モノポリーエッセイ

アメリカモノポリー事情(7)
〜NY、「聖地」アトランティックシティに
 行ってきました(7)〜

「モノポリー米国選手権の巻その3」



決勝進出者は世界選手権同様、
ハズブロ社が用意した
タキシード(男性)やドレス(女性)に着飾り、
決勝の舞台は十分整いました。



楽団の演奏するマーチにのって、
大会参加者並びに決勝進出者が入場し、
最初に大会参加者が一人一人の名前を読み上げてもらい、
出場証明書を壇上にて贈呈されました。
また決勝開会のあいさつをされた副社長から、
私も紹介してもらいました。
ついで決勝進出者が呼ばれ、いよいよ決勝がはじまります。

ゲーム展開ですが、
ある一人のプレーヤーが
「ダークパープル」という一番安い土地を
ダイス(サイコロ)だけで独占し、
続いて前回チャンピオンの友人が
「ダークブルー」という一番高い土地を
同じようにダイスだけで独占しました。
<注:「ダイスだけで独占」とは、
   人とは一切交渉せず、
   自分出したダイスの目によって購入し、
   自力で独占すること。>
この後、この方が「ダークブルー」以外の権利書を
安価で他のプレーヤーに売って、
ダークブルーの経営に専念します。

ただ、ダークパープルのホテルにつかまったり、
他の権利書を買うためにダークブルーの家を崩したりと、
経営がそんなに順調でなかったためか、
他のプレーヤーの追随する動きが緩慢でした。
結果としては、
ダークブルーの経営が軌道にのってしまった後は、
特に山場らしいものがなく、
押し切ってしまうことになりました。
くしくも、ダークブルー6軒→
ホテルからイエローホテルとなり、
最後はベントノールで仕留めたところは、
私の世界選手権決勝と全く同じでした。

表彰式も非常に華やかなもので、
優勝賞金は世界選手権と同じ$15140が贈られました。
私も、新チャンピオンのお祝いをさせていただきました。
新チャンピオンが衆目の面前で
携帯電話にかかってきた
知人からのお祝いに応えている光景が、
2003年という時代性を物語っているようにも思えました。





もちろん、表彰式後に新チャンピオンがサイン攻め、
取材攻勢にあったのがいうまでもありません。
この様子はケーブルテレビ局、並びにAP、ロイターなど
各メディアを通じて、
全米に配信され、ヤフーでのニュースとしても
取り上げられていました。

2004-06-27-SUN

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