2024-11-24

姪(小学4年生)に、ワンピースをつくっている。

「誕生日プレゼントなにがいい?」と聞くと「バッグとワンピース、手づくりのやつ」と言うので、夏休みに遊びに来ている間に、自分で型紙と生地を選ばせた。

背ばかり伸びて細いので、身幅をワンサイズ小さくして型紙をとった。それでもそこそこ大きい。生地もそれなりに必要。

自分でほしいものを言うようになってからずっと、市販品にはないアニメキャラクターのぬいぐるみやテディベアなんかをつくらせられていたので、洋服は久しぶり。

幼児の頃はそれこそたくさんつくった。ロンパース、ワンピース、甚平‥‥。すこし大袈裟に言うと、昔はドール服に毛が生えた程度のサイズ感だった。ものによっては、わたしが自分の服をつくるのにカットした生地の余りで、つくることもできた。

べつに悲しいことがあるわけじゃなくて、すくすく育ってくれて、むしろ嬉しいことなのだけれども、なかなか終わらないジグザグミシンをかけながら「大きくなったんだなあ」と、ちょっと目が潤んだ。

ぎょっとするような無茶振り(若干コスプレイヤーの気がありそうな姪。 今回の発注はふつうのワンピースで、 いったん胸を撫で下ろした伯母)にもなるべく応えられるように、脳を柔らかくしたり、体力をつけたり、アンテナ張ったりしないとなあと、姪の成長にしみじみしつつも、我が身のポンコツを憂う午後。

(RINATARO)

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