 2025-04-10 |
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・大阪にたこ焼きを食べに行ったせいで、なにかを「食べに行く」ということについて思い出した。ぼくは、じぶんで思うにはかなり出不精な男で、どこかに出かけるだとか、なにか動くことについては、ほんとうに腰が重いのである。筋金入りの出不精というほどではない、軽いのだ。それでも、絶対に、行動的な人間ではない。だが、なにか「食べに行こう」ということになると、急に立ち上がって動き出すことがある。
そういえば、「逃げるしかなかった。vol.002」に登場してくれたカツセマサヒコさんの書いた記事で、JR線町田のカツカレーの店のことがあって、それに強い刺激を受けたんだろうな、夢のなかの人みたいにふらふらと電車に乗り、行列に並んで食べたこともあった。
先日の「笠井さんが老人ホームに入った。」の笠井さんの地元のラーメン屋さんのことを知って、会社帰りの笠井さんと通勤電車に乗って、千葉の松戸まで行ったこともあった。
とんかつについては、人がおいしいと言ってる店には、「いつか行こう」と、まずは思うのだけれど、その「いつか」が、「いまだ」となることも多い。「いつか」が一生来ないかもしれないと思うと、いても立ってもいられなくなるのだ。
いわゆるグルメの方々の行動力とは、ちょっとちがう。本気であれこれ食べたいという場合には、ずいぶん前から予定を組んでおく必要もあるしね。そうじゃなくて、「夢のなかの人みたいにふらふら」という無闇な感じが好きなのかもしれない。ものぐさなくせに、出不精なくせに、ふらふら。
今日は、ジムのトレーナーから聞いた香川の「ともだちのお父さんの店」のうどんだなぁ。これは、ふらふら電車に乗るわけには行かないけれどね。いつか、ある日「いまだ」となるかもしれない。やっぱり身体全体が求めることって、強いよな。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。「人を行動的にするもの」が「推し」ってやつなのかも~。