モノポリーエッセイ

「はじめてのモノポリー大会」
〜モノポリー日本選手権でのモノポリーデビュー!〜

こんにちは。
モノポリー界では毎年秋、
モノポリー大会が全国各地で毎週のように開催されます。
来月からモノポリーシーズンに本格的に突入します。

モノポリーシーズンといえば
モノポリー日本一を決める
「モノポリー日本選手権全国大会」に向けた、
各地でのモノポリー大会です。
(お申し込みや大会詳細はこちらをご参照ください)
日本モノポリー協会はモノポリーの普及に向けて、
様々な活動を行なっていますが、
主な活動の一つに
このモノポリー日本選手権の開催があります。
モノポリー日本選手権に参加してくださる
ほぼ日読者の方は、
年々、着実に増えているように感じますが、
それでもほぼ日読者の皆様の中には
モノポリー日本選手権はもちろん
モノポリーの大会そのものに
参加されたことがない方も少なくないと思います。

「モノポリーでお友達や家族と
 遊んだことがあるだけですが、
 自己流のルールで遊んでばかりなので、
 ルールをちゃんと知らないとだめですよね?」
「モノポリーはTVゲームしか経験が無いのですが、
 他人と対戦しても問題ないですか?」
「豪華モノポリーグッズをゲットしたいし、
 なによりモノポリーも楽しそうなんですが、
 モノポリーって年に1回するかどうかなので、
 これじゃだめですよね?」
「子どもがすごくモノポリー好きで
 家ではいつもやってるのですが、
 モノポリー大会って年齢制限みたいなものがあって、
 小さな子どもが出る大会じゃないですよね?」

これらはモノポリーシーズンになると、
日本モノポリー協会に寄せられる、
典型的な不安の数々です。
いつもモノポリーを応援してくださる
ほぼ日読者の皆様で
まだモノポリー大会にご参加されていない方は、
多かれ少なかれ上記のような「悩み」を
抱かれていませんでしょうか?

上記のような「悩み」にお応えする前に、
まず筆者のモノポリー大会デビューの様子を
紹介したいと思います。
筆者がはじめてモノポリー大会に参加したのは、
1997年10月に東京にて開催されました
「モノポリー日本選手権関東地区大会」です。
まさにモノポリーシーズンまっさかりの時期ですね。
糸井重里日本モノポリー協会会長が
TBSの番組「王様のブランチ」にて
大会の宣伝をされていたのを
たまたま拝見したのがきっかけです。

当時の私といえば、
モノポリー大会に参加したことがないだけでなく、
大会が存在することさえ一切知りません。
年に何度か友達と楽しんでは、勝ったり負けたりして、
ルールもかなりアバウトに自己流で遊んでいました。
スーパーファミコンソフトながら
いまなおモノポリー最高のソフトとされる
「モノポリー2」は持っていて、
たまにやっていましたので、
モノポリーを知らない方からすれば
私はどちらかといえば
モノポリーファンといえたかもしれませんが、
熱心にやっていたわけではないでしょうね。

そんな私がモノポリー大会になぜ出たのかといえば、
まずはモノポリーを他人と遊ぶことができる
非常に貴重なチャンスだと考えたから。
友達や家族と何度もやっていると、
お互いの行動パターンが少し読めてしまい、
ゲームそのものが予定調和に陥りがちですよね。
もちろん名作ソフトと誉れ高い
「モノポリー2」といえども、
対戦相手のコンピューターの行動は
パターン化していますし。
全く知らない方と遊んでみることで、
モノポリーの新たな楽しみを発見できるんではないかと、
非常にわくわくした覚えがあります。

そしてそれ以上に私をモノポリー大会に駆り立てたのは、
世界的に著名なモノポリーで
世界チャンピオンを目指せるということ。
モノポリー日本選手権各地区大会は
その年のモノポリー日本チャンピオンになる第一歩。
日本チャンピオンになれば
モノポリー世界選手権の日本代表になる可能性が生まれ、
最終的にモノポリーの世界チャンピオンを
目指すことができる。
こんな「Road to World monopoly champion」を
糸井会長が熱心に解説してくれたのですね。

「モノポリーって世界一売れているボードゲームなんだ」
「世界的に注目される世界選手権まであって」
「つまり、誰でも世界チャンピオンにもなれるんだ」
世界一を目指す、なんて甘美なフレーズなのでしょう。
その瞬間、電話にて速攻で
大会参加を申し込んでいました。
(当時はウェブでの申し込みができませんでした)

このように大会に初参加する前の私は、
おそらくまだ大会に参加されたことがない方と
あまり大差のないモノポリー歴でしかありませんでしたが、
大会に参加してみて特に不都合はなかったですね。
私みたいな初心者も大勢いらっしゃいますし、
子どもどころか高齢者の方まで老若男女、
幅広い年齢層の方が参加されており、
モノポリーを楽しんでやろうという雰囲気が
会場に満ち溢れていましたね。
(つい先日もシニア向け雑誌『百楽』の取材を受けました。
 なかなかおしゃれに取り上げてくださいましたので、
 ほぼ日読者の皆様もぜひ読んでみてくださいね)

そして他のベテランプレーヤーのゲームぶりに
非常に刺激を受け、
なにより他人と遊ぶモノポリーがおもしろく、
はまってしまいました。
「次の世界チャンピオンになってやろう」
と密かに誓って、家路についたのでした。

皆様もモノポリーに興味をお持ちで、
何度か遊んだことがあるというなら絶対に大丈夫。
年齢制限も一切ありませんので、
小さなお子さんでももちろん大丈夫。
ルールがうろ覚えでも特に不自由はありません。
モノポリー大会にぜひご参加ください。
そしてモノポリーを楽しんで、
ついでに世界チャンピオンも目指しちゃってください。

日本モノポリー協会では
モノポリー日本選手権用に
「日本選手権ルール」をもうけており、
市販のモノポリーに同封されているルールブックで
あいまいでわかりにくい部分を中心に
ある程度わかりやすく解説しております。
こちらをご参照ください)
しかし、この全てを理解している方は
大会の審判くらいでして、
ゲーム中にめったに発生しないことも
多数解説していますから、
細部までご存知である必要は全くございません。
大会に備えて読まれるというよりは、
お友達やご家族と遊んでいて、
わからないルールがあった際に参照される、
という使い方がぴったりだと思います。

なおはじめての方から何度も大会に参加されるような方まで
それぞれの興味にしたがって
モノポリーの「大会」をよりご理解いただけるよう、
日本選手権や世界選手権などのモノポリー大会の紹介や
ルールのさらなる詳しい解説などを
モノポリー大会専門サイトにて用意しております。
こちらをご参照ください)
あくまでもご参考程度ですので、
お暇な際にでも読んでみてくださいね。

では、ほぼ日読者の皆様と
モノポリー大会でお会いできるのを楽しみにしております。


(2000年モノポリー世界チャンピオン、
 日本モノポリー協会専務理事・岡田豊)

2007-08-16-THU

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