その2942
超いまどきの子も、上品な紳士も、
バリバリのラガーメンも、
五ヵ国語ぺらぺらのお姉さんも、
その道40年の陶芸家も、
連勝中の棋士も、カリスマ家庭教師も、
誰だって「言いまつがい」を
発する可能性があるのです。
さぁ、元祖「言いまつがい」。
最後まで、どうぞ、ごゆっくりー。
「言いまつがい」を投稿する
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昨日の結婚式、
いい挨拶をした新郎の幼なじみが、
グラスを片手に言いました。
「それでは皆さん、
 二人の幸せに、かんぺい!
か、乾杯ー!!
(一同笑))

さっき課長補佐が
電話で言いまつがいました。
「明日が
メリットだから!
 ‥‥あ、リミットだから!」
(リンスのいらない♪)

朝、半分以上寝ぼけたまま、
紅茶を入れて、食パンを焼きました。
私は、パンを指差して母にこう聞きました。
「これ、
塗った?」
母は、不思議そうな顔をしながら
「確かに油だけど‥‥」
間違いに気がついた私は
一気に目が覚め、大笑いしました。
(パンにはマーガリン)

定食屋にて数人でうどんをすすりながら、
私が七味を入れたのをきっかけに
みんなで『いらないもの』の主張大会に。
「うどんに七味いらん!」
「うそー!」
「あたしは焼そばの青のりいらん」
「歯につくだけやもんねー」
「じゃあ俺、
 カレーに
七福神いらん!」
「あ〜」
「いや、あたしはいるし!」
‥‥????
「神様やん、それ!」
(アイラブ湯ー)

ある時なんとなく思い出して、
「鉛筆の木の部分は、
 エンピツジャクソン
 という木から作られる」
と国語の教科書に書いてあった、
とダンナに言ったら、
「そんなマイケルみたいな木があるか」
と笑われた。
絶対そうだと意気込んでネットで調べたら、
「エンピツジャクソン」ではなく、
「エンピツビャクシン」だった。
片仮名が苦手なのは、
30年経っても相変わらずです。
(時をかけるおばちゃん)

バッグ屋で働いている私。
先日、ペイズリー柄のバッグを
手に取っているお客様がいたので、
いつも言っている
「このペイズリー柄は
 ケバケバしくないので持ちやすいですよ〜」
という説明をしようとして、
何を焦ったのか、
「このペイズリーは
 
ケイバリーです」と‥‥。
お客様、全くノータッチ‥‥。
新しいペイズリー柄だと
思ってくれてると信じています。
(もちろん売れませんでした)

親戚の集まりがあった際の出来事です。
みんなにお茶を淹れようとした母。
急須を傾けてもお茶がでてこないので
「急須の
蛇口が詰まってる!」と。
一同沈黙の後、大爆笑でした。
ふたを開けてみると、お茶が詰まっていました。
(急須に蛇口がついているのを
 想像してしまいました)
お気に入りの音楽でもかけながら、
思い出をひもとくように、
投稿してみてはいかがでしょうか?
やってみると決めたら意外と簡単です。
「投稿する」ボタンをクリックし、
印象深いそのエピソードを
ほどほどの長さで書いて送るだけ。
あとは、べつに、とくに、なにも。
ですから、気負うことなく、
なんの気なしに送ってくださいねー。

イラスト:しりあがり寿
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2012-03-05
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN