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スポーツマニアックTV!
「ゲット・スポーツ」を、
ほぼ日はひいきします。

4月14日 清水宏保という鬼

今週も、スケートの清水さんをはじめ
力の入った特集をくんでいきます。
日曜日深夜テレビ朝日系列
「ゲットスポーツ」の番組紹介です!!!


地を這う魔球の逆襲

新ストライクゾーン。
このルール改正で
幻と化しつつあった
ピッチングスタイルが蘇ろうとしている。

アンダースロー。

山田久志を初め球界を席巻した投球フォームも
過去10年活躍した投手は出ていない。
そんな中、昨シーズン久しぶりに
本格的なアンダースロー投手がデビューした。

千葉ロッテマリーンズ渡辺俊介。

しかし、時代錯誤とも言えるこのフォームは
弱点を浮き彫りにしてしまう。
コントロールに悩み
デビューイヤーを僅か2勝と
もがき苦しんだ渡辺だが、
新ストライクゾーンが彼を変貌させる。

更に、逆風ともいえる渡辺のアンダースローを
支えていた「究極の魔球」が存在した。
逆風吹く中、彼は確固たる信念のもと
「究極の魔球」を武器に、
プロの世界へと這い上がってきた。
弱点克服で猛威を振るいだす「究極の魔球」。

昨シーズンの汚名を晴らすため
サブマリンの新たなる闘いが始まった。


〜神速〜 ソルトレークの真実

何かを深く追い詰めることができるのは、
天才の条件かもしれない。

鬼のような集中力を持つ男、
清水宏保は氷上で戦う鬼になる。

氷の上で、何人をも寄せ付けないオーラ。

3月、地元帯広で盛大な歓迎を受けた
氷上の鬼の目に涙が浮かんでいた。
その時、清水は、心の底から、
長い闘いの終わりを
受け止められたのかもしれない。

ソルトレーク五輪。
4年に一度の大勝負の舞台で挑んだ
金メダルへの闘い。
清水の瞳は、これまでにない
威光を放っていた。しかし…

「負けました」。

銀メダル。連続メダルという結果さえも、
彼にとっては敗北を意味していた。

そして、そこにはもうひとつの闘いが隠されていた。
誰よりも身体感覚を大事にする男が抱えていた、
体の中の痛みとの闘い。

「毎日体を起こすのが精一杯」。

氷の感覚が、いつものように鋭敏に、
彼の脳に伝達されることはなかった。
腰に針を入れ、投薬し、
やっと氷の上に立つことができた。
傍目には普段と変わらない姿を見せようと
細心の注意を払った。

隠しつづけた闘いの中には、一体何があったのか?

アスリート清水宏保は、またひとつ階段を上った。

2002-04-14-SUN

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