2024-11-05

・ぼくは、「きのこの山対たけのこの里」だとか、「つぶあん対こしあん」だとかの論争には興味がない。ま、そういう遊びをたのしんでいる気持ちはわかりますが。しかし、ほんとうに「どっちも」でいいじゃん、と、別に相手をやりこめなくてもいいじゃないかと思っていて。まぁ、そういうことは多いんですけどね。「やりこめてやる」とか「立ち上がれなくさせる」とか、そういうことをテーマにしちゃうと、じぶんの目が曇ったりやり方に節度がなくなったりするし、生きる目的まで変になっちゃうから気をつけないとね。

で、その上で、おちついて言いたいことがあるんだけど。「ラーメンライス」とか「お好み焼きライス」とか、「餃子ライス」だとかを否定するのに、ぼくは反対です。じぶんでは「なんとかライス」ってあんまりやらない。でも、たまーにはやります。そして、結論からいえば、「いいじゃないの幸せならば」なのです。だいたい「ラーメンライス」などの否定のされ方が、どうしても腑に落ちないんですよね。よく言われているのが「主食+主食でしょ?」と、「炭水化物+炭水化物っておかしいじゃない?」です。なんでそんな唐突に「概念」を持ち出すんですか。「主食」であるか「副食」であるかなんて、分けて考えて食べなきゃいけないのですか。ぼくは、ときには、でかい煮魚のときなんかだと、それを中心にもくもくと食べて、口直し的に白いごはんを口に入れてます。主食は穀物でなきゃいけないというわけでもないし、おかずが量的にメインになってもかまわないでしょう。餃子の味をたのしみながらごはんを食べること、お好み焼きのおいしさを味わいながらライスを食べること、ラーメンというヌードル入りのスープを食べつつ、白いごはんを口に入れること、なにも変じゃないでしょう。「炭水化物が重なる」などという観念的なクレームには、もう「その言い方がしたいだけでしょう」と思いますね。ま、食事について「コスパ」とやらを強調する思考も、けっこう似ているような気がしてますけどね。ぼくのなかの老人が「理屈でめしを食うな」と言ってます。おいしければ、やればいいというだけのことです。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。そういえば神田は「半チャンラーメン」の店も多いんだよ。

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