モノポリーエッセイ |
2007年度モノポリー日本選手権 全国大会結果報告(その2) こんにちは。 モノポリー日本一を決める大会、 モノポリー日本選手権のレポート、第2回目です。 使用ボードが夢の「ディズニーピクサー版」ならば、 集まってくる人たちにとっても夢の「日本選手権」。 今年はどんな人たちが参加し、どんな人が勝つのでしょうか。 11月10日、東京都の中野サンプラザに、 出場選手たちが続々と集結して来ました。 北海道から九州までの各地の代表選手たちは、 受付を済ますと、 同じ会場で行われているプレイベントを 熱心に見学をしていたようです。 そう、もうすっかり恒例となりました 「ラストチャンス大会」がこのとき開催されていたのです。 ラストチャンス大会とは、 日本選手権の初日、その開会式直前に行われ、 入賞者はそのまま日本選手権の選手として 出場できるという、 最後の出場枠を争う大会です。 文字通りの「ラストチャンス」をかけた 大会となるわけです。 今年は「3名」が このイベントから全国大会への最後の切符をゲットします。 もちろん、このようなスケジュールで行われる以上、 単なる大会ではありません。 参加者はたとえ勝つことができなくても、 引き続き行われる開会式に出席し、 選手紹介などのセレモニーに同席し、 出場者と同じように臨場感を味わうことができます。 もちろん、続けて同夜に行われる第1回戦を 観戦することもできます。 今年は例年よりも料理などが やや豪華になっていた模様です。 ラストチャンス参加者にとっても、 モノポリー仲間たちとのパーティーへの参加費と考えれば 安いものだったと判断していただけたようです。 今年はラストチャンス大会としては過去最高となる 48名もの参加者がありました。 ラストチャンス大会のルールはいたってシンプルです。 極端に言えば、大会終了までに より多く勝利することが条件です。 1ゲームごとの開始や終了の時刻は統一されておらず、 前のゲームが終わった選手から順番に 次のゲームへの移動となっていますから、 単に勝つだけではなく 素早くモノポリー決着させることが重要となってきます。 たとえ勝てなくても、 そのゲームが早く終われば 次のゲームをその分早く開始できるわけですから、 全員がスピード決着を目指す流れとなります。 ルールでは3勝目をあげた時点で勝ち抜け。 しかし短時間で3勝あげるのは至難の技。 3勝者が3人出る可能性は相当低いはずです。 そこで終了までに通過者が出揃わない場合には、 1勝でもあげた方によって、 「ダイスでGO」と呼ばれる プレーオフ用のミニゲームにて、 残りの通過者を決定します。 このミニゲーム、完全にサイコロの運任せ。 何の戦略もいりません。 時間内になんとか1勝でもすれば、 あとは運を信じて、ただサイコロを振るだけなのです。 全国大会に出場するには全国各地で開催される 様々なモノポリー大会で 成績上位になる必要があるのですが、 その中でもこの「ラストチャンス大会」は 最も運任せの要素が強いかもしれません。 「実力はともかく、運にはとにかく自信がある」 という方はぜひこの大会にご参加ください。 (原文:1999年モノポリー日本チャンピオン 宮野徹 監修:日本モノポリー協会専務理事・ 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊) |
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