 「ヘン!」と言いきっていらっしゃいましたが・・・ 聞いた話で恐縮ですが、 昔は各地にあったそうです。 なんでも盗られた方は「神様が食べた」と喜ぶのだとか。 のんびりした時代の話だったんでしょうね。 いまはドロボー=窃盗罪ということからか、 減ったそうです。 (むく) なあるほど、子どもは神さま役だったんですね。 減ってしまったということだけど、 いまの子供たちが大人になるころには、 どうなってるのかなぁ。 あ、そうだ。 北海道にある、「お月見ドロボー」に似た風習についても 報告をいただいてます。 これ、歌がおもしろい! 実は北海道にも似たような風習があります。 北海道のそれはお月見の日ではなく 「七夕(北海道の七夕は8月8日です)」の日に行われ、 その様子はまるで日本版「ハロウィン」です。 七夕の夜、子供達の一団が提灯を持ち 「ローソク出せ出せよ〜 出さなきゃかっちゃくぞ(引っ掻くの意) おまけに噛み付くぞ〜 ローソク出せ出せよ〜」 と『ローソクをくれなきゃ乱暴するゼ』という主旨の 歌を歌いながら近所の家を回り、 ローソクや駄菓子を頂きます。 今は私も北海道を離れてしまいましたが、 あの風習が北海道以外には普及していないと知り ちょっと残念です。 いいものなんですよ。 七夕の夜の子供達の歌声(内容は無気味だけど)。 (たま@道産子) 0011のお月見の話を読んで思い出したのですが、 私が住んでいたところ(北海道札幌)では、 七夕に「ハロウィン」のような風習がありました。 子どもたちが提灯と袋を片手に、 徒党を組んで近所を歩き回り、 「ローソクだーせーだーせーだーせー、 だーさーぬーとーひっ掻くぞ。 おーまーけーにー喰いつくぞ」 と戸口で大声で歌います。 すると、そこのお宅の方が戸を開けて お菓子をくれるのです。 うちはあまりお菓子を買わないうちだったので、 とてもうれしかったのを覚えています。 一応、母親からは この行事に参加するような子供がいるうちしか 回らないように、と 注意されていました。 現在はご近所に、 この「ろうそく出せ」をするようなお子さんが もういないので分からないのですが、 まだ続いているのでしょうか。 (いくこ) この歌をみんなでうたってるんでしょう? いやぁ、なんでローソクなんだ?とか考え出すと、 無性に可笑しいんですけど、これ。 「お月見ドロボー」とは、また若干ニュアンスのちがう、 楽しい風習の報告、ありがとうございました! ということで、今回は「お月見ドロボー」一色に なってしまいました。 その他の妙ちきりんな風習はもちろん、 不思議なゾーン、変わったゾーンの報告、 心待ちにしております。 「ゾーンっぽいぞ?」と思ったら、zone@1101.comまで、 投稿よろしくお願いいたしまーす!
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2002-10-10-THU
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