秋も深まりずいぶん肌寒くなった。
お日さまが低く午後3時を過ぎると暗く感じる。
撮影を終え車で家路をいそぐ。
山崎まさよしが歌った
「お家へ帰ろう~♪ シチューを食べよう~♪」の
CMソングをふと思い出し聴きたくなる。
シチューか‥‥
この季節の夕暮れどきはやけに郷愁を感じる。
それにつられお茶とお菓子が食べたくなるのは
子供の頃の習慣が原因だ。
丸いスポンジケーキに生クリームを塗り
半分に折り重ねたフランスの洋菓子、オムレット。
本場のそれをいまだ見たことはないが似たものを
母がパートの帰りに買ってきてくれ、よく食べた。
こたつにおかれた茶菓子のお椀には
いつもまんじゅうやせんべいが入っていた。
家具調のブラウン管テレビで
再放送のトムとジェリーを観ながらそれを食べつつ
こたつ布団にこぼした食べかすを気にしていた。
母にいくら注意されても
晩ごはんの前のお菓子がやめられなかった。
小野新町のシェフリー松月堂のオムレット。
かつて和菓子問屋だったお店を
現在の店主、渡辺一雄さんが和洋菓子店とし
奥さまと息子さん、家族3人で営んでいる。
マカロンのように色とりどりのオムレットたちは
種類が豊富で遠方からもそれ目当てで来るお客が絶えない。
矢吹町の柴田屋せんべい店は手焼きがモットー。
編目というせんべいが気になって撮影したが
巻きせんべいが自慢の地元で愛されるお店だ。
人形焼きは食べる前に並べその顔をじっくり眺める。
どちらもおいしい記憶といっしょにいただきたい。
きょうも撮影が終わった。
お家に帰ろう~♪