ユラール、インドへ行く
ユラールのロンTとパーカ
〜ユラール、インドへ行く〜

豪速球! 正真正銘の「ハンドウォーマー」。


ホボンジュール!

今日はパーカについて、
さらにくわしくお伝えしようと思います。

「ぼくら自身が着たい、
 ほぼ日乗組員のためのクルー・パーカ」

それが出発点だった「ユラールのパーカ」ですから、
そのデザインや機能を検討するにあたって、
われわれパーカ・ロンTチーム、
略してパーT・チームは、
「ぼくらはどんなパーカが欲しいか」について、
かなりわがままに、意見を出し合いました。

(登場人物は、すべて仮名です)


トミー
スエット・パーカって、洗濯していくと
だんだん生地がよれてきて、
テロテロになっちゃう
でしょう?
特にあの、ファスナーの部分!
あれがどうにもこうにもイヤなんですよ。
そうなったら、捨てちゃうことが多いです!
ああもう、考えるだけで腹が立ってきた!

バヤシ
まぁまぁ落ち着いて。
でも確かに、仕事着として着るんだから、
しっかりした状態で
長く着られないといけないですよね。
わたしは、なんとなく形が悪いパーカが
多い
のが、気になります。
スエット・パーカの80%は、
買ってすぐパジャマ行きになります
と言ったら過言ですが。

スギちゃん
あ、わたし、パジャマにするの好き。
でも、洗っていくと、どうしても生地が、
ゴワゴワと固くなっていく
んですよね。
いつまでも肌ざわりや着心地のいい、
パーカがいいなぁ。

ハリ男
なるほど、うーん、あの、そのあたりって、
生地の選び方とか、形のデザインの問題ですよね。
ちゃんとそのへんができている
パーカもあるわけで、
これはしつこく追及してけば、なんとか
高条件をクリアできると思うんです。
もっと、もうちょっと、なんていうのか、
根本的に解決したいことっていうか、
「絶対にこうあって欲しい!」
みたいなことって、ないですかね?

べっか3
あのう‥‥ぼく、フードというものが
根本的に似合わないみたいなんです。

ハリ男
いや、そこまで根本的じゃなくって。

べっか3
チョー根本的は、いけませんでしたね。

バヤシ
日本人の10%は
フードが似合わないようです。
この数字は、わたしの直感調査ですが。

ハリ男
だから、そういう話じゃなくて!

ゆーな
あっしはー、小さい時からパーカすごく好きで、
今でも着るし、フードかぶったりもする、
ハード・ユーザーだと思うんですけど、
そんな大好きなパーカでも、
どうしても嫌いな部分っていうのが
あるんですよー。

みんな
ほう、それは?

ゆーな
ポッケ!!


みんな
ポッケ?

ゆーな
前身ごろのポッケ!!

あのポッケ、マジ意味ないっすよ。
モノ入れて走ったら、
10中10モノが落ちる
でしょ!
あれがほんと許せない。
ああイヤだ!!
あれのせいで、
秋冬は携帯とか傷だらけですもの。
どうにかなんないっすかね〜あれ。

みんな
あ! な・る・ほ・ど。
それはある!

ゆーな
例えば、パジャマ姿で、近所のコンビニに行こう。
あ、ちょっぴり寒いから、パーカを着よう。
ポッケに携帯電話と財布を入れよう。
あ、信号がかわりそうだ!いそげーーーー!
道路の真ん中でボロン!!

トミー
どうしても、何か入れたくなるよねー。

ハリ男
そっか、そう言えば、
あのパーカについてるポケットって、
ポケットというよりは、手をあたためるための、
ハンドウォーマー
らしいんだよね。
だから、モノを入れることに関しては、
考えられてないわけだ。
歴史的にはモノを入れちゃダメ、ということでも、
実際にモノを入れるんだから、改善するべきですね。

みんな
したい! したい!
改善したい。

ハリ男
これがうまくいったら、
そんなパーカ、ほしいよね?

みんな
ほしい! ほしい!

よし、それじゃ考えましょう!
モノをちゃんと収納できる、
パーカのポケット!


というわけで、さまざまな試行錯誤のすえ、
最終的に採用されたアイデアは、
実に率直至極、直球ストレート、
しかもかなりの豪速球な方法
でした。

これです!



んんん? ジャンパーの袖口???

そう、あったかいリブ編みの袖口が、
正真正銘の「ハンドウォーマー」になり、
しかも、モノが落ちないポッケにもなるという、
一挙両得の解決法を、われわれは発見したのです。

その詳細は‥‥
おっとすみません、今日はここまでです。


なんだか、じらしてばっかりいるようで、
申し訳ありません。
お待たせしましたが、明日16日、
正式サンプルがようやく届く予定です。
17日金曜日には、ロンT、パーカとも、
写真入りでデザインを一挙に公開できると思います。

どうぞお楽しみに!

それでは、また明日。
お相手はパーT・チームでした。

2004-09-15-WED

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