糸井重里の1年分の原稿から、
こころに残ることばを集めてつくる、
「小さいことば」シリーズの本は、
2007年に発売された
『小さいことばを歌う場所』をはじまりに、
最新作『忘れてきた花束。』まで、
合計9冊がつくられています。
1年に1冊ずつ、編まれてきたこの本のシリーズに、
特別な文庫本が加わったのは、2012年のことでした。
もっともっとこのことばを届けたい。
糸井重里のことや、
ほぼ日刊イトイ新聞というメディアを知らないような
若い人たちにも読んでもらいたい。
気軽に、手軽に、たとえば、文庫本にして──。
そんな思いから、
「小さいことば」シリーズを凝縮した、
ベスト盤みたいな文庫本をつくりました。
過去5冊の本から、ことばをさらに厳選した
『ボールのようなことば。』という文庫本は、
願ったとおり、たくさんの人の手にわたり、
2015年8月現在、5万部に達する
ロングセラーとなっています。
そして、『ボールのようなことば。』を
出してから3年が過ぎました。
みなさんに届けたいことばが、たくさんたまっています。
2冊目の文庫本のタイトルは、
『ふたつめのボールのようなことば。』です。
『夜は、待っている。』『ぽてんしゃる。』
『ぼくの好きなコロッケ。』の3冊から、
ことばを厳選してつくりました。
(今年発売される『忘れてきた花束。』に
収録されたことばは、入っていません。)
年齢や性別を超えて誰もが読める手軽さと、
何度も読める味わい深さが両立した、
「ベスト・オブ・糸井重里」をおたのしみください。
『ふたつめのボールのようなことば。』の
装画は、前作から引き続き、
漫画家の松本大洋さんにお願いしました。
また、松本大洋さんは、
本文中に登場する何枚かの
モノクロームのイラストも
描き下ろしてくださいました。
前作『ボールのようなことば。』でもそうでしたが、
松本大洋さんの絵は、
本のなかで、ことばと溶けて、
「装画」というよりも、
本と一体化しているかのようです。
そして、巻末の解説は、
作家の重松清さんにお願いいたしました。
糸井のことばを、どんなふうに受け取ればいいか、
若い人たちに向けて、
重松さんがやさしく語りかけるような解説です。
松本大洋さんの絵と、重松清さんの解説。
この本のもうひとつのたのしみとして、どうぞ。
1967年東京都生まれ。漫画家。
1987年に月刊アフタヌーンの四季賞にて
『STRAIGHT』が入賞。同作にてデビュー。
『花男』『鉄コン筋クリート』
『ピンポン』『GOGOモンスター』
『ナンバーファイブ 吾』などの人気作を生みだす。
『竹光侍』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。
近作は自身の幼少期をモデルにした『Sunny』。
1963年岡山県生まれ。
早稲田大学教育学部国語国文科卒業。
出版社で編集者として勤務したのち、
フリーライターとして活躍。
1991年『ビフォア・ラン』で小説家としてデビュー。
1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、
『エイジ』で山本周五郎賞、
2000年『ビタミンF』で直木賞、
2010年『十字架』で吉川英治文学賞、
2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。
ほぼ日ストアで
『ふたつめのボールのようなことば。』を
購入してくださった方に
松本大洋さんの絵をモチーフにした
特製のマスキングテープを
1冊につき1個、プレゼントします。
『ふたつめのボールのようなことば。』の
購入特典であるマステは、
松本大洋さんのTシャツの購入特典である
マステとは別のデザインになります。
※申し訳ありません。
購入特典の特製マスキングテープは
予定数に達し、終了となりました。
『ふたつめのボールのようなことば。』は、
ほぼ日ブックスを取り扱っているAmazonや楽天といった、
大手のネットサイトにも流通いたします。
(ほぼ日ストア以外での発売は2015年8月24日を予定しています)
取り扱い書店に関しては、こちらからご確認ください。
また、ご来店の前には、お店に在庫があるかどうかを
お問い合わせいただけますようお願いいたします。
注文いただいた『ふたつめのボールのようなことば。』はご注文日から1~3営業日以内に出荷予定です。
本の価格とは別に、配送手数料が発生します。配送手数料は日本国内で一律770円となります。
なにとぞ、ご了承くださいませ。
なお、配送手数料は注文1件につき770円発生いたしますので、
複数冊を購入される場合も770円のままです。
また、代引きの場合、上記の配送手数料に加えて代引き手数料220円がさらに加算されます。
海外へのお届けの場合、消費税はいただきませんが、事務手数料500円に加えEMSの送料をいただきます。
くわしくはこちらをお読みください。