イトイの読んだ本、買った本。
 
イトイの読んだ本
『のぼうの城』
著者:和田 竜
発行:小学館
価格:¥ 1,575(税込)
ISBN-13:978-4093861960


Amazonで購入する
イトイはこう言っている。
これは、小説を読んでおもしろがる時間のために、
おたのしみとして買ったのですが、
ずいぶん長いことそのままになっています。
タイトルといい、表紙の感じといい当たりなのです。
しかも、あちこちの評判もすこぶるいいみたいですね。
じゃ読もうか、というときに、
つい後回しにしちゃうんですよねー。
 
僕、読みましたよー。

この小説は、よく見られる戦国物(?)にある、
腕が立ち、頭も切れる武将が主人公の話では
ないんです。
それでも民からは好かれる城主。
あまり内容を説明するのは野暮ですね。

日本には
こういうリーダーっていないなーって思いました。

『のぼうの城』読みました!
さいこー! です。

電車で読んでたら、
もう泣けてきちゃって、そうとう困りました。

リーダー論って今いろいろ出てるけど、
こんなリーダーもありなんだと思いました。

日本史苦手な私がちょー面白く読めた!!!
(Y)

買っていて読んでいないのですね。
これからこの本を
まっさらな気持ちで読めるのですね。
うらやましいです。

私もこの表紙とタイトルに惹かれていたのですが、
あまりにも評判がいいので、
ずっと躊躇していました。

それでもこの本は思い切って買ってみて、
読み始めたら、
あっという間に読み終えてしまいました。
おもしろかったです。
巷間の評判以上だった本は久しぶりです。
もちろん、私個人的にという意味ですが。

文章もわかりやすく、
時代物に慣れていない方でも、
男性でも女性でも読みやすいと思います。
登場人物も魅力的です。

女性よりも男性の方が
魅力的に描かれているように感じたのは、
時代や物語の背景のせいかもしれません。
ちょっと女性には不利な印象があったのですが、
それでもやはりどの人物も目の前で動いてくれます。

何度読み返しても、
やっぱりおもしろいと思います。

とにかく、この本は実にお勧めです。
(かえるちゃん)

これはおもしろかったですよー。
同じ作者の『忍びの国』も
おもしろかったですよー。

読後感もよく作者も若い!
まだまだ、たくさん書いてほしいヒトです。

 
乗組員も読んでみた。
天下を手中に収めるべく、その仕上げとして
関東に攻め上ってきた、豊臣秀吉。
その秀吉の命を受け、大軍を率いて来た
石田三成の軍に対し、武州の小城・忍城は
いかに対抗したかー?
と、いうのが、このお話の
すごくおおまかなストーリーです。

多勢に無勢という、ドキドキハラハラな展開も
もちろんおもしろいのですが、
それぞれの登場人物が魅力的です。
「のぼう」と呼ばれる主人公や盟友、
敵ながら憎めない人物、
土地を守ってきた、農民たち。
活き活きとしていて、魅かれました。

また、合戦のマナーやルール、さらに
石田三成って、そんなにイケメンだったんだ〜
みたいなことまで、細部も読みごたえがありました。
時代ものをふだん読まないわたしでも、
すごく楽しめました。

**************

『のぼうの城』への感想メールを
たくさんお送りくださり、
ありがとうございました!
また次回の「イトイの読んだ本、買った本」を
どうぞお楽しみに。

2009-05-16-SAT
ほぼ日ホームへ