モノポリーエッセイ |
モノポリー世界チャンピオンへの道その1 「運の要素が強いゲーム」 〜Road to 2009 Monopoly World Champion〜 こんにちは。 ほぼ日読者の皆様、新年おめでとうございます。 2011年になって初めての掲載です。 本年も何卒宜しくお願いいたします。 毎年、初めての掲載は 関西地区でのイベント告知が多かったと思います。 もちろん今年も1月8、9日に京都、 大阪にて開催いたします。 今年こそモノポリーを 思いっきり楽しんでやると意気込むあなた。 サイコロの「振り初め」に、ぜひご参加ください。 イベントの詳細はこちら。 さて、今年初めての記事は、 「モノポリー世界チャンピオンへの道 〜Road to 2009 Monopoly World Champion〜」 と題しまして、 2009年の世界チャンピオン誕生にいたる軌跡を、 長期かつ不定期連載したいと思います。 本来ならなるべく早く皆様に 紹介しなければならないところを、 横浜版モノポリーの製作などに時間をとられ、 遅くなりましたことをお詫びいたします。 2010年度のモノポリー日本一決定戦に、 初めて米国から初代世界チャンピオンと 世界モノポリー協会会長を招聘し、 いろいろ話す機会があり、 あらためて、世界のモノポリーを語る必要性を 痛感しました。 そのためには世界チャンピオンへの軌跡を紹介するのが 早いと思い、筆不精を忘れて、記事にさせていただきます。 長くなると思いますが、 ぜひとも最後までお付き合いいただければ幸いです。 さてモノポリーはご存知のとおり サイコロを使って遊ぶゲーム。 サイコロは100万回練習しても いうことを聞いてくれそうにありません。 つまり運だけはどうしようもないということです。 例えば4人ゲームで1人の勝者となると、 単純に勝率は25%。 しかし、日本のトッププレーヤーでも 4割を超えるプレーヤーはいません。 つまりどんなに腕を磨くといっても、 勝率を数パーセント上げるのが精一杯であって、 ビギナーでも世界チャンピオンに 勝利できるゲームでもあります。 この10数年間、日本チャンピオンに2回なったのは たった一人。 今年の日本チャンピオンは 埼玉県ふじみ野市在住の中原健太郎さんですが、 (余談ですが、埼玉県在住者の日本チャンピオンは おそらく初) 初出場初優勝を飾っています。 よく顔を拝見するようになって2年目での出来事です。 これは近年の日本チャンピオンに 実力がないというのではありません。 あえて実力うんぬんをいえば、突出したプレーヤーはなく、 戦国時代のごとく、群雄割拠の状態といえるでしょう。 逆説的にいえば実力伯仲だからこそ、 運の要素がより際立っているということもいえます。 さらにいえば、こんな時代だからこそ、 旧来の常識に沿わない革新的なテクニックを駆使する プレーヤーが、確率を乗り越えて 一気に頂点にたつことも考えられます。 モノポリーは「やり尽くされていない」ゲームで、 まだまだ奥が深そうです。 そこに新規のテクニックが登場する余地が 大いにあるとみています。 モノポリーで一定レベルの実力を身につけるのは、 それほど難しいわけではありません。 トップレベルのプレーヤーと遊ぶなど、 良質なゲームを5ゲームほど経験いただければ、 おそらくその水準には達します。 したがって、日本チャンピオン、 世界チャンピオンになる可能性は、 誰にもあります。年齢、性別なども不問です。 今読んでくださっているあなたにももちろんあります。 常識にとらわれないビギナーこそ、 新しいテクニックを発見できる可能性が高そうです。 世界チャンピオンという ものすごくスポットライトの当たる場所に、 自分がいることをぜひイメージしてみてください。 悪いことでもしない限り、ヤフーのトップページに 自らの行動で自分の名前が出ることは かなり難しいでしょうが、 モノポリーの世界チャンピオンなら それも可能かなと思います。 そんなモノポリーにぜひ挑戦してみてください。 次回はそんな運だらけのモノポリーにはまる理由を 記したいと思います。 (文章:日本モノポリー協会専務理事・ 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊) |
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