モノポリーエッセイ

アメリカモノポリー事情(5)
〜NY、「聖地」アトランティックシティに
 行ってきました(5)〜


「モノポリー米国選手権の巻その1」

またも前回からちょっと間が空いてしまい、
申し訳ありません。
本人の記憶が失われないうちに
頑張ってご報告させていただきます。

前回はアトランティックシティへの移動する前まで
書いたので、
今回からいよいよこの旅の最大のテーマである、
アトランティックシティでの米国選手権を記します。

アトランティックシティにバスで移動した私たちは、
アトランティックシティ内の
「ボードウォーク」地区にある、
カジノホテル「トロピカーナ」に宿泊しました。
カジノだけに客へのサービスは
NYのホテルよりずっとよく、感激しましたが、
なんといっても
「ボードウォークのホテルに泊まった」という状況が、
モノポリーのゲームとオーバーラップして
(モノポリーではボードウォークのホテルが
 最高にゴージャス!)、
モノポラーである私たちの琴線に触れたのは
間違いありません(笑)。

さて2003年モノポリー米国選手権決勝は
米国時間10月18日(土)9:00より、
ボードウォークホテルの一つである、
ショーボートホテルにて開催されました。

ここで簡単に米国選手権をご説明しますと、
世界選手権は4年に一度の開催ですが、
その世界選手権の前年に米国選手権が開催されます。
つまり米国選手権も4年に一度の開催となり、
米国チャンピオンは自動的に
翌年の世界選手権米国代表となります。
日本のように、毎年チャンピオンが出て、
4年分のチャンピオンが
世界選手権日本代表選抜戦を戦うのとは、
ちょっと違ったものです。

さらに興味深いのは、
米国選手権に参加するための資格として、
モノポリーのトリビアクイズで
規定以上の正解を出す必要があることです。
これはもう一つのコラムである
世界選手権各国代表選抜事情の
カナダ編」で記したものと同類です。
ちなみに現役世界チャンピオンである私も
そのクイズに挑戦しましたが、
見事に予選落ちでした(笑)。

またいつもの米国選手権は、
一ヶ所の会場で集中開催なのですが、
今年はシカゴ発アトランティックシティ行きの
長距離列車を一両丸ごと借り切り「リーディング鉄道」
(モノポリーにでてくる鉄道会社です)と称して、
その列車の中で予選を行い、
決勝だけをアトランティックシティのホテルで行なう
方法となりました。
まるで「アメリカ横断ウルトラクイズ」の
モノポリー版ですね。



もちろん、出発地シカゴ駅では
にぎやかなオープニングセレモニーが行なわれ、
リーディング鉄道は
モノポリーキャラクターで全面塗装されるという、
ド派手演出付きです。

私は4人で争われた決勝を見学してきました。
会場ではメディア用の受付があり、
私も取材の一環として
メディア用の資料をいただきましたが、
これが(モノポラーにとって)逸品!
なんと、アトランティックシティと
モノポリーの歴史を記した資料が
そこに含まれていたのでした。
後ほど詳述いたしますが、
アトランティックシティは
まさにモノポリーの「聖地」と呼ぶにふさわしく、
モノポリーの香りが感じられる町です。

(この項、次回に続く)

2004-06-24-THU

BACK
戻る