今年『ナイン』は大当たりする! 去年は知らなかったくせに、応援します。 |
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ とれたてニュース! 大阪公演の感想メールを掲載します! ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 第十五回 あらためて大阪公演開幕レポート! ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ それではぼくからも、 この3日間ぐぐぐっとおさえてきた 大阪公演開幕の興奮をお伝えします。 『ナイン THE MUSICAL』の上演記録に、 そしてシアターBRAVA!の歴史に刻まれた、 あの日のカーテンコールの数分間のこと。 ●いちばん最初の「ブラヴァ!」 初日のカーテンコール、 気がつけばスタンディングオベーションのなか、 シェフさん、べっかむさんと並んで拍手を送ってました。 素晴しく仕上がった舞台に、それから観客席に。 ありがとう! ありがとうございます! 満員だ! そこから見えなかった2階席からも満席以上の拍手! ついに聞こえたブラヴォ! そして、ブラヴァ! さすがわかってらっしゃる、大阪のお客さま。 そう来なくっちゃ。 劇場に名前がついたときから、 関係者の誰もが思い描いてきたこの瞬間、 シアターBRAVA!に響く最初の「ブラヴァ!!」 素直な感動のコールでした。 「ブラヴァ!」は舞台上の女性を讃える感嘆詞。 しかも『ナイン THE MUSICAL』は、 シアターBRAVA!の「こけら落とし」。 先日「あっち」さんがメールで教えてくださったとおり、 みんなに福がある、みんなが祝福される公演です。 さらに、なんと言っても『ナイン』は、 「女性たちを、愛するということを、 そして夫婦の愛を祝福している作品」ときてます。 もう「こけら落とし」の開幕初日となれば、 盆と正月とコングラッチュレーションと セレブレーションが塊で来たみたいな日です。 加えて、広報係がいうのもアレですが、 舞台の仕上がりも最高でした。 ありがとう! おめでとう! うれしい! すばらしい! 別所さん、なんていい顔なんだろう。 新キャストのみんなの瞳も光ってる。 スタンディングオベーションの嵐のなか、 シアターBRAVA!にありとあらゆるハッピーが 宿ったのでした。 ●なにわの空の下、熱いぞ! 公開衣裳パレード すでに舞台稽古が一段落していた初日前日の午後、 気温27度、初夏を思わせる快晴の劇場前に、 こんな大盛り上がりがありました── 最終リハーサルまでの数時間を見計らっていた 門井プロデューサーが仕掛けたプログラム、 キャスト全員のコスチューム写真の撮影。屋外で。 祝日の昼すぎ、大阪城公園に面した玄関前は、 いつもより人通りも多くにぎやかでした。 そこへ衣裳をつけメイクをした俳優たちとカメラマン。 道行く人が少しずつ気づき始めます。 撮影ポーズが決まるとキャスト同士の歓声、 その盛り上がりにみるみる人垣が。 あ、リトルグイド役の向笠くんがチラシを配ってる! 「あしたから始まる『ナイン』です! ミュージカルです、観てくださいっ。」 劇場主任もすかさず事務所へチラシをとりに走る。 打ち合わせなし、楽しいパプニングの連鎖。 劇場玄関前に巻き起こった突然のフェスティバルです。 スケジュール表にも書いてなかった「衣裳パレード」。 TVコマーシャルやポスター貼りは、 シアターBRAVA!ががんばってくれました。 でもtptじゃなきゃできないことを、 劇場前で起してみせた門井プロデューサー。 ここで演劇がはじまるんです! そう伝えた出来事です。 演劇をつくることの一部として。 演劇をつくるハートで。 ●創造の記憶を刻め!直前ワークショップ 門井さんの企てはもうひとつありました。 最終リハーサル2時間前、劇場ロビーでの、 「ミュージカル・ワークショップ」の開催。 ミュージカル学校の生徒さんや、近県の劇団から、 急遽約20名に参加していただいて。 おそらく、連絡したのは前日のはず。 そしてはりきったのは振付家のグスタヴォ。 稽古で毎日やっているリラックス・マッサージ、 ウォーキング、それから『ナイン』のナンバー、 「フォーリー・ベルジェール」の振付。 途中からキャストの池田さん、宮さんが合流。 ワークショップは90分間。 リハーサル開始30分前までやりました。 これもスケジュール表にはなかったイベントです。 劇場関係者はリハーサルにお招きした人を迎えつつ、 ロビーを注目してました。 舞台の進行に余裕がなければできなかったことですが、 門井さんがどうしてこれを必要としたか── ぼくは企てを聞いていたのに手伝えなかったし、 眺めつつ感動してたことも告白してませんが、 こんなふうに想像しています。 シアターBRAVA!は真新しい劇場です。 tptが「こけら落とし」に選んでもらって、 劇場をただの入れ物にとどめたんじゃつまらない、 創造のエネルギーを生み出す場所として出発させたい、 そういう思いじゃないかと。 儀式や乾杯も本当に大切だけど、 開幕前にどうしても欲しかったのは、 劇場に生きた記憶を刻みこむことだって。 公演が始まってからじゃなく、このときに。 開幕直前に新劇場のロビーで起きたことは、 ワークショップに参加してくれた人たちを通して、 ずっと宣伝されることを心密かに願います。 きょうのことは全部、 勝手に思ったことですけれども。 (つづきます!) |
2005-05-09-MON
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