こんにちは、ほぼ日の奥野です。
本日は、あす8月11日(土)から
「発売になる本」と
「はじまるイベント」について、お伝えします。
本については、
僕もふくめて「待ってました」という人、
けっこう多いと思います。
また、イベントのほうは
「えーっと、どんなことになるのかなあ?」と
ワクワクしちゃう感じのもの。
本とイベントは
別に関係しているわけじゃないのですが
たまたま、両方とも担当が僕だったということで
いっしょにお伝えさせていただきますね。
テーマは「イラスト」と「写真」、です。
『スケッチトラベル』日本語版、発売。
昨年10月に「ほぼ日」で連載されていた
「THE SKETCHTRAVEL スケッチトラベル」
というコンテンツをご存知でしょうか。
1冊の真っ白なスケッチブックが
世界の名だたるアーティストからアーティストへ
「手渡し」で回されていって
4年半ののちに
すごい「移動する美術館」になって帰ってきたという、
おとぎ話みたいなホントの話があるんです。
上のコンテンツは、この「あそび」を考えついた
ピクサーの堤大介さんと、
それを「おもしろーい」と思った糸井との対談。
詳しくは連載を読んでほしいんですが、
この「あそび」に(もちろん無償で)付き合った
アーティストがすごくって、
フレデリック・バックやグレン・キーン、
ジェームス・ジーンといった
世界的に有名なイラストレーターやアニメーター、
日本からも
松本大洋さん、寺田克也さん、宮崎駿さん‥‥。
©フレデリック・バック
©松本大洋
堤さんと糸井の対談を公開したときには
とても大きな反響を呼び、
「そのスケッチブック、中身見たいんですけど
本にならないんですか?」
という問い合わせを、たくさんいただきました。
先にフランス語版・英語版と出版され、
このたび、ようやく
飛鳥新社さんから日本語版が発売されるというので
こうして、嬉しい気持ちでお知らせする次第です。
▲日本語版『スケッチトラベル』の帯は糸井重里が書かせていただきました。
日本語版『スケッチトラベル』¥3,150
Amazonでのお求めは、こちら。
ちなみに、連載の中でも触れているんですが、
本物のスケッチブックは
昨年の秋、オークションにかけられました。
そのときの収益金で
ラオス、カンボジア、ネパール、ベトナム、
スリランカの5カ国に
子どもたちのための図書館が建てられたそうです。
ようやく、日本語版の発売にこぎつけました。
ぼくは日本人ですから、
やはり日本語版にいちばん力が入ったかな、と思います。
この本のアーティストへの印税は
全額、チャリティ団体Room To Readに寄付されます。
図書館も、5カ国に建てることができました。
世界中のアーティストたちの「あそび」によって、
図書館のなかった地域の子どもたちが、いま、本を読んでいます。
じつは、今年の11月に
何人かのアーティストと現地を訪ねて
イラストのワークショップをやろうと計画しているんです。
その場で、子どもたちや現地のアーティストとの
素晴らしい出会いがあるとしたら、
それが、本当の意味での
「スケッチトラベル」じゃないかなあ、と思っています。
石川直樹さんの「HEMISPHERE」開催。
さて、イラストの次は写真の話題。
世界を旅する写真家・石川直樹さんによる
ちょっとおもしろそうなイベントのご紹介です。
まず期日ですが
8月11日(土)と12日(日)の、2日間。
会場に入ると、これまでに出版された
石川さんの写真集に収録されなかった
未発表の六切プリント300枚が
ずらずらーっと、展示されているそうです。
(石川さんの写真展で
そんな数の写真を並べたものは
行ったことないので
きっと壮観だろうなあと予想してます)
で、事前にウェブでチケットを購入しておくと、
そのなかから、プリントを2枚、獲得できます。
そして、そのゲットした2枚のプリントの上に
シルクスクリーンで
石川さんの書いたテキストを
刷ってもらえる‥‥といった趣向のものだそう。
好きなプリントを、その場で選んで組み合わせて
その上に、石川さんのテキストを刷ることで
「2枚でひとつの作品」が、できあがる。
プリントが300枚ですから、チケットは150枚限定。
どのプリントを選ぶかは「早い者勝ち」で
そこに、どんなテキストが載るかについては、
会場に行ってからのお楽しみ‥‥。
つまり、最終的に、どんな作品を手にするのか
ぜんぜん予想がつかなくって、ワクワクするんです。
プリントとしては、
たとえば、以下のような作品が並ぶみたいです。
©Naoki ISHIKAWA
©Naoki ISHIKAWA
石川直樹『HEMISPHERE』8月11日(土)〜12日(日)
チケットのお求めは、こちら。
※300枚限定のチケットが売り切れしだい締め切ります。
石川さんの写真展に行ったことがある方は
わかってもらえると思うんですが、
石川さんの写真、
大きく引き伸ばされた「本物」を見ると
すごい迫力で、
予算とか、自宅に飾れるスペースがあるのかとか
いろいろ考えるまえに
うわー、ほしいな‥‥と思っちゃいます。
でも、オリジナルプリントのお値段って、
決して安くはないですよね。
石川さんが命がけで撮ってきた写真だから
当然の値段なわけですけれど、
今回のイベントでは
六切サイズ(20.3×25.4cm)のプリント2枚が
「¥8848」のチケットで手に入るんです。
‥‥というわけで、
個人的なことでたいへん恐縮ではありますが
私、さっそく申し込んでしまいました。
なお、展示を見るだけなら入場無料とのこと。
チケットが残っていたら
その場で購入もできるそうなので、
みなさんも、遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
写真集のセレクトから外した作品を
ご自身の手で、新しく作り替えてみてください。
2枚のプリントを組み合わせ、
そこに、テキストの断片を刷ることで
新たな作品が構築できると思います。
ちなみにぼくはいま、インドのデリーにいて、
これからコルカタに入ります。
そのあとはバングラデシュのダッカに入りますが
8月11日・12日のイベント両日には
ちゃんと会場にいますので
みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。
本日は、あす8月11日(土)から
「発売になる本」と
「はじまるイベント」について、お伝えします。
本については、
僕もふくめて「待ってました」という人、
けっこう多いと思います。
また、イベントのほうは
「えーっと、どんなことになるのかなあ?」と
ワクワクしちゃう感じのもの。
本とイベントは
別に関係しているわけじゃないのですが
たまたま、両方とも担当が僕だったということで
いっしょにお伝えさせていただきますね。
テーマは「イラスト」と「写真」、です。
『スケッチトラベル』日本語版、発売。
昨年10月に「ほぼ日」で連載されていた
「THE SKETCHTRAVEL スケッチトラベル」
というコンテンツをご存知でしょうか。
1冊の真っ白なスケッチブックが
世界の名だたるアーティストからアーティストへ
「手渡し」で回されていって
4年半ののちに
すごい「移動する美術館」になって帰ってきたという、
おとぎ話みたいなホントの話があるんです。
上のコンテンツは、この「あそび」を考えついた
ピクサーの堤大介さんと、
それを「おもしろーい」と思った糸井との対談。
詳しくは連載を読んでほしいんですが、
この「あそび」に(もちろん無償で)付き合った
アーティストがすごくって、
フレデリック・バックやグレン・キーン、
ジェームス・ジーンといった
世界的に有名なイラストレーターやアニメーター、
日本からも
松本大洋さん、寺田克也さん、宮崎駿さん‥‥。
©フレデリック・バック
©松本大洋
堤さんと糸井の対談を公開したときには
とても大きな反響を呼び、
「そのスケッチブック、中身見たいんですけど
本にならないんですか?」
という問い合わせを、たくさんいただきました。
先にフランス語版・英語版と出版され、
このたび、ようやく
飛鳥新社さんから日本語版が発売されるというので
こうして、嬉しい気持ちでお知らせする次第です。
▲日本語版『スケッチトラベル』の帯は糸井重里が書かせていただきました。
日本語版『スケッチトラベル』¥3,150
Amazonでのお求めは、こちら。
ちなみに、連載の中でも触れているんですが、
本物のスケッチブックは
昨年の秋、オークションにかけられました。
そのときの収益金で
ラオス、カンボジア、ネパール、ベトナム、
スリランカの5カ国に
子どもたちのための図書館が建てられたそうです。
ようやく、日本語版の発売にこぎつけました。
ぼくは日本人ですから、
やはり日本語版にいちばん力が入ったかな、と思います。
この本のアーティストへの印税は
全額、チャリティ団体Room To Readに寄付されます。
図書館も、5カ国に建てることができました。
世界中のアーティストたちの「あそび」によって、
図書館のなかった地域の子どもたちが、いま、本を読んでいます。
じつは、今年の11月に
何人かのアーティストと現地を訪ねて
イラストのワークショップをやろうと計画しているんです。
その場で、子どもたちや現地のアーティストとの
素晴らしい出会いがあるとしたら、
それが、本当の意味での
「スケッチトラベル」じゃないかなあ、と思っています。
石川直樹さんの「HEMISPHERE」開催。
さて、イラストの次は写真の話題。
世界を旅する写真家・石川直樹さんによる
ちょっとおもしろそうなイベントのご紹介です。
まず期日ですが
8月11日(土)と12日(日)の、2日間。
会場に入ると、これまでに出版された
石川さんの写真集に収録されなかった
未発表の六切プリント300枚が
ずらずらーっと、展示されているそうです。
(石川さんの写真展で
そんな数の写真を並べたものは
行ったことないので
きっと壮観だろうなあと予想してます)
で、事前にウェブでチケットを購入しておくと、
そのなかから、プリントを2枚、獲得できます。
そして、そのゲットした2枚のプリントの上に
シルクスクリーンで
石川さんの書いたテキストを
刷ってもらえる‥‥といった趣向のものだそう。
好きなプリントを、その場で選んで組み合わせて
その上に、石川さんのテキストを刷ることで
「2枚でひとつの作品」が、できあがる。
プリントが300枚ですから、チケットは150枚限定。
どのプリントを選ぶかは「早い者勝ち」で
そこに、どんなテキストが載るかについては、
会場に行ってからのお楽しみ‥‥。
つまり、最終的に、どんな作品を手にするのか
ぜんぜん予想がつかなくって、ワクワクするんです。
プリントとしては、
たとえば、以下のような作品が並ぶみたいです。
©Naoki ISHIKAWA
©Naoki ISHIKAWA
石川直樹『HEMISPHERE』8月11日(土)〜12日(日)
チケットのお求めは、こちら。
※300枚限定のチケットが売り切れしだい締め切ります。
石川さんの写真展に行ったことがある方は
わかってもらえると思うんですが、
石川さんの写真、
大きく引き伸ばされた「本物」を見ると
すごい迫力で、
予算とか、自宅に飾れるスペースがあるのかとか
いろいろ考えるまえに
うわー、ほしいな‥‥と思っちゃいます。
でも、オリジナルプリントのお値段って、
決して安くはないですよね。
石川さんが命がけで撮ってきた写真だから
当然の値段なわけですけれど、
今回のイベントでは
六切サイズ(20.3×25.4cm)のプリント2枚が
「¥8848」のチケットで手に入るんです。
‥‥というわけで、
個人的なことでたいへん恐縮ではありますが
私、さっそく申し込んでしまいました。
なお、展示を見るだけなら入場無料とのこと。
チケットが残っていたら
その場で購入もできるそうなので、
みなさんも、遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
写真集のセレクトから外した作品を
ご自身の手で、新しく作り替えてみてください。
2枚のプリントを組み合わせ、
そこに、テキストの断片を刷ることで
新たな作品が構築できると思います。
ちなみにぼくはいま、インドのデリーにいて、
これからコルカタに入ります。
そのあとはバングラデシュのダッカに入りますが
8月11日・12日のイベント両日には
ちゃんと会場にいますので
みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。
石川直樹「HEMISPHERE」 日時:8月11日(土) 12:00〜18:00 |
2012-08-10 FRI