モノポリーエッセイ

2005年度モノポリー日本選手権
全国大会結果報告(その2)



こんにちは。
モノポリーの日本一を決定する
「モノポリー日本選手権全国大会」。
いよいよ実際のゲームの開始です。

ゲームの様子を伝える前に、少々解説を。
この全国大会、まず予選が3ゲームありまして、
基本的に予選上位5人が
決勝のワンゲームマッチにすすみ、
そこで勝てば晴れて日本チャンピオンになります。
予選ではモノポリー勝ちが
非常に大きなアドバンテージを得る仕組みで、
1回戦から激しい戦いが期待されました。

しかし肝心の1、2回戦は
なかなか重いムードのゲームが多かったようです。
さすが選抜されたメンバー、
少々有利になっても
簡単にモノポリー勝ちにはさせてもらえませんね。
特に特例で1、2回戦の成績上位2人が
3回戦を除外されて、決勝にシードされるとあって、
1回戦勝利の方は2回戦警戒されたせいか、
1、2回戦とも好成績をあげる方は非常に少なかったです。

またモノポリー勝ちが圧倒的に有利ですので、
最後まであきらめないプレーも目立ちました。
例えば2回戦岡田豊@2000年世界チャンピオンは、
ダークブルーに家6軒+グリーン家6軒で
圧倒的有利な相手に、
ライトパープル7軒から大逆転勝利。
モノポリーって他のゲームに比べて、
逆転の可能性が最後まで残るゲームなのです。
最後まであきらめない姿勢は非常に大事だと思います。


不利な展開に真剣な表情をみせる
岡田@2000年世界チャンピオン(左から二人目)


また1、2回戦成績上位2名以外は、
3回戦モノポリー勝ちしたプレーヤーの中から
3人が決勝にいけることになってます。
つまり3回戦の成績が非常に大切で、
例えば1、2回戦で全くダメな成績でも、
3回戦だけがんばれば
日本チャンピオンになれる可能性が残ります。
そのため3回戦は非常に熱い戦いとなり、
全部のゲームがモノポリー決着という
壮絶な結果となりました。

結果的に決勝へ駒を進めた方は、
石井方宏さん(東海地区大会上位)
長崎則久さん(近畿地区大会上位)
表寺修さん(横浜モノポリークラブ選手権大会優勝)
佐藤英一さん(関東地区大会上位)
辻本卓さん(近畿地区大会上位)
の5人です。

2004年度全国大会の決勝は
初めて決勝に進出されたばかりですが、
今回は辻本さんただ一人。
辻本さんは全国大会常連ながら
残念なことに一度も好成績はありません。
そのためか全く臆することなく
今までの不振の雪辱とばかりに、
「そろそろ自分の時代が来てもいいはず」
と闘志を露にされてます。

表寺さんは2003年度日本チャンピオン。
2004年の世界選手権日本代表決定戦で敗れた屈辱を
早くも雪辱するチャンスがきました。
長崎さんは2000年度の日本選手権全国大会決勝で、
岡田@2000年世界チャンピオンに惜しくも敗れた方。
その際優勝されていれば
長崎さんが岡田さんに代わって
世界チャンピオンだったかもしれません。
もちろん今回が絶好の雪辱の舞台ですね。

石井さん、佐藤さん共に決勝進出経験者。
どちらも過去の決勝では見所がありました。
そのとき日本チャンピオンに
わずかにとどかなかった雪辱を今回に期しているはず。

したがって今回のキーワードは「雪辱」ですね。
全員、雪辱への向けての意気込みで差は
あまりつかないでしょうから、勝負の分かれ目は
「雪辱を誓った経験」=「敗退した経験」を
いかに今回に活かせるかにかかるといえるかもしれません。

今年の日本チャンピオンが決定するまで、
いよいよあと決勝の1ゲームを残すのみ。
注目の決勝戦の模様は、次回のお楽しみに。

2006-01-28-SAT

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