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「ごじかん?!」 |
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「ごじかん?!」 |
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「いやぁ〜〜!」 |
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トミタ
「ごじかん?!」
スギエ
「へー。
そーなんだ(ニヤニヤ)」 |
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弥絵
「ごぅわっ、ぐぁっ、
ごぉじくゎんっ?!」
弥絵ちゃん、
驚きすぎ、驚きすぎ。 |
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緊急集合! 点呼!
旅行委員のもっきーが
スケジュールの変更を伝えます。
もうすぐ終わり、と
思っていたところに
このトラブル。
がんばれ、もっきー! |
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5カ国語をあやつる、
なんちゃんこと南郷を通訳に、
現地旅行会社、空港スタッフと
緊急協議!
「3時に出るのは確実?」
「それまではホテルで待機?」
「あずけた荷物は?」
おお、たのもしき、
ほぼ日女子部の面々!
そしてそのころ、男子部は‥‥。 |
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‥‥‥‥。 |
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‥‥え〜、なんか、
ずっと待ってるのもなんだし、
みんなのおみやげチェックでも
してみようかな。
やっぱあれだね、
カゴが多いね、カゴが。
カゴのなかに
カゴが入ってるもんね。 |
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お、モギコの荷物も
カゴinカゴ。
そのカゴのなかには
なにが入ってるの? |
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カゴinカゴinカゴ‥‥。
開けても開けても
カゴ、カゴ、カゴ‥‥。 |
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こっちは、あやちゃんの荷物。
バッグのなかに、
バッグ、バッグ、バッグ‥‥。
しかし、みんなけっこう、
買ってるもんだね。 |
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おおっ、
こっちは現地のおみやげで
コーディネイトしたな。
派手だねえ。
これ、東京に着いたときに
恥ずかしくない?
ハリー
「いや、これは自前ですわ」
スガノ
「東京から
この格好やっちゅーねん」
‥‥ものすごい趣味やな、
キミら。
ふたりいっしょにいると
めっちゃ目立つで。
離れとき、離れとき。 |
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「ウブドゥの楽器屋で
買ったんですよ」
と、経理のナガサカさん。
ああ、なるほど。
そういう手もあるかあ。
ちょっとうらやましい
おみやげだなあ。
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スガノ
「楽器なら、あたしも買うたで。
ほれほれ」 |
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ハリー
「あっ、その笛なら、
ボクも買いましたよ」 |
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「フヒョロロロ〜〜〜♪」
こらこらこら、
目立ちすぎ、目立ちすぎ! |
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バカなことやってるうちに、
待機先のホテルが
決まったようです。
とりあえずそこで待て、と。
わー、いったいどこへ
行くんだー。 |
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行き先を把握できないまま、
バスへ導かれます。
とほほ、せっかく
しみじみしてたのに、
あっという間に逆戻りかよ‥‥。 |
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バスのなかは
ちょっとやけくそムード。
「どこ行くの〜?」
「知らなぁ〜い」 |
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わーーー、走り出した!
バス激走!
戻ってきたぜ、バリ!
また会ったな、バリ! |
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30分ほど走って、
どっかのホテルに到着!
ただいま、バリ!
また来たぜ、バリ!
さっきのサヨナラは冗談だぜ、
バリ! |
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見知らぬホテルのロビーで
待たされる乗組員たち。
みんな落ち着かない様子‥‥。 |
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しかし!
木村俊介はすでに読書中!
さすが、違う時間軸に生きる男!
木村の1時間は
ふつうの人の5時間に相当する!
木村の奥歯には
加速スイッチがついている! |
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おっと、ここで、各自に部屋が
割り当てられたようです。
カメラは、西本のあとを
追ってみます。 |
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「ようこそオレの城へ!」
いえいえ、彼はまったく
はじめてのはずです。 |
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「まずはビールですわ!」
開き直って、
飲み始めるにしもっちゃん。 |
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「ま、焦ってもしょーがない」
バターンとベッドに大の字。
まあ、そりゃそうだね。 |
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ホテルのバーで休憩する、
なんちゃん&ゆーないと。
このあたりは順応性が高い。 |
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ぐっさん、西田、
ひーげの3人組も
開き直って食事。
バイキング形式。 |
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「いっただきまぁーーす!!」
うんうん、元気でよろしい。
いっぽうそのころ、西本は‥‥。 |
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爆睡中。
話しかけても起きませんでした。
つけっぱなしのテレビでは、
なぜか
『ボルグ対マッケンロー』という
懐かしの名勝負が
放送されていました。
そして‥‥数時間が経過‥‥。 |
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日本時間で深夜2時!
各自の部屋に
集合を伝える電話が! |
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わらわらとロビーに集合。
仮眠中に起こされて
ぼんやりしている人も
目立ちます。 |
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社長も到着。
今度こそ、出発かな? |
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なぜか台車の上で待機中の西本。
起きたばかりらしく、
テンション低め。 |
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お、これはモギちゃんの荷物だ。
中身をたしかめてみましょう。
うんうん、カゴのなかに
カゴが入っていますね。
カゴinカゴinカゴです。
いまカゴの話をしている
場合じゃない! |
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いったいどうなってるの?
出発?
みんながイライラしそうな
ときこそ、力を抜いて。
この旅ではじめて体験した
ヨガでリラックス!
なかなかいいアイデアです。 |
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とりあえずまたバスに乗車。
空港めざして夜道をひた走る! |
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空港到着〜!
さあさあ、みんな降りて降りて!
‥‥おや?
なにかおかしな人が
映ってますね。
カメラさん、ちょっと
ズームしてみてください。 |
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ズーーーム。
おやおや、おもしろい人が
映っています。 |
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さらにズーーーム。
おやおや、おもしろい顔です。
派手なズボンでおなじみの
ハリーでした。 |
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さあ、気を取り直して、空港へ!
なんか、ちょっとまえにも
来た気がするんだけどなあ。 |
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見てください。この電光掲示板。
22:00発の成田行きが、
まだ表示されたままです。
現在の時刻は、右上の赤い数字。
ええそうです、1:23分です。
深夜です。 |
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ひとけのなくなった空港を移動。
ぞろぞろ、ぞろぞろ‥‥。 |
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各種の手続きを
済ませまして‥‥。 |
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例によって搭乗まえに
待たされたりして‥‥。 |
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iPodと読書とダジャレで
時間を潰す社長。 |
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また、おもしろい足もとを
発見してしまいました。
「慌てて準備して
飛び出してきたのですが、
5本指ソックスを
履いたままでした」
とナカバヤシ。
うわあ、なんか気持ち悪い。
ありえない。 |
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搭乗開始! いま何時?
もうよくわからない‥‥。 |
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機内の様子を1枚だけ。
そして今度こそ
飛行機は飛び立ちます。
東京まで、約7時間ほど‥‥。 |
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眠って、本を読んで、
ニコラス・ケイジ主演の
あまりおもしろくない
映画を観て、また眠って。
窓の外を見ると、
そこには見慣れた風景が。 |
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ああああ、成田だ。
帰ってきちゃったなあ。 |
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ああ、どう考えても成田だ。
成田空港だ。 |
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んん?
これはモギちゃんの荷物‥‥。 |
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よしよし。
ちゃんとカゴのなかに
カゴが入っています。 |
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いくつかのグループに
分かれて移動。
リムジンバス、出発! |
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わーーーー、着いたぞお。 |
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ただいま、明るいビル!
しかし、我々の旅は
ここで終わりではありません。
最後にひとつ、
大切なイベントが待っています。 |
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青山でひらかれている、
岡本敏子さんのお別れの会に、
社員全員で出席するのです。
ほんとは家に帰ったあと、
各自で青山に集合する
予定だったんですけど、
飛行機が遅れてしまったため、
直接向かうことに。 |
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会社に礼服を置いていた人は、
礼服に着替えます。 |
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あ、べいちゃんも
会社に置いてたのかあ。 |
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‥‥もしもし、ハリー?
まさかその格好でお別れ会へ?
さすがにちょっと
派手じゃないですかね?
ほかのズボンはないの?
え、あるの?
じゃあ、それにすれば
いいじゃないか。 |
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なんと、もう1本は
紫と白のシマシマ!
まともなズボンはないのか!
無難を重んじることはないのか! |
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ともかくみんなで
青山スパイラルホールへ。 |
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「岡本敏子と語る広場」
一般の方も自由に参加できる
イベントです。 |
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‥‥けっきょくその格好か。
え? 敏子さんなら
こっちのほうを喜ぶって?
ま、そうかもしれないけどさ。 |
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会場へ。多くは語りません。
やさしくてあたたかい、
不思議な空間でした。 |
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どこにも属していない
天使のような岡本敏子さん。
その向こうには、
TAROの姿も‥‥。 |
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敏子さんへの最後のメッセージを
カードに書き込む糸井重里。 |
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会場には、
スタイリストの伊賀大介さんと、
オリジナル・ラヴの
田島貴男さんの姿も‥‥。 |
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笑顔でお別れを、
というわけには、
やっぱりいきませんでした。
すすり泣きが
ちょっとずつ伝染して、
みんながハンカチを
取り出す場面も‥‥。 |
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光のなかに浮かぶ、
笑顔の敏子さん。
ほんとうに、突然で、
びっくりしました。
どうぞやすらかに。 |
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会場を出ると、
そこは東京、青山。
「じゃあ、解散しましょうか」と
社長が告げて、
不思議な社員旅行は、
こんなところで終わります。 |