七人の自炊くん。で、
第二シーズン開幕じゃ!
栗がうまい。自炊老人じゃ!
今日から栄えある『がんばれ自炊くん!』、
第二シーズン開幕を宣言させていただく。
角川書店からの単行本も好評でな、
世間に出ていったあの子のことは
わし、まだ、ちと心配ではあるんじゃが、
きっと立派にやっていくじゃろう、と、手を離すことにして、
ホームグラウンドであるこちらを、
またひとつ充実させよう、と思っておーる。
ぜひ、協力よろしくじゃ!!
さて。
そのまんま「次のお題はコレじゃよ!」というふうに
続けていこうとも考えたのじゃが、
イトイ翁とよもやま話や阿呆な話をしているうちに
ひとつ、こういうことをやりましょうや、
という考えに、至った。
ちょっと戸惑う向きもあるかもしれんが、
まずは、わしの言うことをよく聞きなさい。
「七人の自炊くん。募集」
じゃ!!(ひちにん、と打ったら出なかった…)
このコンテンツを続けてきて、世界中にちらばる
世界中にちらばる自炊人たちからの
数千通に及ぶメールを読ませていただいたこの一年半、
いつも思っていたのは、
「いろんな場所で、いろんなひとが、
めしをつくって、食っているんじゃなあ」
という、漠とした、しかし確かな、感動じゃった。
皆からは、
レシピを送っていただくことを基本にしてきたわけじゃが、
そのメールの行間から、彼方で行われている皆の生活が
こぼれでてくるようでな、それがとても嬉しかったし、
わしもいっぱい勇気や元気をもらったよ。
なるべくそういう部分を捨てないようにしながら
ウエブ版を構成してきたんじゃが、
単行本版では、都合により、その部分を、
大胆にカットさせていただいたんじゃった。
で、その反動なんじゃろうか、
この第二シーズンを始めるにあたって、
わしがまず皆に聞いてみたいこと、
それがまさしく
「皆の自炊生活って、どうなっとるんじゃろう?」
ということだったんじゃよ。
自炊くん、と、男の子のように言っておるが
(単行本にはまさしく男の子が登場するしな)
わしは、男の子も女の子も、おにーさんもおねーさんも、
おっさんもおばちゃんも、亭主も主婦も、
じーさんもばーさんも、
自炊を生活の一部にしとる人はみーんな
「自炊くん」だと思っとるよ。
で。
ここからが本題じゃ。
「われこそは自炊くん」
と思うかたを七人募集する!!
それが「七人の自炊くん」じゃ。
そのものたちに、自炊のある生活を、
じゃんじゃんルポしていただくことにする!
「七人の自炊くん」は、これからいただく
応募のメールから、わしが選出する。
その七人には名誉ある「自炊○人」の称号を与えて、
(七人、べつべつに命名するぞ!)
自炊特派員として、じゃんじゃんルポをもらったり、
わしの思いつきに翻弄されたりしながら、
活躍していただくからな、覚悟せいっ。
応募の方法は、こうじゃ。
●メールでjisui@1101.comに、
●タイトルを「七人の自炊くん」とし、
●あなたの自炊生活の特徴と、
●最近のおすすめ自炊レシピをひとつ、
書いて送ってほしい。
●本名、年齢、性別、ハンドル、
連絡のつくメールアドレス、
それからお住まいの地域
(○○県○○市ていどでよいよ)
を、忘れずにな。 |
三食自炊でなくともよい。
週末だけ自炊くん、でもかまわん。
あなたが、どんな暮らしをしていて、
どういうふうに自炊を生活のなかに織り込んでいるのか、
おしえてほしいんじゃよ。
自炊生活の特徴というのはな、
たとえばこういうことじゃ。
「僕の自炊テーマは【とにかく安上がり】です。
大学生なので昼は学食ですが
たとえば朝はこうで夕飯はこうしてます。
費用は一日500円以内におさえます!」
「私は、友達を呼んで食べさせたいので
【大勢での楽しさ】がテーマです。
月に二回は自炊パーティ開いてます。
いまは各国料理に順番に挑戦中です」
「単身赴任中で料理が趣味になりました。
食材には金にいとめはつけません。
そう【ぜいたくな男の自炊】です。
ひとり暮らしのおっさんでも
ここまでできるという見本、見せますよ」
「わたしは地元でとれるものだけを食材にして
自炊をしてます。つまり【地元】が特徴ですね」
「わたしはコンビニでしか食材を買いません。
でもちゃんとおいしいものできるよ。
【コンビニ食材】をテーマにして
見本をおみせしまーす」
「私、OLなんですけど、
酒豪でして……
だから【酒のつまみ】が自慢です」
と、まあ、なんでもよいよ。
もっとも、生活をすべてさらけだす必要はない。
隠し事は美しく隠すべし、じゃからな!
んでは、応募待っとるよ〜〜〜!
次回からはこの応募の経過を
ご報告していこう。
お楽しみに、じゃ!
『がんばれ自炊くん!』
ほぼ日刊イトイ新聞・編
定価1300円(税別)
角川書店
ISBN4-04-883684-6 |