モノポリーエッセイ


モノポリー世界チャンピオンへの道その3
「モノポリー大会で優勝できる確率」
〜Road to 2009 Monopoly World Champion〜


こんにちは。
前回の掲載からちょっと間が空いてしまい、
申し訳ありません。
久しぶりの掲載となります。

2010年度のモノポリー日本一決定戦は
横浜版モノポリー発売を記念して横浜で開催し、
初代世界チャンピオンと世界モノポリー協会会長という
外国人が初めて参加いたしました。

そのせいもあって、東日本大震災では
海外の知人から心配するメールをたくさんいただきました。
彼らにとっては
「地震のあったのは日本であって、
 日本といえば東京でしょう」
みたいな感じですので、
「東京に住んでいるあなたは大変でしょう」
というわけですね。
外国の方に日本の地理を説明しても
なかなかわからないようなので、
いろんな機会を通じて、
「東京ではいつもと変わらず、
 モノポリーを楽しんでいますよ」
ということをアピールしていきたいと思います。


さて本題です。
モノポリー日本チャンピオンになるには、
毎年度開催されている
モノポリー日本選手権全国大会に出場し、
優勝するしかありません。
そしてこのモノポリー日本選手権全国大会に出場するには、
この大会の出場権が与えられるモノポリー大会にて、
成績上位になる必要があります。

ほぼ日読者の皆様のうち、ほとんどの方にとって、
日本一決定戦であるモノポリー日本選手権全国大会の
出場権がかかるモノポリー大会に出場することが、
日本チャンピオンへの第一歩になります。
そしてそれが世界チャンピオンへの第一歩でもあります。


出場権がかかるモノポリー大会は
年間10〜15回程度開催されています。
たとえば、5月5日(祝・木)に東京で開催されます
「日本モノポリー会長杯モノポリー大会」

これは優勝者が日本一決定戦に出場することができます。
詳細はここ


「モノポリーの大会で優勝するなんてものすごく大変!」
と思われる方もいると思います。
まして
「ベテランプレーヤーに混じって
 ニューフェースが優勝できるわけはない」
と思うかもしれません。

そこで、過去の大会の結果をみてみましょう。
大会の結果は、
1999年日本チャンピオンの宮野さんのご協力で、
「ものぽねこ」というサイトの
「タイトル戦の記録」に掲載しています。
こちらをご参照してください。

成績が掲載されていない年もあって申し訳ないのですが、
掲載されているところだけみると、
これまでの会長杯は毎回50〜100人くらいが
参加しております。
そして優勝者をみると、2回優勝しているのは
ただ一人だけです。
ほぼ毎年違う方が優勝しているわけですね。

また会長杯はニューフェースが颯爽と登場するのでも
有名で、昨年の優勝者、
つまりディフェンディングチャンピオンは
なんと中学生です。

前回の記事「見果てぬ常勝の夢」で
なんとか毎回好成績を残したいと思う方は確かにいます。
しかし、大会の結果を見る限り、
特に会長杯モノポリー大会の結果を見る限りは、
このような希望はまさに「夢」でしかないわけですね。

さらにいえば、
年間10〜15回ある、全国大会への出場権付き大会で、
2つ以上優勝される方はほとんどいません。
つまり、常勝を達成している方は
モノポリー界にいないわけです。

優勝するかどうかがこれほど運に左右されているなら、
まさに誰にもチャンスがあるわけです。
今、この記事を読んでいらっしゃるあなたが、
次のモノポリー大会の優勝者であっても、
誰も驚きませんよ。


ぜひ恐れずに参加してみてください。
その勇気こそが、日本チャンピオンへの、
ひいては世界チャンピオンへの第一歩であるのは
間違いありません。

(文章:日本モノポリー協会専務理事・
    2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2011-05-01-SUN

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