こんにちは。
『小さいことばを歌う場所』の担当、永田です。
今年2月に「ほぼ日」上で販売いたしました
『小さいことばを歌う場所』は、
おかげさまで大好評のうちに販売を終了いたしました。
わずか2週間の申込期間だったにもかかわらず、
じつに1万4千冊もの注文をいただきました。
ほんとうにどうもありがとうございます。
販売後、本を手にしたみなさんから、
たくさんの感想メールをいただきました。
糸井重里のことばについて、
添えられた写真について、
あるいは、時間と手間をかけた装丁について。
お金を出して購入していただいたにもかかわらず、
多くのメールに「ありがとう」ということばが添えてあり、
たいへんうれしい思いをしました。
そして、ひとつ意外だったのは、
購入してくださった方のなかに、
増刷を希望する人がとても多かったということでした。
もう、その本を買って、持っている人が、
さらなる増刷を求めるなんて、
ふつうではあまり考えられないことですよね。
けれども、いただいたメールには、
「この本を人におすすめしたい」
「気軽にプレゼントしたい」
「買えなかった人に貸している」
というようなことがしばしば書かれていました。
思いがけない反応でしたが、
それは私たちをじわじわと勇気づけてくれました。
述べたように『小さいことばを歌う場所』は
申込期間が2週間しかありませんでしたから、
販売終了後、買い逃してしまった人たちから
再販、増刷を望む声がたくさん届きました。
そういう声に応えるために、
どこかのタイミングで
増刷できたらいいなとは考えていたのですが、
やはり、この本はいろんな意味で特殊ですから、
「さらに欲しいという人がどれだけいるのだろう」
という不安がつきまとい、増刷に踏み切れずにいました。
いえ、もっと正直にいってしまえば
「好評のうちに終了した小さなプロジェクト」として、
めでたし、めでたしという雰囲気で終わっておきたい、
という気分も、どこかにあったように思います。
けれども、4月に本が出荷され、
実際に手に取り、すでに読んだ人から
さらに増刷を希望する声が多く届いたことで、
この本がもっと求められているのだということを
私たちは実感することができました。
私家版として、やや実験的に提案させていただいた
『小さいことばを歌う場所』ですが、
「ずっと読んでほしい定番の本」として
あらためて、そして、やや胸を張って、
みなさまに紹介させていただきたいと思います。
本自体の仕様は、なにも変わりません。
また、相変わらず本屋さんには並びません。
「ほぼ日ストア」でのみ、販売いたします。
けれども、受注販売ではなく、
「ご注文いただいたら、すぐにお送りできる本」として
販売させていただく予定です。
増刷分の販売開始日は、5月22日(火曜日)。
販売の終わりは、とりあえず、設けていません。
長く求められるのであれば、
長く、買える状態にしておきたいと思います。
あらためまして。
『小さいことばを歌う場所』を
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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