モノポリーエッセイ |
第12回 会長杯モノポリー大会 結果報告 (第2回) こんにちは。 今回は前回に引き続いて、 「第12回日本モノポリー協会会長杯モノポリー大会」 の結果を報告させていただきます。 今回の会長杯では、4人(一部5人)ゲームを行い、 最初の2ゲームの上位5名が3ゲーム目で 決勝テーブルへと進出します。 また、モノポリー勝ちができるかどうかというのが 大きなポイントで、 モノポリー勝ちは 一律で10000ポイントもらえるのですが、 誰か一人でも相手が残っていると、 いくら資産をもっていても 6000ポイントまでしかもらえません。 モノポリー勝ちを目指し、 自然とスピーディーな展開になっていきます。 実際に、時間も90分と長かったので モノポリーでの決着率が高かったようです。 そして、2ゲームを終えて決勝テーブルに進出したのは、 石田拳也さん、 倉持健二さん、 妹尾真一さん、 蓼沼洋造さん、 山本尚意さん、 の5名でした。 なんと、5人とも2ゲームともモノポリー勝ちという 文句なしの成績で、 決勝テーブルへの切符を掴みました。 今年も小学生の石田さんが決勝に残り、 若い世代の力を感じさせます。 決勝テーブルは、倉持さん、石田さん、妹尾さん、 山本さん、蓼沼さんの順でゲームが進行していきます。 (決勝テーブルの様子) まず、最初に動いたのは石田さん。 ダークパープルの2枚目を蓼沼さんから現金で買い、 すぐにホテルを建設します。 じっとお客さんがくるのを まつばかりといったところでしたが、 大流行とまではいかず、 あまりキャッシュを増やすことはできません。 そのあと、どんどんカラーグループが売り切れていき、 この石田さんがライトブルーの3枚目を購入したときに、 妹尾さんが動きます。 石田さんと妹尾さんでライトブルーが揃う状況だったので、 ライトブルーはカラーグループを持っていない妹尾さんが 経営するかと思われた瞬間、 妹尾さんはあえてライトブルーを放出し、 ボードウォークとレッド1枚と200ドルを手に入れます。 さらに、妹尾さんはキーとなるレッドと 手持ちに持っていた鉄道、その他の物件を全て放出し、 パークプレースと200ドルを手に入れます。 これで、ダークブルーは3軒ずつ建設してスタート。 地雷設置完了です。 この瞬間で、実は倉持さんと蓼沼さんで ライトパープルとレッドが揃えられる、 いわゆるツーペア状態になっていたのです。 二人の現金は少ないものの大量に物件を持っていたので、 このままではすぐにでも交渉が成立しそうです。 ツーペアに関連しない イエローの相手を持っている山本さんは、 このままイエローが使えなくなると、 相当苦しくなります。 ここで山本さんがこのツーペア交渉を阻止すべく動きます。 そして、自力で揃えた鉄道3枚を放出し、 蓼沼さんと持ち持ちになっていた、 イエローと現金を入手することに成功します。 所持現金も家7軒分程度にはなり、 勝負になる形にもっていきました。 こういった危機を事前に察知し、 見逃さないあたりは強いところです。 蓼沼さんにも鉄道が加わり、 倉持さんとの交渉がより進めやすくなりました。 この後で、倉持さんと蓼沼さんはツーペア交渉をまとめ、 倉持さんがレッドとグリーンを持ちレッドで勝負 (グリーンは抵当に入れるだけで 460ドルを捻出できます)、 蓼沼さんはライトパープルと鉄道を引き取り、 4枚鉄道で機会を伺います。 この時点で全員が一気に勝負にでる形になりました。 石田さんにとっては、 最初に放出したダークブルー、レッドが どんどん有効活用されていく姿も目の当たりにし、 しまったと思ったかもしれません。 自分が放出したカードをきっかけに、 ダークパープルでは太刀打ちできないような、 カラーグループがたくさん登場したのですから。 そして、石田さんは 「ボードウォークに進め」のカードを引いてしまいます。 1400ドルの支払いです。 もともと、ダークパープル、ライトブルーには 資産価値はほとんどないので、 なんと850ドル近くも現金が不足してしまいました。 みんなが勝負にでた関係で、 お金に余裕がある人がいなかったので、 そのまま破産になってしまいました。 妹尾さんも追加経営の物件は手に入れたものの、 現金は十分には手に入りませんでした。 倉持さんのレッドと山本さんのイエローと 妹尾さんのダークブルー、 そしてそれをじっと耐える蓼沼さんの鉄道という 構図になりました。 しかし、ここでゲームの流れを左右する出来事が、 ひっそり起こっていました。 実は、倉持さんがお金がないながらも、 ニューヨーク通りに止まり、 オレンジを自力で揃えていました。 購入した時点ではレッドの経営で精一杯で、 権利書はほとんど裏の状態。 この状態で別のカラーグループに宿泊しようものなら、 資金不足で敗退確実でした。 勝負は水物。ここで先に脱落したのが山本さん。 山本さんはイエローで勝負形のまま、 じっと収入を待っていた状態でしたが、 倉持さんをはじめ、プレーヤーがみんな抜けてしまいます。 そんな中、チャンスカードを引き当て 倉持さんのレッドに止まって万事休す。 この資金を元手に、 倉持さんのオレンジに家がどんどん建設されます。 オレンジとレッドの危険地帯が完成です。 破壊力満点のダークブルーも この最強タッグにかかっては風前のともし火。 妹尾さんもついに、 4軒ずつ家の立っていたレッドに止まってしまいます。 また、蓼沼さんは鉄道4枚で得た収入で ライトパープルに少しずつ家を建てていたのですが、 オレンジ+レッドの大国にはかなわず、 そのまま倉持さんのモノポリー勝ちとなりました。 急展開で進んだためか、 65分という短い時間での勝利でした。 (成績上の皆さん) 倉持健二さんは、会長杯のタイトルのほか、 糸井会長直筆のモノポリーボードを獲得しました。 また、今年行われる日本選手権の出場権を手に入れました。 本当におめでとうございます。 大会の全成績は以下の通りです。 ― 記 ― 「2005年度モノポリー協会会長杯」 結果一覧 順位 氏名(敬称略) 1 倉持健二 2 渡辺書成 3 石田拳也 3 妹尾真一 3 山本尚意 3 蓼沼洋造 3 中野大輔 3 鈴木克郎 3 田中裕子 3 石黒征明 3 今井清嗣 12 芝田隆幸 13 関根健真 14 齋藤学 15 伊藤恵加 16 遠山正道 17 藤井則孝 18 鳴島健太郎 19 鈴木雅文 20 藤村妃代 20 辻本卓 20 柴田勇誠 20 石川久 20 関場智彦 20 角田奈穂子 20 関川和宏 20 表寺修 20 河野真一郎 20 西本篤司 20 田口寛 20 宮野徹 20 橋本大作 20 金井修一郎 20 石黒真弓 20 石田享 20 関根智久 20 志野隆生 20 石田茉鈴 20 船越将 20 澤田広平 20 岩田康晴 20 菱戸進一 20 有澤達也 44 久保田雄大 45 遠山きなり 45 小林哲郎 45 野呂夏雄 45 松島千尋 45 岡本清 50 荻山修司 51 伊藤崇 52 久富誠司 53 高森健作 54 川崎正博 55 笹田義之 56 藤田亮平 57 石川隆紀 58 藤井雅文 59 井上聖那 60 清原哲也 61 金谷衛 62 原厚美 63 原一道 64 佐藤千瑛 65 菊池友紀 66 大久保良一 67 中村惟之 68 橋本信善 69 小林寛知 70 河田梨佐 70 石松岳浩 70 小川良太 70 今井省司 70 佐藤隆 70 大湊亮 70 今井隆宏 70 山下翔 70 片岡智美 70 上田稔 70 桜井佑介 70 石久保恵 70 大木勝裕 70 小沼啓文 70 松岡綾子 70 遠山由美 70 佐藤英一 70 上野和彦 70 神教仁 70 佐藤善起 70 菅崇文 70 吉田幸正 70 保坂範行 70 山_泰幸 70 岡田豊 70 大木豪 70 石松克也 70 高橋晋平 70 矢萩香織 70 小野寛子 |
2005-07-07-THU
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