大都市近郊を中心に
交通機関が整備されると、
人びとの日常の楽しみも、
徐々に変化していきました。
花見、菊見、紅葉狩りなどの
自然鑑賞にも、遠くまで、
人びとが訪れるように
なります。
また、登山やキャンプ、
海水浴やスキーなど、
シーズンスポーツも盛んになり
遊びのためのさまざまな道具が
普及するように
なっていきました。
多摩川の桜の名所、
稲田堤に隣接する京王閣は、
京王電鉄の出資により、
昭和2年(1927)に設立された
郊外型の遊園地で、
大浴場などを備える
レジャーセンターとして
人気を集めていたんですよ。
(江戸博学芸員・新田) |