がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

定番食材特集第5回じゃよ〜ん!

にぶた祭り!
ピーター・ぶたバラカンさん!
‥‥冴えないのう。自炊老人じゃ!
それもこれも梅雨が悪い。低気圧がいかん。
雨はきらいじゃー。
そういえば買ってあるぶたばらブロック、
まだ調理しておらんかった。早くせにゃ‥‥
料理にスピードは必要じゃが焦りは禁物なんじゃよな。
うっかり火傷や怪我をするときというのは
焦ったうえに集中力を欠いているときじゃからなあ。
「わしと、食材」は真っ向から真剣に向き合わなければ!

と、精神論はともかく、今週も
「いつもわが家にこの食材」
をお届けするよ。
あ、これ、まだ出てなかったのか! という食材が
いくつか登場すると思う。では開始〜!

【卵その1】

こんにちは、
いつも、我が家にあるものといえば、
卵です、卵。

普段(安売りしてないとき)は、
6コパックを買いますが、
安売りのときには、10コパックを買います。
でも、ひとりぐらしなので、
さすがに、10コパックは一気には使えない。
ので、もうそろそろ、賞味期限かな〜というときに
まとめてつくるのが、コレです。

1.めんつゆをつくる。
  (沸騰したお湯に、削り節を投入。
   みりんと濃口しょうゆを好みだけ入れる。
   市販のめんつゆでも、OK)
  そうめんつゆより、やや薄いめがおすすめです。
2.半熟ゆでたまごをつくる。
  (沸騰したお湯に入れて4分)
3.あついうちに殻をむく。
4.3を1に投入。好みで鷹の爪を入れても。
5.冷蔵庫で2、3日〜1週間ほどおく。

半熟の黄身にしょうゆがほどよくしみて、
ゼリー状になってねっとり‥‥
これがなんともまた。。。。。
そのままで酒のアテにもなりますし、
ラーメンや、サラダにのっけても美味しいです。

(jiloco)


「半熟煮たまご」じゃな!
煮汁がわりといいかげん(失礼!)でも
けっこうおいしくできるので、
卵好きなのに余らせがちの自炊人は
ぜひ試してみることをおすすめするよ。
わしは、煮豚をつくるときに
その汁で煮たまごも作る。
にんにくを入れてもいいし、
紹興酒を入れて中華風もいいぞ〜。

ではその「半熟卵」のつくりかたを。

【卵その2】

自炊老人さん、こんばんは!
欠かしたことない食材は生卵です。
その生卵で作るオススメが【半熟たまご】です。
ウチの常備用卵は『お湯で人肌にした生卵』を
『沸騰したひたひた以上のたっぷり熱湯』に入れて
『強火で3分30秒かきまぜ続けて』
『冷水の流水にとる』という作り方です。
これで『白身外側やわやわ固まり・
白身内側温泉たまご風・黄身トロトロ半熟』な、
プニョプニョ半熟卵が出来上がります。
これだと季節・気温・火力・湯・卵の温度差が無いので、
茹で時間の調節だけでどこで作っても
『マイ茹で加減卵』ができあがりますよ〜。
これを『醤油漬け』『味噌漬け』
『ラーメンスープ漬け』やら
『ごはん・パン・カレー・焼きそば乗せ』やら
『ハンバーグ乗せ』やら『サラダ乗せ』やら
思いついたら何でも乗せて食べてます。
作ったその日は『できたて』をつまんじゃうから
食べ過ぎに注意っす!

(ちび君)


おおおお、あいかわらず研究熱心な自炊人・ちび君じゃ!
4つのポイントを確実にクリアすれば
すばらしい半熟卵ができるということじゃな〜。
わしは「白身が固っ、黄身ほんのちょっととろり」が
好きなんで、
「いったん沸騰したら火をとめ
 ほんのすこし冷ましたところに、
 室温にした卵を静かに入れ、火をつけ沸騰させ7分、
 火をとめてちょっと置き、冷水で3分」じゃよー。
ゆでたまごは、ほんと、食いすぎにご注意じゃ。
うまいから。

次は、ちょっと意外な卵レシピじゃよ。

【卵その3】

私が絶対に欠かさない食材、それは卵です。
生で良し。ゆでて良し。目玉焼き、卵焼き、
オムレツ、醤油を入れて薄切り肉につけて
焼いて良し!!
バリエーションは豊富です。

そんななかで私が学生時代の仕送り前に
良く食べていたメニューを紹介します。

1.パン粉をボールに入れる。
2.そのボールに卵を割って入れる
3.そうっと卵を崩さないように
  パン粉をまんべんなくかける。
4.その卵を崩さないように、更にそうっと
  お玉ですくい、熱した油のなかに入れる。
5.パン粉が小麦色になったらできあがり。

お醤油やソースをかけて食べます。
卵がほんのり甘くって、外がサクサク。
中身はふわっと不思議な食感は癖になる美味しさです。
しかも、パン粉と卵と油だけで出来る手軽さ。
ぜひ、熱いうちに食べて欲しいメニューです。

(にんぐる



おおっ?! これは「卵のカツ」とでも
言ったらよいのじゃろうか?
油でつくるポーチドエッグというか。
ともあれ、初耳レシピじゃった!
「お玉ですくう」ところが
多少のテクニックを要する感じじゃな。
そして食べるときの驚きを考えると、
客人に出したりしたら、喜ばれそうでいいのう!
チュニジアのブリックという巨大餃子には
卵がひとつまるごと割入れられており
かぶりつくと、半熟の黄身がとろ〜り、と
したたりおちてくるんじゃが、
それを思い出したよ〜!
ソースは、ピリ辛系のサルサソースなども
あんがい合いそうだと思った!
あるいは九州の甘いしょうゆとかな。

次も卵!

【卵その4with冷凍ハッシュドポテト】

自炊老人さま、ほぼにちは!
「私が絶対に切らしたことの無い食材」と
「私がほぼ切らしたことの無い食材」
を使用したメニューです。

「手抜きスパニッシュオムレツ」
※朝ごはんのお供に、残りをお弁当に、
 と、けっこう使えます。

材料
「卵」「冷凍のハッシュドポテト」他調味料
※冷凍のハッシュドポテトは
 メーカーはどこのものでもOKですが、
 俵型のものではなく
 手のひら大の小判型のものが望ましいです。
 このサイズのものですと、卵とポテトの割合を
 1:1にすると、よりおかずっぽく。
 卵2:ポテト1にするとオムレツ感のあるものが
 出来ます。

1.冷凍ハッシュドポテトを、作り方に従い、
  オーブントースターで焼く
2.出来上がったポテトを
  ボウルや丼などで粗めに潰す。
  (ポテト自体が刻んだものの集合体なので、
   フォークなどでちぎる感じでOKです)
3.卵を割りいれ、よくかき混ぜます。
4.お好みですが、濃い目の味はお好きな方は
  塩コショウして下さい。
5.フライパンに薄く油を引き、
  混ぜ合わさった材料を流し込みます。
6.弱火〜中火くらいで火を通し、
  卵が固まった気配がしたら裏返します。
7.両面火が通ったら出来上がり!

食べるときに、ケチャップ/マヨネーズ/ソースなど
お好みのものをつけていただきますが、
意外に美味しいのが「味ぽん」です。
かけるのではなく「つける」のがポイントですね。
また、当然ですが一緒に
ベーコン/ハム/チーズなどを入れれば
より一層豪華で美味になることは間違いありません!
同じ冷凍ものだと、ほうれん草とか
枝豆なんてのもいいですよ!

おかずに何かもう一品!
ってな時におすすめです〜。

(ちょまみ



うむ、これはかなり「ごちそう感」のある卵レシピじゃな。
卵とじゃがいもはたいへん相性がいいが
じゃがいもを生から調理するのはいろいろめんどうなので
こうして冷凍食品を活用する技、みごとじゃよ!
卵はほんとーに便利でな、甘くしてもいいし
しょっぱいのもOK。たいていのものをつつみこむ、
たいへん包容力のある食材なんじゃ。
たとえばコンビニ惣菜の「肉じゃが」なども
卵で溶いて焼いたりしても、和風でうまいぞ〜。

さて卵はこのくらいにして、
ちょっと意外な? 食材を。

【梅酒の梅】

梅雨の時期は梅の時期。梅酒の時期。
我が家に欠かせぬ食材のひとつに
「梅酒の梅」があります。
梅酒から引き上げた梅の実を
ひたすら刻んでおきます。
これをゆっくり炊いてジャムにするのもよし。
胡桃と一緒にパウンドケーキに焼きこむのもよし。
でも我が家の一番人気は
マヨネーズと混ぜて揚げ物のソースにすること。
甘口のタルタルソースという感じで、
白身魚のフライとの相性がバツグンです。
豚肉ともよく合います。
我が家では子ども達がこのソースを
「大好きソース」と命名しております。
梅酒の梅を用意する為には
まず梅酒を漬け込まなくてはいけませんが、
適当なビンの中に洗って拭いて
爪楊枝でヘタをとった梅の実を入れ
氷砂糖をざらざらふりかけ
そこへホワイトリカーもしくは
ブランデー(お手ごろ価格のもの)を注いで
後は放っておけばちゃんと梅酒になります。

あつくなってきましたね。
くれぐれもおからだ大切におすごしくださいませ。
ではまた。

(☆ぬばたまの☆



梅酒の梅を刻んでマヨネーズと混ぜて揚げ物のソースに?
すごい。これはまったく思いもよらなかった!
独特のタルタルソースになる感じじゃろうか。
わしは梅酒は漬けないが、
☆ぬばたまの☆どのにかかると
とってもカンタンそうじゃのう?
やってみようかと思った!

つづいては、この薬味。

【しょうがその1】

定番食材は「しょうが」です。
煮物や炒め物、お汁にも、
なにしろなんにでも使うと言っても
過言ではないくらい使います。
夕飯のメニューにしょうがが入ってない日は
ないくらいです。
毎回切って使うのも手間ですので、
多めに買って細切りにし冷凍しています。

最近気に入って作っているのは、
しょうがのチャーハンです。

1.細切りのしょうがをみじん切りにする。
2.ごま油で1とじゃこを炒める。
  (野菜をいれてもいいですね)
3.2が炒まったら、細切りにした油揚げを入れる。
4.暖めたご飯を投入。(卵を入れてもいいですよ)
5.塩コショウ、しょうゆを入れて味を調える。

これでしょうがが効いて
さっぱりとしたチャーハンが出来上がります。
そういえばこの料理、私の定番食材
(しょうがとじゃこと油揚げ)が入ってました。
みんな冷凍庫で出番を待ってくれてます。

(よよ)


ひゃーっ、和風のさっぱりチャーハンうまそう!
油揚じゃが、これはあらかじめあぶって
かりかりにしておくとまた食感がかわって
よいかもしれんよ〜。
さらにさきほどの「梅酒の梅」を刻んで入れたりしたら
さらにいい感じになるかもじゃな。

しょうがつながりで、「甘いほう」も紹介じゃ。

【しょうがその2(黒砂糖漬け)】

毎週楽しみにしております。
私の冷蔵庫に欠かさずはいっているもの‥‥
1.しょうがの黒砂糖漬け
2.ニンニク醤油
3.カスピ海ヨーグルト
4.カルピスやホウライ等の
  美味しいバターです。
しょうがの黒砂糖漬けは空き瓶等の中へ
しょうがの千切りorみじん切りを投入、
その上に粉黒糖を振りかけ
そのまま約一昼夜ほおって置けば
美味しいシロップが出てきて出来上がり。
ヨーグルトへ入れても
朝のカフェオレに入れても美味です。
是非ともシロップだけではなく
しょうがも入れて欲しいです。
新しょうがだと尚美味!
ミルクティー等の牛乳系は勿論、豆乳も相性良し。
市販の黒糖みつと同様と思って頂ければ
間違いないと思います。
因みに、hot系で召し上がる時は
一緒に暖めると香りが立ちます。
暖め効果も倍upかと思います。
冷え性の私には年中欠かせません。

(S・I



カフェオレに、しょうがの黒砂糖漬けを!
これはきっとうまいにちがいないと思ったよ。
さっそく以前紹介した
「新しょうがを醤油と酒で漬ける」のと
あわせてこちらも挑戦してみることにしよう。
風邪っぽいときにもよさそうじゃしな〜!

あ、もいっこ、しょうがレシピがあった!

【しょうがその3】

しょうがとにんにくは生に限りますよね!!
バイトが忙しいときに
「チキンラーメンに千切りのしょうがと
 葉モノ野菜を入れたやつ」をよく作ります。
卵も落とせば野菜もたんぱく質も取れますし
しょうがを入れるとかなりイメージが変わりますよ。
(煮込み派です)

(ほほわ


うーんとカンタンじゃが、
チキンラーメンに千切りしょうがを入れる自炊人は
じつはあまりいないのではないかな。
美味ながらちょっと油のあるチキンラーメンを
さっぱりとさせてくれそうじゃ。
葉もの野菜をちゃんと入れているところもグーじゃな。
バイトがんばるんじゃぞ!

次はこちらの郷土色ゆたかな調味料を。

【牡蠣醤油】

はじめまして、自炊老人様。

一人暮らし6年目の伊織と申します。
「いつもわが家にこの食材」、
ということで探してみました。
ツナ缶とかホールトマトとか皆さんと同じなのですが、
食材ではなく、調味料を紹介したいと思います。

それは、「かき(牡蠣)醤油」です。

私もこちらに来てはじめて知ったのですが、
広島には「牡蠣」のおだしが入った醤油があるのです。
雰囲気としては、よくある「めんつゆ」のだしが
牡蠣に変わった、という感じで
やっぱり海の香りがして風味が違います。
かつおや昆布の「めんつゆ」より濃い感じがします。

お酢とサラダ油を混ぜたら、
そのままドレッシングになりますし、
そのまま豆腐やオニオンスライスにかけてもおいしいです。
もちろん、普通にめんつゆにしてもよし。
いろいろ使えるので、広島を離れるときには
大きなビンのものを買って帰ろうと思います。

もし見つけられたら、自炊老人様もぜひお試しください。

それでは、失礼します。

(伊織)


牡蠣が好きでしょうゆが好きなら
わしもきっとこの牡蠣醤油は好きだと思う!
使ったことないが!
いまネットで検索してみたら
あんがいたくさんの銘柄があるようじゃな〜。
広島ではどこのが定番なんじゃろうか?
(大阪の、旭ポン酢みたいに。)
よかったら教えてくれ、伊織どの!

さて今日のラストはこちら!

【なめたけ】

自炊老人様

こんにちは!
自炊暦(っていうか結婚暦)3年のみるみるです。
みなさんの食材、すごく参考になります!
うちもゆず胡椒を常備することにします。
ところで! 私が切らさない食材は、「なめたけ」です。
意外と出てこないのでメールしてしまいました〜。
味がしっかりしているので、何にでも合うところが便利!
卵焼きに入れてもよし。
※お弁当のときは混ぜ込んで
 しっかり焼いた方がいいですが、
 あつあつを食べるときは、芯に入れて焼くと、
 卵の半熟トロトロと混ざっておいしいです!
トロロに混ぜてもよし。
※うちでは扱いが楽なので長芋を使うのですが、
 これをだしでのばしちゃうと
 ゆるくなりすぎちゃうんです。
 なめたけだとそれがなくてちょうどいい!
ひややっこに乗せてもよし。納豆に入れてもよし。
もちろん和風パスタや冷やしうどんにも。
特に簡単な(手抜きな?)料理が
おいしくなっちゃうのがうれしい。

今一番気に入っているのが炊き込みご飯。
お米を3合、普通に水加減をしたところに、
なめたけを1瓶ドバッ。
ツナ缶の油を切ってドバッ。
お酒をチョロチョロ〜でそのままスイッチオン!
これだけですんごくおいしい炊き込みご飯になります。
これは基本ですが、アレンジももちろん可能。
ニンジンの粗みじん切りを(半本ぐらいかな?)を
入れると色がキレイ。
ひじきを戻したものを入れてもいいし、
しめじを追加してもいい。
基本で炊いたものに青じその千切りと
ごまを散らしてもおいしいです。
この炊き込みご飯におひたしと汁物で献立はOK!
ご飯がメインになると楽ですよね〜♪

あと、まだ試していないのですが、
これにインスタントのわかめスープをかけると
雑炊風になってウマイかも‥‥と思っています。
ぜひお試しを!
毎日暑いですけど、しっかり食べてがんばりましょう〜。

(みるみる



すごい。日本一のなめたけ使いじゃな、みるみるどの!
ここまで活用されればなめたけも本望じゃろう!
そういえば以前「ほぼ日」に
「朝、ビタミン剤の瓶の蓋をあけて手に振ったら、
 ‥‥なめたけだった」
という話があったのを思いだした。
いやじゃなあ、朝いちばんで手になめたけ。
そうならんようにご注意じゃよ!
(誰もそんなことしないかのう?)

では今日はこのへんで。
あともう一回だけ、「定番食材」を特集するので、
「‥‥まだ出てないし、みんなはこんな食材、
 定番になんかしてないと思うけど、
 うちは、あるんです。だから言ってもいい?」
というような、ちょっと珍妙なものも歓迎じゃよ。
投稿をまっとるよ〜!
では、アビアントーっ!
君にぶたばら‥‥っていう感じじゃ!

2006-06-25-SUN

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