前橋BOOK FES 2024、開催決定!

2年前に前橋で開催された本のイベント
「前橋BOOK FES」が、本年、同じ会場で、10月19日(土)20日(日)に開催されることが発表されました。

本日、FES会場となる商店街で、小川晶市長、田中 仁さん、糸井重里、そしてスペシャルサポーターのみうらじゅんさんの4人による記者発表が行われました。

「前橋BOOK FES」は自分の蔵書を持ち寄って、会場で譲渡しあって、交流しよう、というイベントです。
小川市長は、2年前はお客さんとして参加していたそうで、今回の開催に「やった!」と思われたのだそうです。

イトイはプロデューサーという立場で、このようにご挨拶していました。


「自分の家にある本は、2年前の開催まで、ぼくに開かれないまま、多くが眠っていました。
まわりに『本ってどうしてる?』と聞いてみたら、『ただ置いてある』『故人の蔵書をどうしたらいいかわからない』という人も多く、読み終えた本をどうにかもういちど、旅させることはできないだろうか、と、考えるようになりました。
それがこのイベントを思いついたきっかけです。

いま、本を電子書籍でたのしむ人も増えています。
ぼくもそのひとりですが、電子書籍って、基本的に個人の端末でたのしむものです。
しかし、紙の本には流動性があります。
誰かがどこかに置き忘れても、それが別の誰かの目にふれて、思いもよらぬ栄養を与えるかもしれない。
紙の本は、眠っていたとしても、死なないのです。
貸したり、配ったり、プレゼントしたり、感想を言ったり、見せあったりして、人との『かかわりあい』にも使えます。
本を『さかな』にして、本だけじゃないたのしみを、ここ前橋で与えあえればと思います」

そして、記者発表会場の隣の建物の2階から
「おーい」と登場してくださったスペシャルサポーターのみうらじゅんさんはこのようにコメントくださいました。

みうらさん
「ぼくの仕事の場は、これまでずっと、絵も文章も、紙媒体が中心でした。
ですので、今日はこのことを申し上げたいと思います。
『神対応より、紙媒体』です。
(会場笑)
これ、お願いします。
本は、手にとってたのしめますし、スクラップを趣味としているぼくにとっては、切ったり貼ったりすることもできます。
いまの世は、どんどん電子化の波が来ていますが、紙の本が、亡くなるまでには無くならないようにしたいです。
ぜひ、よろしくお願いいたします」

私も、手に取れる「本」が大好きです。
10月をたのしみにしていましょう。
当日は、前橋のいろんな通りや会場で
「本のやりとり」やワークショップが開かれるほか、キッチンカーやキャンプサイトも登場する予定です。
また、漫画家のあだち充先生と糸井のトークイベントも開催されます。

「前橋BOOK FES」公式サイトはこちらです

2024/06/04 19:45

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