【読み方】

河合曾良 = かわいそら
桃青 = とうせい


【生涯】

伊賀の生まれ。
幼名が金作。
のち、藤七郎などと名乗る。
名が宗房。
桃青も俳号。

伊賀で、俳諧の道にはいった後、
師匠の死亡により、江戸に出る。
江戸で神田上水の
工事に関係したあとに、
俳諧師となる。
深川に草庵を結び、
芭蕉の木を植えたところ、
よく茂ったので、
芭蕉庵と名付ける。

旅をよくして、
紀行文を多く残す。
旅の途上の大坂で客死。

著名な句に、
・古池や蛙飛び込む水の音
などがある。

芭蕉が幕府の
隠密だったのではないか
という説は、
生まれが
伊賀の国であったことや、
江戸時代の人にしては、
旅の速度が
速かったことなどから。


【奥の細道万歩計】

奥の細道で芭蕉が歩いたルートを、
その歩数でたどり、
句を詠んだ場所までくると、
その俳句が表示される、という
万歩計がある。
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イラスト:小松紘子
問題文中のイラスト:トレース・ローズ
協力:大沢和宏
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