【読み方】

有田焼 = ありたやき


【茶の湯】

古く、茶道は、
唐の陸羽の書いた『茶経』から
始まったといわれている。
茶を飲む習慣と茶の製法は
平安時代に遣唐使が
日本に伝えた。
室町時代に、
飲んだ茶の銘柄をあてる
「闘茶」という
博打の流行をへて、
亭主と客との
精神交流を重視する
茶会へと発展する。
さらに、この精神性を重んじる
茶の世界が、
千利休の「わび茶」の大成へ
つながっていく。

ちなみに、茶道の流派は、
表・裏・武者小路千家の他にも、
有楽流、織部流、石州流、
宗和流、南坊流、不昧流、
堀内流、壺月遠州流
などがある。


【有田焼】

「伊万里焼」とも。
佐賀県有田町を中心に
焼かれる磁器。
鍋島直茂が連れ帰った李参平が
有田焼の祖といわれている。
柿右衛門窯なども、
この有田の窯である。

【秀吉の朝鮮侵略】

全国統一後、朝鮮へ派兵。

1592年の文禄の役の初期は、
朝鮮軍を破り、
漢城(今のソウル)を占領したが、
朝鮮の義勇軍の抵抗や、
明の援軍により、戦況悪化。
休戦し、講和の話し合いも
持たれたが決裂。
1597年の派兵
(慶長の役)となる。
しかし、秀吉は途中で病死。
全軍撤収となる。
[閉じる]
イラスト:小松紘子
問題文中のイラスト:トレース・ローズ
協力:大沢和宏
(C)Hobo Nikkan Itoi Shinbun