今年『ナイン』は大当たりする! 去年は知らなかったくせに、応援します。 |
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ いよいよ今週末で大阪公演は終了! 27日からは東京公演です! ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 第十七回 『乗客』にならないで! ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ BRAVA!の観客席が、はっきりと熱いです。 大阪のみなさん、ありがとうございます、本当に。 デヴィッド・ルヴォーは大阪が大好きで、 挨拶などでもよく口にしますが、 けしてリップサービスではありません。 震災のとき、自分もなにかをしたいと、 ワークショップを開いたこともありました。 この公演も千秋楽まで大阪に残り、 すべてのステージを見守ります。 さあ、大阪はあと3ステージ。 いまぼくは大阪から吹いてくるいい風を 東京公演のチカラにすべく、 隅田川の運河岸(tptの事務所!)にもどりました。 たった今、公演中の別所哲也さんから、 この連載のためのコメントが到着! 大阪で八面六臂の活躍のわがスタッフ 宇野さんが聞きました。 ここだけの秘密も!
別所さんが「忘れられない」という、 デヴィッド・ルヴォーの言葉を紹介します。 それは稽古のはじめのころ、 みんなに話したことです。 とても熱を込めて伝えていました。 「このミュージカルでは、 みんなはけして『乗客』じゃない。 それぞれが真ん中にいてほしい。 ひとりひとりがほかの誰にも真似できない、 大切ななにかをこの作品にもたらしてくれる。 だから、後ろの方の『その他大勢』にはならないで」 「いままではどこかで、 周りに受け入れてもらうために、 いい子でいなくちゃいけないと、 思い込むことがあったかもしれない。 でも、思い出してみて。 そういうときあなたの内側に、 あらゆる葛藤や悩みが渦巻いてたことを。 『ナイン』では、 それを舞台に持ち込んでほしいんだ。 これはとてもセクシーなミュージカルで、 出演者には自分がセクシーだと 感じていてもらわなきゃならない、だけど、 本当の自分でいない限りは、 セクシーではいられないから」 初来日から15年。 日本人を本当によく理解しているこの演出家は、 最近、日本と『ナイン』への想いを、 こんなふうに話しています。 「ぼくは『ナイン』を もうどこにも持って行きたくない。 日本にやって来て、 やっとこの作品のいるべき場所に たどり着いたと思う。 ここで、いつでも人が乗り込める、 『船』になってほしい。 『ナイン』に一度参加したら、 ほかの仕事でほかの役を演じて、 そしてまた『ナイン』に戻って来られる、 そんな作品になってほしい。 『ナイン』は女性賛歌だから。 日本でこそ面白い作品になると思う」 この連載タイトルの下に、 日本は「彼の第二の故郷」と書かれていますが、 本当にそうなんです。 『ナイン THE MUSICAL』は、 世界の都市を旅して大阪・東京にたどり着いた、 日本人のためのミュージカルです。 (つづきます!)
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2005-05-13-FRI
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