様々なジャンルの要素を取り入れた音楽を構築する、
Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)。
ATSUSHIさんは、そのDragon Ashに2003年から加入し、
ダンサーと振り付けを担当されています。
そんなATSUSHIさんが発起人となって
進められているプロジェクト「POWER of LIFE」が、
ゴールデンウィークにチャリティー写真展を開催します。
※写真展の詳細は画像をクリック!
開催期間/2009年4月23日(木)〜5月10日(日)
開場時間/12:00〜20:00
会場/トーキョー ヒップスターズ クラブ
東京都渋谷区神宮前6-16-23 THCビル
入場料/500円以上での任意
『パワー・オブ・ライフ』とは、
いったいどんなプロジェクトなんでしょう?
開催される写真展の内容も含めて、
ATSUSHIさんにお話をうかがいました。
「パワー・オブ・ライフっていうのは、
要するに、多くの人に生命力の素晴らしさを伝えて、
"いのちの力"を考えるきっかけをつくっていこう、
というプロジェクトです。
その第一弾の企画として、
写真展という方法を選びました。
アスリートであったり、ミュージシャンであったり、
美しい肉体の写真を展示する写真展です。
ほとんどが、顔の写っていない部位の写真なんです。
走ってる足の筋肉の素晴らしさとか。
例えばこの写真(上の画像)、
これは為末大選手の背中です。
こういう作品に、犬や猫など動物の写真をからめて
写真展を構成しようと思っています。
それで、できれば写真集まで完成させて、
売り上げをシェルターに提供していこうという、
そんなプロジェクトです」
犬や猫などの動物の写真も展示する‥‥。
売り上げはシェルターに‥‥。シェルター‥‥?
そのあたりのことを、もうすこし詳しく教えてください。
「もともと、自分も犬を飼ってまして‥‥。
ツアーのとき以外はいっしょにいるので、
きょうもつれてきたんですが‥‥」
「茶色がチェアで、もう一匹がタップという名前です。
こいつらとはペットショップで出会いました。
当時はなんにも考えてなくて、
ペットショップでほしくなって買ったんですね。
それから1年後くらいだったかな、
たまたまネットで保健所のページを見たんですよ。
そしたら、保健所には捨て犬とかが運ばれてきて‥‥
要は処分されるわけじゃないですか。
でも引き取ることができるって聞いたんで、
電話してみたんです。
そしたら、すごいいろいろ質問されて。
こっちも真剣に答えたんです、ぜんぶ嘘をつかずに。
そしたら最後に「無理です」と。
それがずーっと心に引っ掛かってたんです。
なんだよ、こっちは引き取りたいのに、みたいな。
そのあと、ある洋服屋さんで
お店の人からアニマルシェルターの存在を聞きました。
保健所から犬や猫を引き取って里親を探したり、
一生その動物を飼育をする施設のことです。
もう、とにかく実際に、
シェルターに行いってみないことには始まらない!
そう思ってアポを取って、ひとりで行って、
話を聞かせてもらいました。
それからです。
”じゃあ、自分は何をしよう”という気持ちになったのは。
自分がダンサーだというのもあると思うんですけど、
声を大きくして叫ぶ以外の方法で、
アートで伝えることを思いつきました。
知り合いのフォトグラファー、アスリート、
ミュージシャンたちに声をかけて、
写真を撮って、写真展をやって、写真集をつくって、
売り上げをシェルターに提供しようと。
それが、もうすぐできる状態までになりました。
でも、早くやりたいんですが、ちょっと、
いまはまだ具体的に決まっていなくて‥‥。
じつは上のお話は、
2008年の9月に取材をしたときのものです。
それから約半年が経って、ATSUSHIさんから
「写真展の日程が決まりました」
といううれしいお知らせがほぼ日に届きました。
最後に、
本番に先がけて開かれた「プレ写真展」での、
ATSUSHIさんからのメッセージをどうぞ!
「時間がかかちゃって‥‥。
でも、前にお話したことが
イメージ通りにできることになりました。
賛同者には一流のアスリートと
ミュージシャン、フォトグラファーが集まってくれて、
50点ほどの写真が展示されます。
人間の素晴らしい肉体の中に、
シェルターの犬の写真が数点混じって。
‥‥その感じをことばにするのは難しいんですが、
あえていえば「本能」でしょうか。
そういうもので作品がつながって見えると思います。
同じなんです、アスリートも、犬も。
ゴールデンウィーク、
何かを感じとりに来てください」
「POWER of LIFE」公式サイトはこちら、
ATSUSHIさんの公式サイトはこちらからどうぞ。 |