ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

つがいのカブトムシ。

この夏に、娘の週7友だち(シュナちゃん)から
ゆずってもらった、つがいのカブトムシ。
正確には、彼女のお父さんが早朝にひとりで
採集してきた野生のつがいのカブトムシ。
ケースと土と、エサのゼリーをすべてセットにして、
ゆずっていただいた。

わたしはわりと昆虫大丈夫女なのだけど、
わが家の他の人たちはそこまでじゃなく、
特別なお世話もせず、オスが逝き、
メスもずっと土の中にいるから、
てっきり逝ってるとばかり思っていたら、
案外長生きしていた、わが家のつがいのカブトムシ。
名前もないままに、逝ってしまった。

さ、片付けよう。と思っていた矢先に、
シュナちゃんのお父さんが、

「幼虫、産んでるかもしれませんよ」

と言う。
え!?ほんと!?んなわきゃないでしょう。
失礼ですが、何のお世話もしてませんからね。
と思いながら、言われた通りに、
ケースを持ち上げて、底を見てみると・・・

ある。

白いものが、あるやないかい。

1、2、3・・4・・・?

えええええええええええええええええええ!
まさかの、4!
土をそおっとそっと掘り返してみると、
まだある。6。たぶん6。
いつの間に、そんなに産んでたのよ。
調べると、1日に数個〜10個産むらしい。
じゃあ、もっと産んであったかもしれないのか。
ぎょえーーーーー。むしろ、それくらいでよかった、
ありがとう、思ってたよりも多いけど、
ほどよい数でありがとう。

AIに相談しながら、土をネットで買い、
小分けのケースを用意しようとするも、
100円ショップには季節外れでもう、
虫の飼育ケースは売ってない。
なんなら「夏前に完売していた」と店員さんは言っていた。
そうだったんですね。
夏の間、まったく気にしてなかったけど、
そんなことになっていたとは。

ひとりひと部屋必要らしく、
深めの保存容器を6個買ってきて、
フタに穴を開けて、息苦しくないように加工する。
キリがないから、ボールペンで穴を開けてみるも、
ほんとに穴が開いてるんだろうか?なんだか苦しそうな穴。
細めのドライバーを発見して、それでボスボスと、
日頃のうっぷんを込めて、穴を開ける深夜。
暗い部屋でひとり、藁人形にくぎを打ち込む老婆のようだ。
いやちがう、広げた手の周りにナイフで
トントンしてスリルを味わうあれ、
「ナイフゲーム」っていうの?
あれの練習をしている老婆。
そんな老婆はいないか。

さあ、気を取り直して、土を入れよう。
カブトムシの土は「マット」と呼ばれているようだが、
わたしが思い描く「マット」ではなく、土である。
まぎれもなく、土。
ただ、パッケージがどストレート。
カブトムシやクワガタの写真が、
ものすごい大きさでプリントされておる。
苦手な人には、つらいものがある。
この土も、いろんな種類があって、
虫を寄せ付けないとか、栄養たっぷりとか、バイオとか、
よくわからないけど、各社色々だしている様子。

・・・ん?

幼虫はあかんのかいっ!?
なんだよーーーーーーーー。5リットル買っちゃったよ。
その場で、「幼虫用」を探してポチ。
翌日の深夜、改めて届いた「幼虫用」のパッケージは、
昨夜のそれよりも、だいぶ気持ち悪かった。
幼虫の写真が、バーン!って。
人間の赤ちゃんの顔くらいの大きさに拡大された、
幼虫の姿がバーン!
さすがのわたしでも、無理かもしれない。
色々だいじょうぶな方です。
ゴキブリだって、家の中ではわたしの担当ですし。
ただ、虫のやわらかいやつはちょっと無理。
ゴキブリもつぶれた途端にイヤだし、
幼虫なんてもってのほか。
なのに、家の中に6個もいる。
そして、このアイドル幼虫(推定)がプリントされた
デカい土の袋が2つ。
つ、つらい。

開けたら・・・ツーンとくる香り・・・。
なんじゃこりゃー。これが、腐葉?バイオ?なに?
なんか、すごいんですけど!
鼻で息をしないようにして、
水と土を混ぜて練りながらケースに土を用意して、
つぶさないように、そ〜っと、
幼虫をひとつずつ、分ける作業。ちょっとたのしい深夜。

わたしはこう見えて、小分け作業というのが大好きで、
旅行前に、使ってるスキンケアのものとか、
シャンプーとかそういうものを
小さい袋に詰め替える作業が、大好物です。
「こんなに分けた〜!」って並べて悦に入る時間が好き。
なので、これも、臭いとか、気持ち悪いとか色々あるけど、
たのしいぞ。


▲「幼虫」はちょっとでもリアルに描こうとすると
気持ち悪くなるということがわかった。
これはかわいいでしょ?

というわけで、わが家の幼虫飼育が始まったのでした。
すぐに事件が起こるわけで。
それはまた、次回。


▲近所にとつぜん咲いた、さくら。どしたん?


▲9月の雨はなんだったんだろう。

さ、今週が始まりましたよ〜。がんばってこ!

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