その2831
難しい漢字の「読みまつがい」‥‥
ま、ありますよね。
簡単な漢字の「読みまつがい」‥‥
うん、たまにはあるでしょう。
カタカナの「読みまつがい」‥‥?
ああ、苦手な人はいるかも。
ひらがなの「読みまつがい」‥‥?
いや、あるでしょう、あるでしょう!
今日は、「ほんとの読みまつがい」。
なんで「ほんとの」かというと、
パッと見で違うことばに誤解してしまう
「読みまつがい」の特集と区別するためです。
あ、そんなことはどうでもいいので、
いろんな「音読まつがい」をお読みください。
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高校の漢文の授業中、
先生にあてられた友人が
「嗚呼」をなんの躊躇もなく、
「なるこ」
と読んだが、教室は無反応。
午後一の授業だったので、
みんな夢の中だったのかも。
(私は「ああ」と読めます)

新婚の私。
旦那が「放屁」の読み方を自信満々に
「ほうっぺ!」
と叫んだのは
この先良い思い出になりそうです。
(みさ)

余りにも古典的な言いまつがいですが、
聞いたからには。
昨日JR車内のアナウンス。
「車内のマナーを題材とした、
 
かわやなぎを募集してます」
「川柳」だよね。
(緑茶ずき)

数年前、黒豆や栗などで有名な
「丹波篠山」を
「さんばたたやま」
と言った友人がいました。
あまりにも語呂がよかったので
気づかずスルーしかけましたが
さんば‥‥サンバ? 誰がサンバやねん!
と無事つっこむことができました。
(サンバはマツケン任せ)

中学の音楽の授業中、
教科書を読むように言われた
クラスメイト女子。
「チェンバロ」を
「チェロンバ」
と読んでしまいました。
クラス中が爆笑するなか、
私は「???」。
私の頭の中でも「チェロンバ」でした。
あたらなくてよかった!
(その後、彼女のあだ名はもちろんチェロンバ)

中学の国語の時間のことです。
クラスで一番読むのが上手いコが
「一人ぽつねんとしていた」という文章を、
とても情感豊かに
「ひとり‥‥、
ぽつんと寝ていた
と言ってました。
一瞬みんな気づきませんでしたが、
ちょっとの間のあとクラス中爆笑でした。
(寝てるのかよ!)

服屋さんで働いています。
寒さが厳しくなってきたある日、お客様から
うらおきげのパンツあります?」
と聞かれました。
一瞬「?」となってしまいましたが、
すぐに裏起毛(うらきもう)のことだと気付き、
「こちらですね〜。
 裏が起毛(きもう)だと暖かいですよね」
とさりげなく言ってみましたが、
お客様は気付かず、最後まで
「おきげ」とおっしゃっていました。
(ガンモ)

むかし、銀行の新入社員のころ
ハナニ銀行はどこの国の銀行ですか?」
と聞いてしまいました。
「八十二銀行(はちじゅうにぎんこう)」でした。
(だって国際部だし)
ふふふと笑いながら読み終えて、
ちょっとした時間が余っているなら、
投稿してみてはいかがですか?
「投稿する」ボタンをクリックし、
あなたの知ってる愉快な出来事を
簡単に書いてメールしてください。
長さとか、書式とか、
あんまり深く考えず、適当にどうぞ。
それでは、また、明日。

イラスト:しりあがり寿
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2011-11-15
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN