モノポリーエッセイ |
2005年度モノポリー日本選手権 全国大会結果報告(その1) こんにちは。 国内最大のモノポリーイベント “モノポリー日本一決定戦” 「第15回モノポリー日本選手権全国大会」が 11月19、20日に東京の中野サンプラザで開催されました。 ちょっと遅くなりましたが、 熱戦の様子をご報告させていただきます。 2004年は日本のモノポリー界が沸いた年でありました。 4年に1回の「モノポリー世界選手権」開催年にて、 初めて日本で開催されたからです。 糸井重里日本モノポリー協会会長にもご臨席いただいた 六本木ヒルズでの決勝戦など、 非常に盛り上がったイベントでした。 その様子を記したコラムもこのサイトにありますので、 一度拝見いただければうれしいですね。 その余韻が覚めやらぬまま、 2005年のモノポリー日本選手権を迎えました。 世界選手権というビッグイベントが 日本開催で身近に感じられたためか モノポリー日本選手権参加者の意気込みは 例年にも増して熱かった。 それに応えるべく、私ども運営スタッフも 心地よい緊張をさせていただきました。 ほぼ日の読者の皆様にも 多数ご参加いただきましてありがとうございました。 世界選手権は次の「北京五輪」の年、 おそらく2008年になります。 世界チャンピオンになるには 日本代表として世界選手権に出場する必要があります。 次に日本代表になるには、 2005〜2008年度の日本チャンピオンだけで争われる、 日本代表決定戦に勝利しなければなりません。 世界選手権終了直後の2005年は 次の世界チャンピオンを目指した、 新しい戦いの始まりです。 2005年はどなたが世界チャンピオンに向けて、 第一歩を踏み出されたのでしょうか? その日本選手権全国大会の様子を、 今年もレポートしたいと思います。 さてレポートの前にまず読者の皆様に質問!! 「モノポリーに日本チャンピオン、 世界チャンピオンなんていたの?」 「モノポリーに大会なんてあったの?」 と思われた方、いらっしゃいますよね? たかがゲームと思われるかもしれませんが、 実際に大会があって、チャンピオンもいます。 モノポリー世界一を決める世界選手権は 既に12回開催されています。 そのモノポリー世界一には 過去、日本人が二人なっております。 百田郁夫さん (1988年ロンドン大会優勝、第8代世界チャンピオン)と 岡田豊さん (2000年トロント大会優勝、第11代世界チャンピオン) です。 世界チャンピオンともなれば、 かなり!?世間に注目されたりします。 例えば2005年末にCNNが開局25周年番組の一部として 「世界で活躍した日本人」をとり上げていましたが、 光栄なことにイチロー選手らと同じ扱いで 岡田豊@2000年世界チャンピオンが取上げられました。 また国内では 糸井会長の長年の貢献をたたえる 「日本モノポリー協会会長杯」や「名人戦」をはじめとして ほぼ毎月のように大会が開催されており、 それらの大会で好成績を上げると、 モノポリー日本一決定戦「日本選手権全国大会」に 出場できます。 したがって出場する選手も、 「選抜」されたメンバーとなります。 今年は36名が各地で名乗りを上げました。 まあ一種のグランドチャンピオン大会のような趣ですね。 この日本選手権全国大会もすでに15回を数えます 「大会」って聞くと なんだかすごく「敷居が高い」と思われるかもしれません。 しかしそんなことは「絶対に」ありません! モノポリーはサイコロを振るゲーム、 当然「運」の要素が十分あります。 また「運」以外で重要なのは「交渉」。 この「交渉」、ゲームだからといって 何も複雑なことはありません。 互いに自分と交渉相手の利益を考えて どちらも納得できる解決策を探ります。 なんてことはない! 日頃、読者の皆様が実は毎日のように 日常生活で繰り返されていることとおんなじ。 それどころか、 日常生活での交渉の方がゲームよりずっと複雑ですので、 日頃、いろんな場面で交渉を積んだ方の方が、 ずっとアドバンテージがあるといえますね。 社会経験を積まれた方は日頃の交渉機会も多く、 モノポリーでは非常に有利といえます。 誰でも平等な「運」と ゲームでなくても培える「技術」のバランスの良さ、 これがモノポリーの魅力ともいえます。 だからこそ、モノポリーの経験の浅い方でも サイコロの運が良かったり、 日常生活で鍛えた交渉がうまくいけば普通に勝てます! これは他のゲームではほとんどないこと。 モノポリーでは、 入門者がいきなり日本チャンピオン、世界チャンピオンに 勝てる可能性すらあるのです。 当然、大会でも経験の浅い方が続々優勝されています。 女子高生チャンピオンが 彗星のごとく現れた大会もありました。 読者の皆様で少しでも興味のある方、 ぜひ大会にお気軽にいらっしゃってください。 まあ運にも左右されるモノポリーだからこそ 一種の運だめし的に、 またいろんな人が集まるイベントに参加した高揚感、 そんなことを「楽しむ」のがモノポリー大会です。 岡田@2000年世界チャンピオンも 97年まではそんな一人でした。 「王様のブランチ」で大会の宣伝をされていた 糸井会長の言葉を拝聴するまでは、 世界チャンピオンはおろか 大会の存在すら知りませんでした。 いやちょっと前置きが長くなりすぎですね。すみません。 ではいよいよ、大会の報告に移らせていただきます。 11月19日夜、東京・サンプラザ中野。 立食パーティー形式の開会式が行われています。 2004年の世界選手権で健闘むなしく敗れた、 岡田豊@2000年世界チャンピオンや 植田幹浩@日本代表も元気そうです。 日本が世界に誇るもう一人の世界チャンピオン 百田郁夫さん(1988年ロンドン大会優勝)、 昨年の日本チャンピオン篠塚博文さんも当然ご出席。 あいさつをする百田@1988年世界チャンピオン 篠塚さんは奥様も大会を勝ちあがって、 2年連続夫婦揃っての出場です。 もはや日本一強い夫婦といえますね。 そのためか、今年は奥様の優勝、 優勝カップは家庭内で移動するだけ、 という威勢のいい話も聞かれました。 この開会式で注目を浴びたのは 秋田からいらっしゃった鈴木さん、千葉さん。 秋田の地域活性化ツールとして 秋田版モノポリーの製作・発売を企画されており、 今回はそのための取材を兼ねての上京です。 世界中の著名都市で 「ご当地版モノポリー」は大活躍中でして、 各地の著名観光地、巨大ショッピングセンター、 伝統ある大学や通り、地元の足である交通機関などを 権利書名とするモノポリーはすっかり定着しています。 以前より日本モノポリー協会でも 地域活性化ツールとしてのご当地版モノポリーに 着目しており、 今回もできる限り ご協力させていただくことになっております。 「秋田版モノポリー」、本当に楽しみですね。 また開会式恒例の自己紹介を兼ねた 大会1回戦のテーブル決め。 今年は抽選順位一番に岡田@2000年世界チャンピオン、 2番に百田@1988年世界チャンピオンになりました。 注目度の高い二人が早々に登場とあって、 早くも異様な盛り上がり! ただし二人が同じ卓になった2004年と違い、 2005年は分かれて対戦。 そのせいか、2004年のように どのテーブルも 極端に人気が偏ることなかったように思います。 注目の予選のゲームは次回をお楽しみに。 |
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