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2003年度モノポリー日本選手権全国大会の結果詳報 (全5回) 〜第4回決勝テーブル進出者決定〜 こんにちは。 モノポリー日本一を決定する大会 「モノポリー日本選手権」の様子をレポートして 早くも4回目となりました。 今回は予選終了までをお送りしたいと思います。 はじめにここまでのおさらいをしてみましょう。 大会は、3回戦の予選の成績で 上位5名が決勝に進めるシステムです。 既に2回戦までが終了しており、 成績トップの勝利点16点をあげている佐藤さんが 予選通過をほぼ手中にしている状態。 以下、昨年日本チャンピオンの井元さんが13点、 有澤さんが12点と選手が続いています。 勝利点が3点以上あれば、 まだ決勝進出の可能性が残っています。 逆に、この時点でまだポイントを 1点もとっていない選手14名は、 残念ながら既に決勝進出の可能性が絶たれております。 彼らにとって3回戦は、 システム上はただの消化試合です。 しかしもちろん、棄権して帰ってしまうような選手は 一人もいません。 せっかく全国から集まってきて、 このような場で知り合えた仲間たちと、 時を惜しんでゲームで交流を深めたいと 思っているようですね。 さて、3回戦の展開を追ってみましょう。 まずは1番テーブル。今井さんと西口さんが ライトパープルをまとめるための交渉を がっちり展開中です。 お二人とも現在の勝利点が10点であり、 「勝てば決勝進出」である立場。 また、お二人とも関西圏にお住まいの今大会 「西のエース」。 どちらかが決勝へ出るという意識は強いでしょう。 この両選手の交渉に何とか割り込みたいのが 柴田さん(現在勝利点3点)。 このゲームをモノポリー勝ちすれば まだギリギリ決勝進出の可能性が残されています。 続いてお隣の2番テーブル。 ここにも現在10点の選手、妹尾さんがいます。 妹尾さんは電力水道を揃えてまずは足場固めといった構え。 その横で、現在6点の名古さんが、 時間内にモノポリー勝利を達成すべく勝負に出ます。 ライトパープルに家を建築して先行逃げ切りの構え。 3番テーブル。 辻本さんと吉原さんが共に現在10点、 表寺さんが3点です。 吉原さんがイエローを揃えて家を7軒建て、 ゲームが動きました。 表寺さんはモノポリー勝利が必須の立場ですが、 いい形になれずに苦悩中。 4番テーブル。ここには現在16点の佐藤さんがいます。 佐藤さんは極端な話、このゲームは捨ててしまっても 決勝進出はゆるぎない立場ですが、 もちろんそんな手抜きはしません。 今回もレッドの経営を開始してあくまで勝利を目指します。 これに対して岡田さんがグリーン、 中野さんがライトブルーといった布陣で 盤上がにぎわってきました。 5番テーブル。 ここには現在6点以上のポイントを持つ選手が 一人もいません。 誰もが非常に厳しい立場。 しかしまだわかりません。 金谷さんや石井さんがモノポリー勝利を達成した場合には 決勝進出の可能性が残されています。 本人もそれは当然意識しているので、 速いゲーム展開を狙って 激しく交渉を繰り返している模様です。 6番テーブル。 ここはほぼ全員に決勝進出の可能性が残されている、 ポイント持ちの多い選手が集まったテーブルです。 小学生選手の小林君もここにいます。 井元さんと山本さんの間で、 さきほどからレッドやグリーンの権利書をからめた交渉が 幾度となく炸裂しています。 まだまだ誰が勝てるのかは全くわかりません。 最後の7番テーブル。 連勝中で12点持っている有澤さんがいます。 有澤さんはセオリー通り? ダークパープルにホテルを建築して どうやらゲーム展開をゆっくりにしようとしている模様。 手元にはダークブルーとライトパープルの権利書も 1枚ずつ残しており、 序盤の形としては申し分ないように見えます。 しかし一方で、レッドなどの有力カラーが揃い始めており、 このままのんびりしていたのでは あっという間に抜き去られてしまう危険も感じられます。 よく、ここでどう動けばいいのかわからずに 何もしないでずるずる形を悪くしてしまう人がいますが、 もちろん有澤さんほどの選手であれば そのような迂闊な真似はしません。 早速積極的に自分から交渉を持ちかけ ゲームメイクを行うことでしょう。 さて、速い展開のゲームが多い3回戦。 あちこちでどうやら決着がついてきたようです。 まずは4番テーブルで、 佐藤さんがそのままレッドで圧勝しモノポリー勝ち。 3連勝でポイントも26点まで伸ばします。 続いて有澤さん、柴田さん、表寺さん、二村さんも モノポリー勝利。 終了時刻ぎりぎりになって、 6番テーブルでも山本(昌)さんがモノポリー勝ち。 唯一2番テーブルだけは 資産計算による順位決定にもつれこみ、 ここでは名古さんが1位をとりました。 佐藤さんと有澤さんは3戦全勝で文句なしの通過、 山本さんも2勝利(1モノポリー勝ち)と堂々の成績です。 続く13点には4名の選手が並びます。 決勝テーブルの定員は5人なので、 この4名のうち2名だけが決勝へ進出できます。 勝利点が同点の場合には 予選3ゲームの順位の合計(順位和)が 小さいほうを上位とする、というルールが適応されます。 例えば表寺さんなら、2位・2位・1位ですので 順位和は5です。 井元さんも1位・2位・2位ですので同じく順位和5です。 妹尾さんは3位・1位・2位なので順位和は6、 柴田さんは2位・4位・1位なので順位和は7、 したがって、表寺さんと井元さんの2名が 決勝進出枠に滑り込みました。 このお二人は、勝てない劣勢なゲームでも 2位を確保していたことが決め手となったわけです。 妹尾さんと柴田さんは僅差に泣くこととなりました。 予選の結果、上位をまとめてみますと、 以下のとおりとなります。 予選1位 佐藤英一さん26点 予選2位 有澤達也さん22点 予選3位 山本昌穂さん16点 予選4位 表寺修さん13点(順位和5) 予選5位 井元哲也さん13点(順位和5) 予選6位 妹尾真一さん13点(順位和6) 予選7位 柴田勇誠さん13点(順位和7) (決勝進出は上位5名まで) 昨年の決勝テーブルのメンバーのうち、 3名(佐藤さん、山本さん、井元さん)が 今年も残っているのには驚きです。 一方で、有澤さんと表寺さんは、 これまで何度か惜しい成績はあったものの、 決勝進出は初めてとなります。 いずれにしても、5人のうちの 誰が勝ってもおかしくはない、 強豪揃いであるというのは、周囲の見解のようです。 泣いても笑っても、残るは決勝戦の1ゲームのみ。 会場内も最高潮に盛り上がってきました。 決勝に進出する選手が着席し、 バンカー席に瀬間審判長がつきます。 いよいよ日本チャンピオンを決める一戦が開始されます。 その模様は…また次回に! |
2004-02-05-THU
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