コロッケ地図。
うまいコロッケを食べ歩きできる旅。

<コロッケ特派員からレポート〜兵庫県篇>

こんちは。
下北沢のバーで隣に座った客が
「いやあ、今日はネマキで来ちゃったよ、スマンスマン」
と言っているので、そのネマキとやらをよく見ると
自分がオシャレ着として重宝しているものと
同じものであったことにショックを受けたROCK西本です。

今回のコロッケ地図は
コロッケ特派員(カーナビ当選者を特派員に仕立て上げて)
からのレポートをお送りします。
早速、レポートを送っていただいたのは
兵庫県の「クロケットふじわら」こと藤原眞司さん。
兵庫県では是非とも取り上げたいコロッケ屋さんが
あったので早速、特派員として飛んでもらいました。
それでは、藤原さんよろしくぅ!

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天気降雨にして波高し、
ついでに私の気持ちも高鳴っています。
クロケットふじわらです。
日成電機の田辺さんという方に
愛車スバルフォレスターにコンパスリンクナビを
取り付けて頂きました。
日成電機はハーバーランドという
JR神戸駅の南西側に位置しています。
つまり古くから開けたいわゆる下町情緒の残る地域に
あるためか(旧の堤防が日成電機の工場のすぐ南側
にある。)田辺さんもとても気さくな、
気軽に何でも相談に乗ってくれる
町工場のオッチャンという
(これは勿論誉め言葉という意味で)方でした。


クロケットふじわらと日成電機の田辺さん

土曜日のお昼時分に手始めとして
芦屋コロッケを訪ねました。
寺井真紀さん御推薦のこのお店。
ほぼ日から送られてきた指令書にはこう書いてある。

芦屋コロッケ 総菜屋型
チーズコロッケが特に美味。
他に、海老団子もプリッとしてうまいっ!

実は私は、昭和63年まで芦屋の地で働いていましたので、
すぐにわかると思いナビに頼らず行ったのですが、
それが甘かった。


ナビにセットしてれば・・・

通りがかりの買い物帰りらしきおばちゃんに聞いてみても
「芦屋コロッケねぇ。
名前は聞いたことあるんやけどねぇ。」
と申し訳なさそうな顔で返されてがっくり。
5分ぐらい通りをウロウロしていると、偶然通りの
電柱の影から「芦屋コロッケ」の幟旗が目に入り、
やれうれしやと店先の様子を先ずパチリ。


これが芦屋コロッケだ!

入り口を入ると左手正面にガラスケース、
その上のカウンター越しに「いらっしゃいませー。」との
明るい声の、店の主兼看板娘?のお迎えを受けました。
指令書には
「チーズコロッケが特に美味。」とのことでしたので、
看板娘さんにチーズコロッケの他にお勧めは?と
訪ねたところ、
「ほうれん草の入ったポパイコロッケもおいしいですよ。」
とのお勧めに従ってこの2つを注文すると、
看板娘さん水から、カウンター奥にみえる揚場?
に向かいすぐ揚げてくれました。
揚がるのを待っている時間に、
いつごろこの店を始めたのかを聞いてみると、
「震災まえはスーパーをやっていたのだけど、
 震災を機にこの店を始めて、今では別の工場で
 コロッケを作って他の小売店にコロッケの卸を
 やってます。」
とのこと。
私が話を聞いている間にも、
工事現場から昼の弁当を買いにきたおじさんとか、
3歳か4歳くらいの男の子と女の子連れの
若いお父さんがお弁当を買い求めていて、
いかにも町のお惣菜屋さんという感じでした。
何より看板娘さんが明るくて、
いい意味で客あしらいの上手な生き生きとした
そのしごと振りとその笑顔が、とても素敵だと感じました。
店の周りの家々も含めすべてが新建材で建てられた
町並みをみやれば、震災で被ったその痛手の大きさは、
容易に想像できるものなのですが、
そういった泣き言は一切語らず、
今日という日に向かい合っている、
そういったすがすがしさから来るもののように、
私には思われたのです。


看板娘?さん。
とってもチャーミングなおかあさんでした。


ところで肝心のコロッケですが、
チーズコロッケは、衣はさっくりしていて、
一口かじると、クリーミーなチーズが現れてきて、
甘いポテトといっしょに糸を引き幸せな気持ちに
させてくれます。またポパイコロッケも初めての
味でしたが意外と合うものですね。
芦屋コロッケ 
所在地:芦屋市浜町3番8号 
TEL(0797)22−7121 
営業時間 朝10時〜夕6時 定休日 日曜日
 阪神電車打出駅下車南約200mもしくは
国道43号線打出交差点南下約100m。

続いてはMogeさん御推薦の
二見屋に行ってみた。      
司令書にはこうある。
二見屋 肉屋型
衣がサクサクで中身はお肉の味がしっかりしてて、
ほんのり甘みがあって、とにかくおいしい。
コロッケがあまり好きでないと言った友人が
ココのを食べてコレはコロッケではないと言いました。

あまりにもここのコロッケは旨すぎて
コロッケ嫌いも「これはコロッケでは無い!」
と言うことで納得させるコロッケらしい。

この肉屋の二見屋さんの売り子をしている
アルバイトのお嬢さんは
『これぞ看板娘だぁ』
という明るくしっかり、はきはきと
非常に気持ちのいい応対振りで好感が持てました。


これぞ看板娘!

店先で食べましたが、かなり塩味のきいたもので、
私が高校生の時代にタイムスリップできれば、
運動部の練習帰りにこのコロッケを5個でも6個でも
牛乳を片手に食べただろうなぁと思ったことでした。
ご馳走様を言うと、店の奥から長身をかがめながら
調理をされていた店主
(益田喜頓に少しにている温和な感じ)と、
上品な感じの奥様にそろって
「ありがとうございました。」と笑顔で送られて、
恐縮したものでした。 

二見屋 

所在地:兵庫県神戸市東灘区森南町1−5−1
   甲南山手SATY ・セルバ地下1F
TEL(078)411−2582
 営業時間 朝10時〜夕7時 定休日 火曜日


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クロケットふじわら御苦労であった。
道に迷わないためにも次回からはコンパスリンクナビをきちんと
セットして行動してくれたまえ!
次回はクロケットふじわら本人がお薦めする
ホテル竹園芦屋コロッケのレポートを紹介するぞ!

御意見、御感想、おれもレポートやってみるぜ!
というお方がいたらどしどし
cro@1101.comまでメールをくれぃ!

2000-11-27-MON

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