がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

缶詰を活用せよ! その2
〜いわし、鯖、ツナ、トマト


缶詰便利じゃなあ。いやはや、
こういうお題を出しておいてナンじゃが
わし、あまり、缶詰を主役にしためしを
作ることがなくてな。あらためてスーパーで
缶詰コーナーを見てみたら、
どのスーパーも充実しとること!
ツナ、いわし、あさりむき身、みかん、
ホールトマト、スイートコーン、ホワイトアスパラ、
牡蛎のスープ、うずらの卵、それにコンビーフを、
買ってしまった。買いすぎじゃって。
SPAMは迷ったが重いのでやめたんじゃが、
これだけでもじゅうぶん重い!
帰路がたいへんじゃったよ。あほじゃなあ、わし。
ちなみにその日はスイートコーンをポタージュにし、
コンビーフ・スライスをフライパンでこんがり焼いたのを
タマネギといっしょにトーストにはさんで昼食にしたよ。
アスパラはそのまま食った。(それって料理以前じゃなあ)
でも、うま、うま。



というわけで今日も「缶詰」行くぞ〜〜〜!
まずは開始二回目にしてもはや定番の感のある
「オイルサーディンそのまま」じゃ。

オイルサーディンのおいしい食べ方をお教えします。
 簡単すぎるかもしれませんが、
 これが、ごはんのおかずにもお酒のつまみにもなる
 すぐれもの。
 調理器具もいりません。

 まず、缶詰のふたを開けます。
 そして中の油をよくきります。
 そこに、みりんをひたひたくらいまでいれます。
 次に、しょうゆを小匙1くらい。
 量はおこのみで。
 そのまま火にかけ、ぐつぐつとしたらオーケー。
 仕上げに葱をたっぷりとかけ、七味をアクセントに。

 時間のない時、めんどくさいときにぴったりです
 ぜひおためしを。(etsuyo)


前回は「ねぎ醤油おかか焼き」だったが
etsuyoどのはさらにカンタン。
みりん、が、ポイントじゃな。
ではわしからも提案。
オイルサーディンの缶ふたを開けて油を切り、
こしょうを挽いてたっぷりかける。
レモンのスライスをサーディンを覆うようにのせ、
さらに薄切りのタマネギをひく。
その上にマヨネーズを「ちょっと多いかな?」
というくらい塗り、そのままオーブントースターへ。
表面のマヨネーズがこんがり色づいて
なかがグツグツしてきたらおっけーじゃよん。



続いては、これも定番ツナ缶。
前回のツナ丼と、比べてみると面白いぞ。

●自炊老人さまへ。
 こんばんは。はじめてメールさせて頂きます。
 缶詰、といえば…のツナ缶を使った
 あっさり、さっぱりのまぜごはんです。
 作り方は…
 1.ツナは油(汁)を切っておく。
  ノンオイル以外のツナならなんでもいけます。
 2.梅干しの種を取り、細かく刻む。
 3.みつばも刻む。
 4.ツナ、梅干し、みつばをご飯によく混ぜ、
  いりごまを振ってできあがり。
  材料もいつも台所にあるものなので、すぐ作れます。
  みつばの代わりに大葉でも。
  ツナと梅干しの量は、それぞれのしょっぱさによって
  お好みで。冷めてもオイシイです。 (WADER)


ほほう! 梅干しのすっぱさで、
「ちらしずし」っぽくなるのではないかな?
わしは大葉のほうが好みじゃ。それも、たっぷり!
そのままでもうまいじゃろうが、
加えるとしたら「のりとわさび」かのう。
わさびをちょこっと塗った海苔で
手巻風にしたら、かなりのごちそうじゃよ。



次もツナ。こんどはどんなかな?

●初めて投稿させていただきます。
 みしぇと申します。ここを読んでから
 結構自炊をするようになりました。
 気がつくと、ご飯を炊くのに土鍋を
 買っちゃったりしてましたよ。
 結構重宝するんですよね。
 残り物のスープで、雑炊つくっちゃったりとか。
 直にたべるから、片付け簡単だし。

 さて、今回紹介させていただくのは「ツナタマ」です。
 材料は
 ・ゆでたまご(半熟めがお薦め)
 ・ツナ缶(もちろん!)
 ・マヨネーズ
 の4つ。

 作り方は簡単。まずゆで卵をミンチにします。
 (卵切りがあるとすごく楽です)
 それに、油を切ったツナ缶を入れて
 マヨネーズを混ぜるだけ。
 パンに乗せると美味しいですよ。焼いてもいいし。
 僕はご飯にかけるのが好きです。
 お好みで、オニオンスライスなんか入れてもいいです。

 そうそう、ついでですけれど自炊にひとつあると
 便利なのが「クレイジーソルト」
 岩塩にハーブを混ぜたものです。
 炒め物、サラダ、パスタなどなど・・・。
 一振りでぐっと味が深くなる調味料です。
 もちろん、ツナタマにも合いますよ。
 探せば、ちょっと大きめの食料品店には
 置いてあるはずです。
 10cmくらいの筒(?)で600円とちと高いですが
 それなりの価値はあると思います。
 みなさんも試してみてくださいね。
 ではでは♪ (みしぇ)


ほう、クラッカーにのせてオリーブとともに供したら
立派なオードブルという感じじゃな!
白ワインなんかにも合うじゃろうし。
(パセリのみじんぎりを散らすとか。)
しかし「ゴハン」に合うんじゃろうか……!?



ところでクレイジーソルトじゃが、便利じゃよなあ。
沖縄の調味料にも、塩と乾燥ハーブを混ぜたのがあって
わしも重宝しとるよー。肉にぱらぱらっとかけて
焙るだけで、見事な一品料理になるからな。

続いてはこちら。ふむ、骨!

●自炊老人さま、こんにちわ。
 缶詰は一人暮らしのお助けアイテムですよね!
 特に魚の缶詰は、骨まで食べられるので大好きです。
 自分で骨まで柔らかく煮るのは大変ですもんね。

 これは友達から教えてもらったレシピなのですが。
 「いわしパスタ」(分量は2人分)
 いわしのしょうゆ煮缶詰(大1缶)をボウルにあけて
 ほぐします。
 茹でたしめじ(お好みで。1パックくらいかな)も
 入れます。
 マヨネーズ大さじ1、醤油大さじ1と1/2、ごま油適宜、
 しょうが1かけをすりおろしたもの、
 全部ボウルに入れます。
 茹でたてのパスタをボウルに入れて、
 ざっと混ぜたら、お皿に盛って、
 青ねぎの小口切りをパラッとかけて出来上がり。

 このパスタ、薬味好きにおススメかも。
 上の材料の他にも、お好みでにんにく、大葉、唐辛子、
 ごま、白髪ねぎ、針しょうがなど足して
 自分好みの味にできますよっ。
 あと、しめじ以外のいろんなきのこを入れてみたり。

 日本人は牛乳より魚でカルシウムを取った方が
 吸収がいいらしいですよ。
 魚の缶詰でカルシウム補給しましょう!
 (ゆすら)


なるほど! 魚の缶詰は骨ごと食べられる、
というのは、缶詰ならではの「いいところ」じゃ!
ゆすらこのパスタもうまそうじゃのう。
ソースを火にかけないんじゃな。
とすると、カッペリーニ(細いパスタ)を使って
茹でたあと冷水に放ち冷たくして、
ソースにもビネガー(まろやかな米酢など)をきかせ
夏向きの冷たいスパゲティにしても、いいかもしれんよ。



続いては、正統派ゴハンのオカズ系。

●初めてお便りいたします。
 缶詰料理というと、ちょっぴり奇妙なものが多いですが、
 これは至極普通。筍と鯖の味噌煮です。
 冷蔵庫に何にもない!というときのお助け料理です。

 筍の水煮缶と鯖の水煮缶を用意します。
 1.筍はよく水洗いして、水をきります。
 2.鍋に1の筍と鯖の水煮缶を汁ごと入れて、
   適当に水を足して(材料がひたひたになるぐらいで可)
   火にかけます。
 3.沸騰してきたら、だしの素、砂糖、酒、味噌などで
   お好みの味付けにして煮込みます。
   少し甘めの方がおいしいです。

 ごはんとおいしいおかずです。
 お試しください!(いかぽん)


わあ、ゴハンがすすみそうじゃなあ、ほんとに。
「酒と味噌と砂糖」は、絶対に合う。
たぶん、かなり大ざっぱに味をつけても
それなりに食べられるものができるはずじゃよ。
タカノツメ、ニンニク、ショウガなどを
一緒に煮てもいいじゃろうなー。ごくり。



今日の最後は、トマト缶。
そうなんじゃよ、これ、うまいんじゃよ。

●自炊老人様
 度々失礼いたします。
 新しいお題「缶詰」ですが、
 私はまず「トマト缶」が頭に浮かびました。
 数年前くらいにトマトの缶詰に出会ったときに、
 缶詰に対する意識を覆されたことがあります。
 それまで食べたどんなトマトよりも、
 缶詰のトマトのほうがおいしかったからです。

 缶詰になっているくらいですから、
 本当はその中身になる前のトマトは
 さぞかしおいしいのでしょうけど・・・
 どうやら今の日本では到底叶わないことのようです。

 そんなトマトの缶詰を使った一品を。
 基本のトマトソースは以前メールしましたものを
 引用いたします。

 ★トマトソース
 ・材料
  トマト缶 1/2缶
  にんにく ひとかけ
  たかのつめ 1本
  オリーブオイル 大さじ2
  塩 少々
  しょうゆ 小さじ1/2

 ・作り方
  1.トマト缶を粗くくだいておきます。
   カット済みという缶詰の場合は不要。
  2.にんにくを均等な厚さにスライスし、
   たかのつめは4つ切りくらいに切って
   種を出しておきます。
  3.フライパンにオリーブオイルを入れ弱火にかけ、
   にんにくをきつね色になるまで揚げます。
  4.たかのつめをフライパンに入れます。
  5.すぐにトマトを入れ、ぐつぐつ煮ます。
  6.途中、塩で味を調えます。
  7.煮詰まってきたら、最後に隠し味のしょうゆを入れて
   できあがり。

 このトマトソースを使って鶏肉と野菜のトマトスープを。

 ★トマトスープ

 ・材料
  上記トマトソース 2倍量(トマト缶1つ分)
  鶏肉 200g
  じゃがいも 中3個
  たまねぎ 1個
  ズッキーニ 1本
  (なければ茄子1本で代用をおすすめします)
  バジル または パセリ ひとふさ(乾燥は大さじ2〜3)
  オリーブオイル 大さじ2
  塩 少々

 ・作り方
  1.鶏肉、じゃがいも、たまねぎ、ズッキーニを
   食べやすい大きさに切ります。
  2.煮込む鍋にオリーブオイルを入れ、鶏肉をいためます。
  3.鶏肉の表面の色が変わったら、野菜を入れて
   水をひたひたに張ります。
  4.はじめは強火でしっかり火を通し、
   同時にあくを取ります。
  5.中火にして、きりぶた、またはおとしぶたの状態で
   15分くらい煮ます。
   目安はじゃがいもに火が通る少し手前くらい。
  6.塩少々で味を調えます。
  7.トマトソースとバジル(またはパセリ)を入れて、
   さらに煮ます。
  8.再び味見して、味が薄いようなら塩で調節を。
  9.5分くらい煮込んで、できあがり。

 このレシピのポイントですが
 1.面倒なようですが、スープに
  トマト缶を一気に入れるのではなく、
  油といっしょに煮詰めたトマトソースを使うと、
  断然おいしいです。
 2.前回も書きましたが、
  トマトは鉄のフライパンで熱しないでください。
  パンもトマトも台無しになります。
  フライパンよりホーローの鍋のほうが
  便利かもしれません。
 3.じゃがいもに火を通す前にトマトを入れないでください。
  なぜだか表面だけジャリジャリした食感の
  じゃがいもになるようです。
 4.結構油が浮いていると思いますが、これがおいしいです。

 近頃トマト缶はメジャーな缶詰になったようで、
 一缶400gで80円〜120円(関東近辺)という
 お手軽価格です。
 同じ値段でもメーカーや輸入業者によって随分と
 味の指向が違うので、
 いろんな種類のトマト缶を楽しんでみるのも
 いいかと思います。

 それでは、失礼いしたます。(Kou(じ))


ん。なんも言うことなーし!
うまそうじゃなあ。
トマトソースのほうはパスタに、
スープにしたほうは、ゴハンもパンも合うオカズに
なるじゃろう。トーストしてちぎったフランスパンに
どさっとかけて、パンの雑炊みたいにしてもうまいよ。
そして、そうそう、Kou(じ)どの、そうなんじゃよな、
トマト缶、ものすんごく安いんじゃよな。
イタリアからの輸入品でも、でっかい缶が100円、
ということだってある。トマトジュースに比べると、
あんなに安くていいのかと思うくらいじゃ。
トマト缶は、まだまだいろんなレシピが出てきそうじゃな。



というあたりで今日はおしまい。
また次回!

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みなさんの投稿、お待ちしてます!
jisui@1101.comまでお送りくださいね。

spring!
イラスト 小林ひろこ

2001-04-04-WED

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