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【読み方】
名主 |
= |
なぬし |
水呑百姓 |
= |
みずのみびゃくしょう |
【名主】
名主とは、
その村の百姓のなかの、
一番えらい人のことである。
つまり、村長。
ちなみに、関東で名主、
関西で庄屋、東北では肝煎などと
名称が変わる。
さらに、村を越えた広い地域を
管轄する、「大庄屋」という
役割のものも地域によっては
存在した。
名字帯刀を許された例もある。
【組頭】
村に2〜3人。
名主の補佐役。
【百姓代】
村民代表。
【農政】
幕府直轄地の場合、
農政を行う役人のうち、
10万石以上の領地を担当する者は、
「郡代」と呼ばれ、
それ以下は「代官」である。
各藩では農政を司る役人は、
「郡奉行」。
その下に、代官、
手代、郷目付など。
農民と摩擦が起こるのは、
耕地調査、年貢徴収にあたった、
「代官」である。
いわゆる、
「悪代官」「お代官様」は、
こういう地位にいた
役人のことである。
ちなみに、
東京の代官山という地名は、
代官の屋敷があった、
代官の管理の山林があった、
など、諸説ある。
どちらにしても、
江戸郊外の田舎であった。 |
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