モノポリー競技ルール

モノポリーに強力ライバル登場!?
〜「モノポリーVS人生ゲーム」サイトで激突!〜



こんにちは。
いつもモノポリーを応援してくださる
「ほぼ日」読者の皆様、
唐突ですが、モノポリーと他のゲームを
比較されたことがありますか?

ほとんどの方にとって、
モノポリーは他のボードゲームとじっくり比較して、
「こっちが優れている」と思って遊ばれているというより、
親からプレゼントされたり、
友達が遊んでいたりするのをみて、
自然と子供の頃に目にされて以来、
長〜いおつきあいになっていらっしゃることと思います。

そこでモノポリーを他のゲームと比較することで、
モノポリーについて新たな発見をしてみませんか?

世界的にみて
昔も今もダントツの発売数を誇るモノポリーですが、
あえてNo.2の座をあげてみれば
それは「人生ゲーム」といえるでしょう。

多くの方にとってモノポリーと同様に
人生ゲームも子供の頃から自然と親しんだゲームで、
やったことがなくても
名前くらいは聞いたことがあるでしょうし、
何度か遊んだ経験があれば、
長年遊ばれてなくても
「人生最大の賭けに負ける」
みたいな特徴的なイベントは
覚えていらっしゃることでしょう。

そんな人生ゲームは日本では
ボードゲームでは長らくダントツの発売数を誇り、
モノポリーはなかなかトップには立てません。
その他のボードゲームは
ある程度引き離したように思いますが、
追えども追えども人生ゲームの背中は見えない、
そんな感じかもしれません。

このたびモノポリーと人生ゲームを
ともに発売するタカラトミー社
(タカラとトミーの合併で誕生した会社で、
国内のボードゲーム市場をかなり占める存在といえますね)
がなかなか興味深いサイトをオープンさせました。
題して「モノポリー対人生ゲーム」
サイトはこちら

そこで私もこのサイトで
モノポリーの魅力を再発見してみることにしました。
なお人生ゲームは
これまでも何度も遊んだボードゲームではありますが、
モノポリーと比べて
細部まで記憶しているわけではありませんので、
やや不確かな記述がございましてもご容赦ください。

<モノポリーの再発見1>
モノポリーには「Mr.モノポリー」という
著名なキャラクターがいるが、人生ゲームにはいない


サイトのトップページで、
Mr,モノポリーが登場していますが、
人生ゲームではそれにあたるものがないようですね。
モノポリーではこのMr,モノポリーの愛嬌ある表情が
なかなか憎めない奴で
モノポリーグッズと呼ばれる
多くのキャラクターグッズが
発売される背景となっています。
ボードゲームでキャラクターグッズが
モノポリーほど発売されているものはほかにないですね。

一方、人生ゲームでキャラクターといえば、
やっぱり駒の「車」と「子供」でしょうか。
子供が生まれるイベントの度に子供を車に乗せていく、
双子誕生はなぜか私には結構頻発するイベントで
その際「二本同時に刺す」のが
なんともいえない感触ですね。


<モノポリーの再発見2>
モノポリーでは「用心深さ」はあまり必要ないが、
人生ゲームは「用心深さ」がかなり重要である。


サイトでは「用心深さ」という項目で、
人生ゲームは満点の「5」であるのに対し、
モノポリーは「3」にとどまっています。
確かに人生ゲームで勝つには
勝負所でリードしていると目立ってしまい、
お金を奪われたり、駒を後ろに戻されたりなど、
報復されまくるので、
「用心しないといけない」みたいな教訓があったような。
ダメージを受けるイベントに備えて
「各種保険」に入るのもセオリーかもしれませんね。

一方モノポリーも用心深いゲーム、
と思われている方も少なくないと思いますが、
それはちょっとちがうかもしれません。
モノポリーは「攻撃こそ最大の防御」が教訓のゲームで、
守りを固めるよりもどんどん攻撃するのが、
勝つためのセオリーですね。
このサイトを作った方はモノポリーを
相当やりこんでいらっしゃるのでしょうか!?


こんな感じで、なかなか楽しめるサイトに
できているように思います。
モノポリーも人生ゲームもルール上の勝利だけでなく、
どんな形でも「楽しめば勝ち」であることは
間違いありません。
「ほぼ日」読者の皆さんも
このサイトで新たな楽しみを発見して
「勝利」してくださいね。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
    2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2007-10-13-SAT

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