鍋ひとつで何をつくる? その7
〜うほうほ、まだまだレシピ満載じゃよ〜
じつは、いま、わし、ちょびっとダイエットモードなんじゃ。
日々(わずかの距離じゃが)泳ぐのを日課とし、
宵っぱりな食生活を朝方にシフトして
深夜食を控えめにしとるよ。
いちおう、わしの心のメモ帳には
「ほんとうに食いたいものは、食ってよし」
という格言が刻んであるんじゃが
裏返せば「それ、ほんとうに食いたいのか?」
を自問するというのが
自炊老人流ダイエットの極意でな。
(あ、なんか、わし、偉そう?)
さっきも和菓子屋の前を通ったんじゃが
いつものわしなら絶対に豆大福を買っとる。
が、そこで「ほんとうのほんとうに、
体が豆大福を欲しとるのか?」と問うのじゃ。
すると、十中八九「そうでもないか……」という
答えが心のなかから湧いてくるのじゃ。
というわけで今日も豆大福2つ分、
ダイエット成功じゃ!
あれ? なんか間違っとる? わし。
ともあれそうして日々の食材を選んでいくと、
けっこうヘルシーになるものなんじゃよ。
なんとなく油で揚げるたぐいの食事は作らなくなるし、
野菜が食べたくなるし、
砂糖の使用量も(もともと沖縄の黒糖しか使わないがな)
どんどん減っていく。
唯一、つらいのは、大好きな肉の脂身をやめる、
ということぐらいじゃな。
というわけで今日も元気に自炊じゃよ〜〜!
一鍋料理の続き、行くぞ!
●ごぶさたしちゃいました。
お鍋はゆきひらか、ミルクパンで作ります。
材料)
鶏肉(ベーコンでも可)、タマネギ、ごはん(冷やごはん
でも、コンビニごはんでも)、固形コンソメ、卵
1)鶏肉を1口大の3分の1くらい(ベーコンなら、
2cm幅くらい)に、タマネギは半分に切ってから、
3mm幅くらいに切る
2)鍋に油を敷き、鶏肉・タマネギを炒める
3)固形コンソメと水を鍋に加えて、煮る
(ベーコンでこの時点で止めれば、
そのままスープとして食べられます)
4)鍋にごはんを加え、さらに煮込む
5)溶いた卵を加えて、できあがり!
冬になると、よく作るメニューです。
途中でできあがりとなるスープは、
オムライスの具を作りながら、よく作ります。
簡単ですぐにできるし、私のオムライスのかくし味
(あんまり隠れてない?)がコンソメなので、
組み合わせも合うこともあって、友達からは好評です♪
ではでは。(くわたみほ)
これは「洋風ぞうすい」じゃな。たぶん。
このままでもじゅうぶんうまそうじゃが、
わしじゃったら、あらかじめ硬めに茹でておいた
ブロッコリやアスパラを入れて、野菜たっぷりに
したいところじゃな。
また、ホールトマトを加え、最後にとろけるチーズを
加える、という手もあるぞ。
次は、3種・6パターンを一気に紹介じゃ!
これ全部実行すると、6日分のメニューになるぞ〜!
●「お鍋ひとつで」の課題、2度目のメールです。
ウチは2口コンログリル付きで、電子レンジも炊飯器も
大きい冷蔵庫もあっもちろん鍋もいくつもあるわけですが、
たまに、というか、ちょくちょくというか、
「コンロひとつに鍋ひとつ」ですませることもあります。
なんか手抜き生活がバレてしまいそうですが、
実践的「お鍋ひとつ」料理をご紹介します。
その1「豚汁」
なんのことはない、豚汁です。でも、ゴボウにニンジン、
大根にこんにゃく、油揚げ、豚肉、里芋、ネギと
具だくさんで作ります。たいてい、鍋にどんぶり
(お椀ではない)2杯分くらい作ります。
ご飯がほしい時は、私は炊飯器で炊きますが、
先に鍋で炊いてもいいし、
コンビニのおにぎりでもいいんじゃないか? と。
これにお漬け物でもあれば、もう満足まちがいないですよ。
で、その日は1杯分だけ食べます。
翌日は、そこにうどんを入れて煮込み、
最後にキムチを加えます。ピリ辛うどんになって、
2日間楽しめますよ。
その2「お好み焼き」
これも変哲ないお好み焼きです。フライパンひとつで
できます。栄養のバランスを考える場合は、
千切りキャベツのほかにもやしやニラ、青ネギなんかを
入れたりします。ボリュームをつけたいときは、
焼きそばのっけたモダン焼きもいいですが、
フライパン1個だとやりにくいだろうから、
1cm角に切ったお餅を生地の中に混ぜ込んで焼くのが
おすすめ。その他の具も、お好みで。
私は甘辛く炊いた牛筋の煮物を小分けにして
冷凍しておいて、それと茹でたこんにゃくを
具にしたりします。ソースは専用ソースもありますが、
中濃ソースにマヨネーズ、そこに「どろソース」少々が
お気に入りです。マスタードをちょこっと入れても
おいしい。
その3「鍋」
そのまんまですねー。でも冬場は鍋! ひとりでも鍋!
これが3日続くことすらある・・・。
1日目は昆布だしで水炊き、
ご飯の代わりにお餅を入れます。
2日は同じスープを使ってしょうゆ味か味噌味に、
うどんを入れます。
3日目は、キムチを入れてピリ辛鍋にします。
さすがに3日が限度と思うので、ご飯をいれてお雑炊に
(ご飯は冷凍していた残りものとかでじゅうぶん)。
スープまでしっかり食べ尽くします。
鍋の材料(野菜)を買っても、
1人分を1度作っただけでは余ってしまうので、
ほとんど「余儀なくされて」って感じですが。
でも味を変えればけっこう飽きずに食べられます。
野菜以外の材料は、「今日は鶏肉、明日は魚、
明後日はつみれ・・・」なんて楽しんでます。
以上、実践的「お鍋ひとつ」料理、でしたー。
お粗末さまでした・・・。(うー)
なんとすばらしい! ほんとうに実践的じゃよ。
「豚汁」は、じつは、いつ出るかいつ出るかと
待っておったのじゃよ。具だくさんスープ界日本代表と
しては、いちばんバランスがよいメニューじゃろうからな。
それと、「餅」を使うというアイデアもよし!
「困ったときのキムチ」も応用がききそうじゃ。
一人暮らし・多忙自炊人には、餅とキムチは強い味方じゃよ〜。
次は、いままで意外と使われていない「牛乳」が登場じゃ。
●こんばんは、自炊老人様。初めまして。
早速ですが「牛乳シチュー」です。
「ミルクシチュー」の方がかっちょ良ければ
そう呼んで下さい。
ホワイトソースもレトルトのルーも使わないシチュー。
超簡単で、美味しいし、じゃがいものおかげで
お腹にもズッシリ!
カレー屋さんをしている母親の友達が
私が閉店間際に尋ねていったとき、
ササッと作ってくれたものです。
簡単なのに美味しい!と感動しました。
その時の手順をなんとなーく思い出して時々作っています。
材料はオリジナルのものを書いておきますが
シチューに入ってそうなものなら
基本的になんでもいけちゃうはずです。
<材料(2〜3皿ぶん)>
・じゃがいも---中3個
・ほうれん草---適宜
・ベーコン---2〜3枚
・コーン---小さい缶詰1個
・タマネギ---中1個
・バター---10gくらいかな
・固形スープの素---1個
・牛乳---1リットルもあれば充分。
・塩こしょう
<作り方>
1)材料をそれなりの形に切る。
切っている間に鍋でじゃがいもを茹でて
柔らかくしておく。
ほうれん草は苦みがとれるようゆがいておいてもよい。
2)バターを鍋で熱し、ベーコンとタマネギを
中火で炒める。ほうれん草とコーン、じゃがいもを加え、
すべてが「しなっ」としたら
「軽く」塩こしょうをする。
3)材料がすべて浸かるくらい牛乳を注ぐ。
強火にし、煮立つのを待つ。
4)煮立ってきたら固形スープのもとを割り入れ、
塩こしょうで味を調える。
5)中火〜弱火にして、10〜15分ほどクツクツ煮込む。
煮込むときには蓋がある方がいいと思います。
ま、要するに材料をバターで炒めて
たっぷりの牛乳で煮込めばいい。
お味はシンプルで、何皿でも食べれる美味しさ!
栄養満点ですよーん。
食パンがあればさらにリッチです♪
(Keiko UENOYAMA)
牛乳をあたためた匂い、というのは
なんともよいものじゃのう。
わしは缶詰めのスイートコーンを同量の牛乳で割り暖め
バタを落としたいいかげんコーンスープをよくつくるが
Keikoどの(の母上のお友達)のこのレシピは
パワーもたっぷり、という感じじゃな。
わしが加えるとしたら、はまぐりじゃろうか。
ちょっとクラムチャウダー風にしてみたいところじゃ。
もうじき季節の「かき」を入れてもよさそうじゃな。
続いては、和食じゃよ。
●簡単でおいしい「三枚肉の味噌煮なべ」。
朝晩も大分涼しくなってまいりました。食欲の秋到来に、
非常に簡単でいながら、なんともいわれぬおいしさの
「三昧肉の味噌煮なべ」をぜひやってみてください。
材料:
豚の三枚肉(ばら肉)……かたまりで。
とうふ……我が家では絹ごしです。
ねぎ……たっぷり(新鮮でおいしいねぎね)。
きのこ……最高にぜいたくなのは、山でとってきたきのこ、
なのですが、これが無理なら、店にあるしいたけとか、
えのきたけ、とか、しめじなど。
調味量として、みそ、お酒、だしの素、さとう
(隠し味に少々)
作り方:
1)なべに水をいれ、だしこんぶをいれて、
火にかけこんぶだしをとっておく。
2)三枚肉をスライスする。
ねぎは、なべものに入れる時の大きさに切っておく。
きのこもいつでもなべに入れられるようにしておく。
3)こんぶだしを、再び火にかけて、煮立ったら
だしの素とみそをいれ、濃い目の味噌汁を作る要領で
味をつける。お酒も少々入れる。
4)スライスした三枚肉を入れ、火が通ったら、隠し味に、
少しさとうをいれ、とうふをなべものに入れる時の
大きさに切っていれ、弱火にして、とうふにしっとりと
火を通す。(このとうふの温まり方というのは、けっこう
ポイントです。煮えすぎたらだめです。)
5)とうふが調度良く煮えたら、強火にして、ねぎ、
きのこをいれ、ふたたび煮立ち始めたら、火を止め、
いただきます。
三枚肉も、とうふも、ねぎも、きのこも、
みその味にマッチしておいしいですよ。
簡単ですし、ぜひ、試してみて下さい。(ミヨコ)
おお、これも体があったまりそうじゃな。
「主食的なもの」がほしかったら、
さきほどの「餅」を入れてもいいじゃろうな。
と思ったら、次の自炊人は、まさしくそれじゃ。
そうか、トックか!
●韓国料理が好き、ということで、
辛くはないけど美味し〜いスープのご紹介。
材料:昆布といりこで濃い目にとったダシ。
(濃い目のほうがウマイ。)
韓国のモチ、トックを適量。
(水に一晩ほどつけておきましょう。)
牛肉 適量。
ときたまごをお好みで。
ネギ 適量。
海苔(味付きでないほう。)
1.まず牛肉をひとくち大よりもちいさめに切り、
お鍋で、しょうゆ・酒・さとうを入れて煮る。
(このお肉は多めにつくりおきしておくと、
ビビンバなどにも使えます。)
2.ほかのお鍋に昆布といりこのダシを入れ、
うすくちしょうゆで好みに味付けをする。
3.2の鍋に一晩ほど水につけておいたトックを
入れ、お好みの硬さになるまで煮る。
そのときに1で作っておいた肉をいれる。
煮汁もほんのすこし入れると良い。
4.入れても入れなくても良いが、ときたまごを
まわし入れる。ネギを入れ、すぐに火をとめる。
お椀によそい、パリパリの海苔を手でちぎって
かけたら、できあがり!!(Mi-hyang)
こいつもうまそうじゃな〜。
トックはうるち米でつくる韓国の餅じゃ。
保存がきき、最近はスーパーでも買えるようになってきたな。
日本のもちと違い、水で一晩もどす、という手間は
必要じゃが、独特の歯ごたえがあって、うまいぞ。
このレシピ、「キムチ」は使わんのじゃな。それに、鳥がら
ではなく、いりこと昆布のだしというところも、
アッサリといただけそうじゃな。
次は、お、なつかしのキャベツ・リターンズじゃ。
●今日初めてこのページをみました!
自炊歴4年と、まだベテランではありませんが
手抜き料理は知っている方だと思います。
どうやらキャベツ特集は終わったようですが
一つの鍋で2品できる! キャベツ料理。
しかも「お洒落」にもみえる!
お客さんが来たときは、キッチンにこもりきり・・・
というわけにはいきませんよね?
この料理なら、お客さんの相手もできて、
おいしい料理もふるまえる! 一石二鳥!
前置きがながかったかな・・・それでは。
2人分
1 豚肉(ロース)1パックを裏、表ともに
塩コショウする。
2 その豚肉をちょっとずつ重ねながら丁寧に、
「かっちり」とロール状にまいていく。
くずれないように、
ところどころ「楊枝」でさしておく。
3 お鍋にだいたい水3〜4杯くらい入れ、
沸騰したところで豚肉のロールをドボンと入れて煮、
だしをとる。
4 豚肉に火が通ったら、肉をとりだし、冷やしておく。
5 ニンジンの輪切りを適当に、キャベツを4〜5等分に
して、そのうちの2つをそのまま鍋にいれてコトコト煮る。
(15〜20分くらい)
6 キャベツに箸が通るくらいやわらかくなったら、
下ゆでしておいたアスパラを適当にいれて、
塩コショウでスープの味を整える。
7 アスパラが暖まったら、鍋の火をとめて、
ポトフの出来上り。
8 冷やしておいた豚肉のロールの「楊枝」をとり、
薄切りする。
こちらは、ショウガ醤油をつけていただく。
ちょっと説明がわかりづらいかしら? 自信ないっす。
でも、キッチンで働く時間は本当、わずかなので、
お勧めです。(ぶーたん)
いやいや、よくわかったぞ。
これは、ポトフのだしとして使った豚肉を、
別皿にしてもう一品としていただく、ということじゃな。
あ、8の「薄切り」じゃが、ロールのままネギを刻むように
薄切りにするのかな? ま、どう切ってもうまいと思う!
ぶーたん殿、自炊歴4年は立派なベテランじゃ。
また投稿待っとるぞ〜!
最後は、おお、いつもこのページのイラストを書いて
くださっている小林ひろこ画伯からじゃ!
いつもすまんのう……。
お会いしたことはないが、美人と聞くぞ。
あ、これじゃお世辞言っとるみたいじゃな。
●私の数少ないレシピから、鍋ひとつでできる料理、
投稿します。テーマは鍋ひとつプラス、春雨love!
春雨と鶏だんごのスープ
材料 鶏ひき肉 万能ねぎ 大根 きくらげ 春雨
だし昆布 しょうが 塩(できればおいしー塩)
コショウ
分量 てきとう。
まず鍋に湯を湧かす。鍋の種類なんでもよし。
沸騰したら火を止め、春雨をひとにぎり入れとく。
春雨が戻るのを待ちながら他の下ごしらえ。
きくらげは水で戻し幅3〜4ミリの細切り。
生のきくらげがあればもっといい。
大根はひと口大の乱切り。ふぞろいな多面体。
その方が口ざわりが楽しい。
しょうがは厚さ5ミリくらいにスライスしたのを、
丼一杯の水に対して2枚は用意。
春雨が戻ったらざるにあけ、のびないように水をかけて
冷ます。適当な長さに切る。
空いた鍋には水を張り、だし昆布を一枚入れとく。
鶏だんごの種をつくる。鶏ひき肉に万能ねぎの小口切り
少々、塩、コショウ、しょうが汁を加え、手で練る。
ねばりが出るくらい練れば、つなぎは入れなくて大丈夫。
塩味は、けっこうしっかりつける。
昆布がふやけてきたら鍋を火にかける。
ついでに大根も入れる。大根は水から煮るのだよ、
とパパが言ってたし。沸騰したら昆布は出す。
ここでしょうが投入。ふたをして、煮る煮る。
大根が半煮えになり、しょうがの香りがしてきたら、
中華コンソメを入れ(入れ過ぎるとくどい)塩で味調整。
鶏だんごの種をスプーンですくい、スープの中に落として
ゆきます。鶏だんごが煮えてぷかぷか浮いてきたら
オッケー。
最後、春雨を入れ、温めます。
くれぐれも春雨を煮過ぎないように。
つるっとした春雨や、ジューシーな大根、
コリコリきくらげ、やわらか鶏だんご、
いろんな食感が、しょうがの効いたスープに浮いてて、
鶏もいー味出してます。
春雨が好きな人には、たまらんはず。
これだけで食事になります。(小林ひろこ)
うわあ! お世辞抜きにうまそうじゃ!
わしは春雨大好物じじいなんじゃ〜!
小林どののレシピは「つくるよろこび」にあふれているのう。
また送っとくれな!
おっと、もうこんなに書いてしまったか。
まだまだ続きはあるでな、次回をおたのしみに、じゃ!
シーユ〜!
-------------------------------------------------
新しい議題への投稿はもちろん、
みなさんのレシピや、
自炊に関することがらのメールも、
じゃんじゃん お待ちしてます!
jisui@1101.comまでお送りくださいね。
よっこらせっと。
|